将棋教室の生徒さんへの指導。
・褒めて伸ばす=いいことをしたら褒める・・・などという受け身ではなく、私の場合は本人も気づいてない美点を先回りして探し出して褒める。攻めの姿勢が大切。
・考え方を教える=「もっとよく考えて」と言われても「そもそも考え方がわからない」生徒さんも多い。「得する手」とか「一手得する」とか「数の攻め、数の受け」もそうだが一部の小学生にはハードルが高い。
具体的には「大浮遊」からはじめる。私の勝手に作った指導方針だが「大駒・浮駒・遊び駒」の頭文字だ。
「大駒」として敵味方の飛車角の危機を指でなぞらせる。玉の位置の確認をさせる。
「浮駒」として敵味方の今現在の浮駒を考えさせる。
「遊び駒」は若干ムズカシイが、敵味方の玉の近くに寄せることで働きを持たせるとしている。
*私自身、よく見落としているので自戒を込めてのもの。中級者以上になればもう少しチェック項目を増やすが、初心者にはこの3つで十分だろう。
「もっとよく考えて」と言われてもぼんやりしてしまう子でも「はい、飛車角の利きを指でなぞって!」「浮駒はどれ?」と言うとやれる。この「具体的にやれる作業」というのは精神の安定にも役立つものだ。
(「営業目標で売上百万円」と言うのとは別に、自分自身の目標として「新規飛び込みを10件やる」という目標を持つのと根っこは同じだ。「自分の責任領域にないこと」で結果を求めてもしんどくなって潰れる。それとは別に「自分の責任領域でこなせる目標」を持ち、「それを守れている間は自分を責めない」というのがウツを防ぐコツのひとつだと勝手に思っている)
わかったつもりの抽象的な処理で現実には何も進まないという事態を避けるために「とりあえずやると何かが進む具体的な作業」は大切だ。マインドセットの儀式と合わせて将棋以外の各シーンでも非常に役に立つ。
一般的なストレス状況や困難な課題にぶち当たると、私の場合自動的に笑いがこみあげてくるのだが、おそらく自衛のマインドセットなのだろう。とりあえず笑い飛ばせればなんとかなるものだ。仮になんともならんとしても最善を尽くして損切するとか逃亡するとかやれることがある間は全ての細胞で物事には当たるべきだ。
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