mixiユーザー(id:1750116)

2021年07月19日02:54

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バンクの優先順位は高くない

バイクはバンクさせて曲がるもの。
バイクに乗り始めた頃、こう教わった人は多いと思います。
バイクは、バンクとステアリングと荷重移動を主に使って曲がりますが、バンクの優先順位は実は高くありません。

近年、セルフステアで曲がるというのが、流行でメジャーなライテクとなっています。
先に自分でステアリングを切らずに、バンクに追随して自動で切れるステアリングを妨げずにコーナーリングするという考えです。
その為もあり、バイクで曲がるのに最も大事なのは、バンクさせる事だと思っているライダーは多いと思います。
また、フルバンクしているバイクは、かっこいいですしね。

しかし、これは間違った考え方です。
バンク、ステア操作、荷重移動の中で、最も優先順位が低いのがバンクです。
バンクより先に、荷重移動とステア操作をしたほうが良いです。
バンクがステア操作より先だと、コーナーリングの動き始めが一瞬遅くなります。
バンクだけだとバイクは曲がりませんから、一瞬遅くなります。
一瞬遅いだけなので、気づかない人が多いので、間違っているのに流行ってしまったのでしょう。
バンクが先という考えだと、瞬時に何かを避けないといけない時の安全度が下がります。
コーナーの進入では、止まるブレーキから曲がるブレーキに変えないといけないですが、この時にバンクが先だと、フロントの接地感の繊細なコントロールが難しくなるので、荷重移動とステアリングをちゃんと使えている人より、遅くなるし転倒しやすくなります。
モータースポーツでも、一瞬の遅れや微妙なコントロール性の違いがタイム差に出るでしょう。
荷重移動とステアリング操作に追随して、バイクを内側にスムーズにバンクさせるのが良いです。
全部同時でも良いですが、バンクが先は駄目です。(全部同時は動きが非常にクイックになるので、バランスを取るのが難しい)

バンクは荷重移動の一つの方法でもありますが、多くのライダーがやっているハングオフやハングオンのフォームでは、あまりバンクさせなくても曲がる事が出来ます。リーンインも同様です。それはバンクさせなくても荷重移動しているからです。

遠心力があまりかからない超低速領域では、まったくバンクさせなくても、ステアリング操作のみで曲がる事が可能です。
バンクは、ステアリング操作と荷重移動をしていれば、重要度や優先順位は低いのです。
普通に曲がる時のバンクは、曲がる力を出す事よりも、遠心力とバランスを取る為にするという感覚で良いです。
深いバンク角は、タイヤの限界を引き出す最速のコーナーリングを目指す時以外は、実は必要ないのです。

先に荷重移動とステアリング操作で遠心力と完璧にバランスが取れたバンクをしていると、タイヤの限界を引き出しやすいです。よりコーナーリング速度を上げたい時に、スムーズによりバンク出来ます。この走り方はバンクが先よりコーナーリング速度を速くできます。バンクが先のセルフステアという乗り方だと、荷重のかかり方が弱くなりがちだし、ステアリングでの曲がる力も弱いし、曲がり始めが一瞬遅くなるしで、バンク角の割にコーナーリング速度は遅くなりがちです。

ただし、リーンアウトという乗り方の場合は、バンクさせないとタイヤの内側に荷重がかからず曲がらないので、バンクの重要度は、ステアリング操作と同じレベルで高いです。

コーナーリングにおいて、バンク、ステアリング、荷重と、全部同時に始動しても、どの順番に始動しても走れますが、最もバランスを取り易いのは、荷重、ステアリング、バンクの順です。
何かを急に避けないといけない時は、荷重とステアリングを同時に始動させるのが良いです。バンクはそれに追随させるようにします。
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