mixiユーザー(id:124952)

2024年10月05日23:26

207 view

「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」感想

 これは、阪元裕吾監督、伊澤彩織&高石あかりのW主演による「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ第3弾。
 共演は「一月の声に歓びを刻め」の前田敦子、「ぼくのお日さま」の池松壮亮。
 フォト

 殺し屋協会に所属するプロの殺し屋コンビ、杉本ちさとと深川まひろ。九州・宮崎に出張したふたりは、到着早々一つ目のミッションをこなし、翌日は朝からバカンス気分を満喫……この日はまひろの20歳の誕生日でもあり、その前にさくっと仕事を済ませよう、と2人は、次のターゲットがいる宮崎県庁へと向かった。
 それは、チンピラを一人消すだけの簡単な仕事のはずだったが、指定された場所にはターゲットに銃を向けている謎の男が――男は、ひとりで150人殺し達成を目指す協会に所属しない“野良”の殺し屋・冬村かえでだった……

 阪元裕吾監督の「ベイビーわるきゅーれ」は、最初は低予算の、殆ど自主制作映画のようなものだったのに、徐々に人気を高め、本作では共演に前田敦子、池松壮亮と言うビッグネームを並べ、全国拡大公開されるようになるとは……
 しかし、映画の方は、むしろ原点回帰。ちさと&まひろのぐだぐだの日常と、キレッキレのアクションの対比が、この「ベイビーわるきゅーれ」の魅力ですが、そこはそのままで、ぐだぐだ多めだった「2」に対し、本作はアクション多め、クライマックスも敵味方多数の撃ち合い&格闘と見せ場満載の内容となっている。

 今回の敵役は池松壮亮で、スタントダブルを用いずにスタントマンが敵役に扮してまひろ役の伊澤彩織との迫力あるアクションを見せていたこれまでとは変わってしまう、と危惧したのだが、池松壮亮は結構アクションもこなせる俳優であり、勿論、スタンドダブルは使っているのだろうけれどこれまでと遜色のない、見応えのあるアクションを見せている。 
 前半の宮崎県庁内での、特に階段を使ったアクションはダイナミックだし、クライマックスの肉弾戦は、「2」で見せたようなケレン味はない一方で、1作目のオマージュとなる大技をキメ技に持って来るなど、ファンをニヤリとさせる作りにしているのも心憎い。あと、これまでガンアクションが主だった高石あかりが、本作では素手やナイフによる格闘もかなり見せているのも注目だろう。

 また、物語としても、2人が社会に出るのを描いた1作目、生活に躓いてしまった2作目に対し、本作では前田敦子演じる入鹿との掛け合いに先輩・後輩の軋轢を描き、冬村かえでとの対比で、プロとアマチュアの差異を見せるなど、物語内容もちゃんと進歩しているのは見逃せない。

 「ベイビーわるきゅーれ」は、劇場版としてはこの三作目で終了、後はTVドラマ版で、と言う事のようだが……阪元監督には、このシリーズの成功を足掛かりに更なる進歩を見せて欲しいものだ。
2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年10月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

過去の日記

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年