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2025年08月01日19:33

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【記録】二千六百八十六年(令和七年)七月に読んだ本

アジア圏作品も入ったし欧米も入ったな。ちょっと直球のSFは薄かったな。

2025年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2685ページ
ナイス数:15ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2025/7
■カウンターウェイト (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
☆四つ。活劇が物足りなかった。脳神経科学を扱った技術的展望と、それが溶け込んでいる社会設計は興味深い。もっと起動エレベーターでの活動があればいいんだがな。企業の内訌と恋愛は調味料ってもんだな、その部分は記述が諄かった。
読了日:07月31日 著者:デュナ
https://bookmeter.com/books/22500875

■ウは宇宙ヤバイのウ! 2 天の光はすべて詐欺 (ハヤカワ文庫JA) [Kindke]
宮澤伊織の馬鹿野郎ー!(誉め言葉)。高度な物理学の解説をこなしながら、トンデモ理論が炸裂する。世の中それでいいのか? いや自分が生きてる世界じゃないけど。捧腹絶倒、百合成分横溢。猫は量子的な生き物であるのは納得。一点間違いを指摘すると「猫は人間社会への寄生種」ではない、支配種族だ!
読了日:07月28日 著者:宮澤 伊織
https://bookmeter.com/books/22793914

■聖☆おにいさん(22) (モーニングコミックス) [Kindke]
作者は一般に流布していない伝承や説話まで調べた上で、これだけ現代的なぶっ飛んだギャグに仕立て上げている。イエスもブッダも人間だからな。ギリシャ神話やエジプト神話、たまに日本神話系もネタにされるけど、ヒジュラの関係の話は流石にネタに出来ないよな。それやったら作者が暗殺されてしまうよな。フレディー・マーキュリーを引き出して?教のネタはありかな。
読了日:07月27日 著者:中村光
https://bookmeter.com/books/22793423

■SFマガジン 2025年 08 月号 [雑誌]
いまこそウィリアム・ギブスンだ! 時代が追い付いてきた。まだ没入する技術はないけど、電脳空間が我らの前に拓けている。
読了日:07月26日 著者:SFマガジン編集部
https://bookmeter.com/books/22744481

■祠破壊ホラー小説アンソロジー (星海社 e-FICTIONS) [Kindke]
怪談と云うのは、何よりも虚構力が必要だ。現実にはない「怪異」と云うものを現実的な恐怖の感情へと仕立て上げる力量が問われる。祠と云うのは何かを祀る物であるが、事に依ると呪縛を封じるも物である。破壊されれば、たとえ守り神だとしても祟りを為す。伝承に過ぎない存在かも知れないが、そこに人は恐怖を感じる。いずれの作品もそう云った法螺話の構築を目指している。それは物語りを楽しむのに相応しい。
読了日:07月24日 著者:阿泉来堂,織守きょうや,木古おうみ,最東対地,柴田勝家,蝉川夏哉,手代木正太郎
https://bookmeter.com/books/22781009

■死体埋め部の悔恨と青春 死体埋め部シリーズ (創元推理文庫) [Kindke]
ミステリーなのか? ミステリーとしては作中の現実を無視した妄想としか云い様のない「推理」で終わってしまっている。実はそこは重要ではない。重要なのは「死体」なのだ。カンカンノウを踊らせるわけではないが、死体をネタに好き勝手な物語が展開するところが面白いのだ。真っ当な生立ちでない魔物に魅入られた、平々凡々な育ちの生年が如何にトチ狂っていくかを楽しむ小説だ。救いなんか一切ないところが良い。なんせ作者はネクロフェリアなんだから。そう云う楽しみ方があっても構わない。
読了日:07月21日 著者:斜線堂 有紀
https://bookmeter.com/books/22696391

■反転領域 (創元SF文庫) [Kindke]
この作者の特徴が全面に押し出された思弁小説。作中で語られる物語りが全体の方向を暗示している。構造的にはややこしいが、伏線を回収して終盤で主題は明快にされる。人工知能を絡めて、人間の心理的な問題を扱う話なので、快活な活劇はないが、リフレイン構造で場面切替のアクロバットは、最後の事実を盛り立てる。
読了日:07月19日 著者:アレステア・レナルズ
https://bookmeter.com/books/22782226

■特殊作戦群、追跡す!(下) 『ピノキオ急襲 下』改題 (中公文庫) [Kindke]
日本人マッドサイエンティストが指導的立場となり、国際的陰謀が進められた。生命工学の倫理的禁忌を踏み躙り、超絶的な身体能力の兵士を作り上げ、性能試験が日本の自衛隊施設に対して行われた。事態は佐渡ヶ島を舞台に自衛隊の秘密部隊や空挺部隊、警察の機動隊や突入部隊から民間人を巻き込んでの攻防戦となる。やがて人造兵士の弱点や、陰謀実行側の組織的齟齬により終息するまでが描かれる。もっと司馬光二佐の自制が外れて阿鼻叫喚の惨劇が読みたかった。
読了日:07月12日 著者:大石英司
https://bookmeter.com/books/11652038

■特殊作戦群、追跡す!(上) 『ピノキオ急襲 上』改題 (中公文庫) [Kindke]
自衛隊の施設が次々と侵略される事件が続発。一方で科学記事専門の引退した新聞記者夫妻が殺害されたり、生命科学に関わる研究者が失踪する事件も発生。これらは繋がりがあるらしい。所轄の警官と公安、自衛隊の特殊部隊を含む人員が、真相解明に動く。そして、高校生が出会った事件から壮絶な戦闘が繰り広げられる。
読了日:07月09日 著者:大石英司
https://bookmeter.com/books/11642796

■13 十三不塔作品集 (anon press) [Kindke]
マガジンでは、風変りな作風の人で闇社会に注力してる嗜好の人だと思っていたが、多彩な馬鹿話から、情緒豊かな掌編までものする作家である事が展望できる作品集だ。大体、筆名でニンマリしてしまうが九蓮宝燈と云い出さないだけの分別はあるのかな。これまで読んだ作品は割に好きなので、色々なテーマで頑張って欲しい。貴重な才能だ。ただ、助詞の誤用や表現が納得できない粗さは目立ってしまうな。その辺も成長して欲しい。
読了日:07月05日 著者:十三不塔
https://bookmeter.com/books/22712575


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