■宇都宮の爆発、市内の男が自殺か 殺人未遂容疑で捜査
(朝日新聞デジタル - 10月23日 20:57)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4256133
************
まず本件事案で被害のあった方々には衷心から哀悼の意を示します。また解決や後始末に動いている方々、本当にお疲れ様です。
*************
「雨が降った」から「地面が濡れる」のであって「地面が濡れた」から「雨が降る」のではない。
当たり前すぎるだろ!という方が大半なんだが、この手の周囲巻き込み型の事案が発生すると不思議とこういった因果関係が逆転した発言が多くなる。
<電車の飛び込みや無理心中、死刑目当ての犯罪者などに対してが多いかな>
「迷惑だから周囲を巻き込むな、一人で勝手にやれ」という意見が出て「人が亡くなってるのにその言い方はないでしょう」という意見が出て「自殺だって殺人だ」「迷惑なものは迷惑だ」といった意見が返される事例は幾度も見てきたように思う。
ただ、この方も含め「周囲を巻き込むのがそもそもの目的」だったり、「自分が追い詰められていて周囲に配慮する余裕がない」ためにその方法を選んだ人々に「迷惑だから」と意見しても「無駄だよなぁ」とは思う。「迷惑だから」というのは感想なんだろう。そして私の「無駄だよなぁ」も感想だ。
被害者や加害者廻りのウンタラカンタラはほかの方に語るに任せるとして。
「普段はわかっている因果関係がなぜひっくり返るのか?」について自分の考えをダラダラと流してみる。
キーワードは「情報の入手順序」である。
因果関係にある2つの事象は「A:実際の時系列が古いもの(動機や経緯、前提や原因)」、「B:時系列の新しいもの(事件や顛末、結論や結果)」という関係になる。逆はない(あったらぜひ教えてほしい。このアイデアがおもいついたなら小説のネタにすればかなりの良作になるだろう)
ところが、我々第三者が情報を入手する順番はBを先に知り、Aを後から知る。ここで錯覚するわけだ。実際に内部監査してきた事案でも大半がそうだ。
悪意があるようにすら見えるが、実はそうでもなくて。目立つ事件や顛末であるBがまず目につくのは当たり前。で、調査していくことでAが見えてくる。
小説やTRPGでミスリードする場合もこの順序を弄ることが多い。話が分かりにくくなるというデメリットもあるが、タフな読者相手に難易度を上げて調整できるというメリットもある。おためしあれ(?)。
ログインしてコメントを確認・投稿する