私の強みは何だろうか。それは、ひとりの作業が得意という点だ。裏を返せば、集団行動が苦手という欠点でもある。が、突き抜ければ、欠点も長所になる。事実、一人での研究は、とてもはかどっているし、論文を書くスピードも人よりお早い自信がある。逆に、集団でわいわい作業することが得意な人間でも、一人での作業が苦手であることもあろう。
なぜひとりでの作業に特化しようと思ったのか。もともと、一人の作業が好きだという性格もあったが、大学に入ったばかりのころの経験が契機となっている。マーケティングの授業を受けていた時だった。教授が、ある新聞記事を配布したのだ。そこには、書斎型か遊び型を選ぶべし、と書かれていた。
書斎型とは、一人でもくもくと作業する人間であり、遊び型とは、人間関係をうまく活用して仕事をするタイプの人間である。このどちらかを両立することは難しいから、早めに自分がどちらになるべきかを決断すべし、という内容だった。
その記事こそが、私の人生の指針となった。サークルや飲み会などを必要最低限にし、一人で勉強にいそしんだ。書籍の収集が趣味となり、すでに蔵書は1000冊を超えている。その結果がよかったのかどうかはわからない。いや、今の最低な生活を鑑みれば結果は悪かったのかもしれない。
それでも、書斎型をつらぬこうと思う。いまさら性根を変えるのは難しいし、書斎型になるために、まだまだやるべきことが残されているからである。理想の書斎型になれば、研究者として大成できると信じている。
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