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2016年01月19日21:24

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反転攻勢のタイミング

議論でも将棋でもビジネスでも。不利な状態を耐え忍びながら虎視眈々と反転攻勢の機会をうかがう時は楽しみが多い。

反転攻勢は最も劇的にストーリーが動く瞬間であり、勝敗を決する契機だ。

ただ、この「防御⇒攻撃」に転じるタイミングと言うのはかなり慎重でなければならない。下手をすると防御を解いた瞬間に相手の攻撃がカウンターで入ってしまい、防御を解いたばっかりに敗北を決定づけてしまうこともある。

あるいは感情に任せて思い付きでの攻撃ではせっかくの証拠や論拠を有効に活かせず、逆に自分の敵対心を敵に知らせて終わるなんてことにもなりかねない。

反撃に転じるからには一挙に勝敗を決する、そこまでは無理でも一定の戦果を挙げられるだけの目算がなければならない。

私なりの人生経験からすると、反転攻勢には「戦機」をとらえることが大切らしい。
戦機には環境の大きな変化、相手のミスや自分のファインプレイの直後はもちろん、逆に相手のファインプレイ直後や自分のミスの直後も含まれる。なにせ「今までと何かが切り替わる瞬間」が戦機になりえる。

ビジネスでなら関連する法律や法令が変わった瞬間だとか、IT技術などが変わった直後だろうか。スポーツなら前半後半の開始直後や終了間際、選手交代のタイミングや天候が変わった瞬間など。「戦機の候補」はたくさんある。だが正解になるかどうかはそれまでの蓄積による。

防御しながらも着々と根回しを重ね、地歩を固め、戦機に対してアンテナを張り続ける。

自分単独の努力であればコツコツと良かれと思うことを積み重ねることにも一定の意味がある。
だが、相手がある争い事の類ではお得になるだけの単位、区切りがあるので、そこまで届くかどうかという見極めが非常に重要になる。

以前書いた「「防御の9段階」に若干のプラスアルファをして記載する。

「1 相手を仕留める」 「2 大打撃(回復を上回る)で無力化」「3 小打撃(回復が間に合う)でひるませる」「4 体勢を崩す、ペースを乱す(打撃にはいたらない)」
⇒せめて、この4段階くらいまでは届かなければ反転攻勢を行う意味がない。4がギリギリ境界線だろう。

「5 装甲に阻まれる(属性無効含む)」「6 攻撃を回避される」
⇒このあたりはアテが外れた時だろう。反転攻勢には時期尚早だったということだ。

「7 そもそも射程が届かない(射程外)」「8 そもそも攻撃目標が見つかってない(認識外)」「9 そもそも敵がいない(問題外)」「10 攻撃手段がない」
・・・おとなしくしておこうや。間違っても反転攻勢など考えてはならん。

議論でも将棋の手筋でも、その攻撃手段の組合せが、どの程度相手に打撃を与えられるのか?当然ながら相手の反発も考慮しながら検討する必要があるわけだ。特に相手が格上の場合はより慎重にならざるを得ない。サッカーなどで強豪相手にカウンター狙いが有効なのはそのためだ。


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