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2024年09月21日19:17

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最高速からのブレーキングのコツ(上級者向け)

最高速からの急ブレーキは、究極のブレーキと言えるでしょう。
普通の急ブレーキと何が違うかと言うと、持ってる運動エネルギーが桁違いに大きいのでミスが許されない状況です。ミスは命にかかわります。
速度が速いので少しの遅れでも走る距離が長くなってしまうので、のんびり掛ける訳にはいきません。
不安定なブレーキだとバイクや車がどこに行ってしまうのかわかりません。
最高速から上手く減速出来ないと大事故になってしまいます。

でも、やる事は普通の急ブレーキと基本的には同じです。
でも誤魔化しが効かないので、高度な技術でやらないと危険です。
普通の急ブレーキより特に安定感を高めて、且つ無駄がないようにしないといけません。

まず、一瞬早くリアブレーキを掛けてください。
一昔前までは、レーサーはリアブレーキを使わないのが常識でした。
でもレーサーはリアブレーキを使わなくもブレーキが安定するように、サスペンションのセッティングがされていますが、公道用のバイクで最高速からフロントブレーキを先に掛けると、一気にフロントダイブしますから、バイクは非常に不安定になってしまいます。
当たり前ですが、前後ともにガツンとブレーキを掛けてはいけません。
ABS付きは、教習所でも交通機動隊や高速隊でも、急ブレーキの場合はガツンと掛けるよう教えているようですが、それが正しいと信じてはいけません。
ABS無しならタイヤがロックしてしまいますし、ABS付きの場合はロックはしませんが車体の安定感が高くなく、スピン(横滑り)しやすくなるし、制動距離が長くなります。

リアブレーキを掛け始めた0.1秒後にフロントブレーキを掛け始めてください。
急ブレーキなので1秒後では駄目です。速度も出ているので、1秒で結構な距離を走ってしまいます。
急ブレーキじゃなければ1秒のラグを作っても良いです。

次に0.5秒くらいで、ブレーキでリアとフロントのサスペンションを下に沈めてください。
道路にバイクを押し付けるイメージです。
バイクを下に沈めたら、フロントブレーキを強くしてフロントタイヤをより地面に押し付けていきます。
フロント下りの姿勢になりますが、リアブレーキも使っているので、極端にフロント下りにはならないです。極端なフロント下がりの状態は安定感が高くなくリアタイヤが使えてないので、制動距離が長くなります。

低い速度からの急ブレーキの場合には考えている時間は殆どないので、急ブレーキを掛けながら前後の割合の調整を上手く考えて出来るライダーは少ないでしょう。
最高速からの急ブレーキの場合は、ブレーキを掛けながら考える時間があります。
考えながら、ブレーキに余力がある方をより強めていきましょう。
そうすれば、安定性も上がりますし、制動距離も短く出来ます。
ブレーキを掛けながら前後の比率を調整するようなイメージです。
フロントに余力がある場合が多いので、フロントを強めていく場合が多いです。

最高速からの急ブレーキの場合は、ブレーキを掛け始めてすぐにシフトダウンをしない方が良いです。減速の為のタイヤのグリップをしっかり確認出来てから、シフトダウンを始めましょう。そうしないとタイヤの限界が掴みにくいし、シフトダウンのショックでタイヤが滑り始める時があります。
前後の急ブレーキを安定させてからブリッピングによるシフトダウンでエンジンブレーキも効かせていきます。
急ブレーキを掛けながらブリッピングによるシフトダウンが上手に出来ない人は、シフトダウンによるエンジンブレーキを使わない方が良いです。かえって制動距離が長くなってしまいます。まずはタイヤのグリップ感に集中しましょう。特にフロントタイヤのグリップに集中してください。

タイヤがロックしたら掛けたまま一瞬緩めて直ぐにまた掛けます。
ストッピーしないようになるべく後ろに体重を掛けますが、ストッピーしそうになったらフロントブレーキを微妙に緩めたり増したりして調整します。
ブレーキパッドには熱依存性があるので、特に冬は途中でガツンと効いてしまいフロントタイヤがロックしてしまう事があります。そうならないように、いつでも緩められるように意識の準備しながらブレーキを掛け増していきます。

私は長年、最高速からのブレーキを毎日のように練習しています。
その結果、ブレーキのスキルはプロライダーと同等レベルにある自信があります。
安全に最高速からの急ブレーキを毎日のように練習する環境はなかなか無いと思います。
でも、バイクに乗るならブレーキの練習はとても大切なので、工夫して環境を探してください。通勤等にバイクを使ってる人じゃなければ毎日練習というのは困難だと思いますが、出来れば少なくとも毎週のように練習したほうが良いと思います。
私は幹線道路のアンダーパスで練習しています。違法ですが、絶対に横から何も出てこないので安全です。(当然、後ろにも何もいない状況にしています)

今日は、最高速からのブレーキのコツと書きましたが、レースをやってる人じゃなければ最高速からのフルブレーキなど必要ないので、自分が出す可能性がある最高速から急ブレーキを掛けられれば十分でしょう。
また、急ブレーキと書きましたが、100%タイヤのグリップを引き出す必要はありません。というか引き出せる人は殆どいません。95%のグリップを引き出せれば十分だし、その方が安全だし安定させ易いので、結果的に停止距離を短く出来る筈です。


ブレーキの練習方法
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1988410515&owner_id=1750116

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