仕事で写真データが入稿されて来る。十年前に比べれば、ポジ・フィルムやプリントは圧倒的に減っている。
それでも、デジカメで撮った写真なのにわざわざプリントして(品質を落として(^^ゞ)持ち込む人もままいるんだけど…。
品質の問題だが、データ入稿ならなんでもいいわけではない。沢山記録出来ないからなのか、画素数は少ないし、圧縮しまくってガタガタの、使い物にならないデータも多い。
いまどき、メモリーカードもハードディスクも安価になったしクラウドなどでもけっこうな容量を使えるんだからけちることはない。
後々、何らかの出版物に使われたりするかも知れない。そんな時の為に、なるべく高品質のデータを保持しておいた方がいいでしょう。
まず、印刷物に使うならどのくらいの画素数が目安かと云うと、300dpiで印刷物の実寸であれば、まず問題ない。それ以上の画素数があっても摺り抜けてしまってオーバースペックになる。まあ、印刷の現場で適当にリサイズするので、画素数は多い程いいんだけど。
で、問題なのが圧縮なんだよな。たいてい JPEGで入稿される。JPEGの場合、ファイルサイズを小さくする為に圧縮率を高くすると、色の変化が滑らかでなくなるし、被写体の輪郭もガタつく。微妙な空のグラデーションが、色の帯になってしまう。
ハイエンドのカメラなら、RAWデータで保存出来るので、現像後のデータを圧縮しないファイルで保存した方がいい。レタッチソフトによっては、無圧縮の JPEGファイルを生成してくれるものもある。GIMPなどは JPEGファイルを編集して、オリジナルのままの圧縮率で保存出来る。
もう一つ、カラープロファイルの問題がある。いまどきは安いコンデジでもsRGBを埋め込むのが標準的になっているが、ことによるとAdobeRGBを埋め込める機種もある。RAWデータで保存出来るデジタル一眼レフならたいていAdobeRGBに対応している。
sRGBよりは AdobeRGBの方が、表現出来る色空間が広いので、豊かな色表現が可能だ。
お手持ちのカメラの設定を見直してみてはいかがだろうか。
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