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2022年10月30日08:32

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「性悪一休さん」に対抗する

「入店お断り」ラーメン1杯を2人でシェア ルール違反なぜ起きる?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=7166902

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⇒かなり昔ですがメインクラスでCIAの内部監査、現在進行形ではサブクラスで行政書士、趣味では一貫してTRPGやボドゲカドゲ(笑)ということでルールについては一家言ありです。

最近ではA級棋士の対局でのマスク着用せずの反則負けも気になったので併せて語りたいと思います。

まず本記事にもありますように「問題を避けるためには事前にルールを明文化して定める」というのは最重要課題です。「わかりやすさ」も大事ですが、それ以上に「曲解の余地を減らす」ことが重要視されます。法律の条文(というかルール全般)は「性悪な一休さん」の悪意にさらされる最前線の存在であり、彼ら困ったちゃんに対する最大の反撃根拠でもあります。ですから罰則を伴う法律の条文などは複雑になり、結果的にわかりにくくなるわけです。一方で罰則を伴わない公序良俗、努力規定にあたるような条文は比較的わかりやすい明快な文章となります。

そしてルールの不備による問題発生でプレイヤーを責めるのは大間違いだということです。プレイヤーにはルール設定の権限はないのですから。高校球児の敬遠策だとか横綱の張り手だとかサッカーの引き分け狙いのパス回しだとか。プレイヤーが「ルールの中で最善を尽くす」のは当然の権利です。かりに「相手の強打者と真っ向勝負」「横綱が受けて立つ」「サッカーで引き分けでもよい状況で果敢に攻めたり」して敗北したからと言ってだれも責任を取ってはくれません。

「ルール内なら何をやってもよい」とは言いませんが、「ルール内で何をやってもよい」という人間を後付けルールで追い詰めるのはそれこそルール違反だと思いますね(笑)。

「ルールで強制されるのではなく自主的に行うから」こそ「マナーとしてかっこいい」となるはずです。映画やドラマで感動するような自己犠牲のシーンが、実はルールや契約でガチガチに強要されてたと言う背景が出てきたら、感動の内容が変わるのではないでしょうか?

ルールとマナーの違いは「性悪説と性善説」「他律性と自律性」「罰則(強制力)の有無」あたりが思いつきます。

ですので、「ルールの不備」について権限のないプレイヤーを責めるのはお門違いです。プレイヤーが最善を尽くすのを邪魔するなということです。ルール不備の責任はルール設定の権限者を責めるべきことです。

「ルールは守らせることはできるがマナーは守らせることはできない」(なぜなら自主的に守ってこそマナーと言えるものだから)というところでしょうか。

むろん、すべての注意点を初期から明文化はできないので、後出しルールになってしまうことはあり得ます。たとえば、育児などで子供が大声で騒ぐのを静かにさせようとして親が叱るのは「強制力を伴った後出しルール的側面」が強いわけです。だからこそ1回目は警告扱い(=イエローカード)として「ペナルティはない」ほうが良いでしょう。「今回注意して、もうわかっただろうから2回目はペナルティあるよ、気を付けてね」というのがちょうどよい落としどころだったのではないでしょうかね。個人的に将棋のA級対局で発生した「一発レッドカード」は非常に残念でした。


>食べない方の入店お断り――。あるラーメン店がSNSに投稿した訴えが注目を集めている。2人連れの客が来店し、うち1人は注文せず、1杯のラーメンをシェアしたという。安価が売りの店側は「商売にならない」と音を上げ、「食べない方は外のベンチでお待ち頂きます」と訴えた。こうした客側の行動背景や、飲食店が被る損害について、グルメジャーナリストの東龍さんに話を聞いた。

>窮状を訴えたのは、茨城県水戸市のラーメン店。1杯400円〜と安価で提供しており、「シェアして客単価200円では商売にならないため、当店はシェアをお断りします」とSNSに書き込んだ。子ども連れや、身体的理由など特別な事情がある場合はその限りではないという。
――「注文せずシェア」という問題はよくあるのでしょうか
東龍: そうですね。おそらく利用者は悪気がなく、出費を最小限に抑えて、なるべくいいものを得ようという考えがあったのかもしれません。メディアでもコストパフォーマンス(費用対効果)という言葉が盛んに取り上げられますが、2人連れの利用者も当たり前のようにシェアされたのかもしれません。
――利用者が注文しないことで店側はどのような損失を被るのでしょうか
東龍: 最も分かりやすいのは、やはり「機会損失」ですね。本来であれば一席1人分の売り上げがあるのが、2人座って1人分の売り上げしかない。その席を占有されているわけですよね。明らかにその時間は機会損失になります。また、テーブルを汚したり、割りばしなど消耗品を使ったりするのは、明らかに店側の不利益になります。
 もう1つ、被害を受けるのは店側だけでなく、混んでいて店外で待っている人がいるとすれば、その人にも不利益を与えていることになります。
――確かに機会損失など利用者側は普段、なかなか思いが及びません
東龍: 飲食店は当たり前ですが、慈善事業ではありませんよね。一席ごとに客単価が決まっています。夏であれば、クーラーをきかせる。冬であれば、乾燥しないよう加湿器を設置したり、暖房を入れたりする。机をきれいに拭(ふ)いたり、いすを設置したりするのも、全てお金がかかっていますよね。
――SNSでは店の対応を支持するユーザーの声が多数見られました。注文しないのは「マナー違反」と考える人が多い印象を受けました
東龍: 利用者からすると「マナー違反」となりますが、飲食店の側から見れば「ルール違反」となります。飲食店は基本的には「お客さま商売」になり、店側からルール違反ですよ、と声を上げにくい側面があります。しかし今回は、利用者側にも「マナー違反」と感じる方が多くいらっしゃり、訴えも伝わりやすかったのではないでしょうか。

――店側と利用者側の意識のギャップを起こさないためにはどんな対策が必要でしょうか
東龍: 飲食店側からすれば、一人一品は本来、当たり前のことですが、日本の飲食店では海外に比べて、明言化されていないところが多い印象を受けます。「一人一品必ず注文してください」「召し上がらない方は外で待っていただきます」とはっきりルールを設けて提示することは大事かなと思います。

――日本と海外の飲食店を比べて見えてくる違いはありますか
東龍: 海外ではレストランなどではルールを明言化しているところが多いです。また海外の方が、レストランは特別な空間という意識が高く、食の知識を学ばれている人も多い印象を受けます。欧米などには、チップの文化がありますよね。チップをいくら払うかという観点から、利用者が飲食店のサービスや、空間の価値、従業員の立ち居振る舞いなどに対して、注意を払うという意識が高いかもしれません。日本の場合は、飲食店が設定するサービス料が上乗せされるので、そこまで意識をする人が少ないのかもしれません。
――飲食店と利用者の双方が気持ちよく食事を楽しめるようにするためには、どのような取り組みが必要になるのでしょうか
東龍: 飲食店側としては、ルールの明言化が必要ですね。そして、利用者の意識という観点からは、やはり国が「食育」に力を入れることは大切だと考えます。例えば、日本が世界に売り出す「和牛」。海外からおいしいと絶賛されるのに、「ところで和牛とは何ですか」と聞かれると、正確に答えられる日本人はあまりいません。こうした食育の不足が、飲食店でのルール違反などにつながる、1つの原因なのではないかと感じています。
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