カバヒコはただのアニマルライドで、
何の御利益もないんだけどな。信じているわけではないが、皆がカバヒコの効能を口にする。
カバヒコに願を賭けた事で、自分の悩みに人は向き合う。体の不調が先か、気持ちが不調を呼ぶのか。人との関わり方を見つめ直すことで、
自分自身で緩解への道を見つけるのだ。
『和彦の目』
思っている事を素直に伝えられない家族はままいるのだろう。
カバヒコよりもクリーニング屋の老婆の方が、悩める人を導いていると思ったが、やはり老いへのと戸惑いは抱えているのだ。
カバヒコはただそこにあるだけ。人が自分の内面を投影する存在。
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