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原始仏教コミュの原始仏教の基本

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原始仏教の基本。





開祖:ゴータマ・シッダッタ(紀元前5世紀頃。青い目。パンチパーマでなく坊主頭)
教団:分裂を繰り返して消滅(正法は500年しか続かないとゴータマ自ら予言)
教典:原始仏典      (パーリ語の経蔵と律蔵。漢訳の阿含経典とは異なる)
教義:四諦        (四つの真実。苦・苦の原因・苦の消滅・苦の消滅への道)
修行の目的:全ての苦の消滅(輪廻超越・不死・貪瞋癡の根絶)
修行の方法:八正道〔中道〕(三学・三十七道・十一涅槃道)







[開祖ゴータマ]

1.王宮時代
サキャ族の王子ゴータマ・シッダッタは正統なる王位継承者として育てられ、雨期専用の宮殿において男性は自分一人だけで多くの女性たちに奉仕され、性欲を含む五感の快楽を楽しむ日々を送っていた。妃も娶って一人息子ラーフラも生まれた。しかし何らかのさらなる善を求めるがゆえに暮らしに満足してはいなかった。

2.修行時代
29歳で両親の許可を得ずに国と王位継承権を自ら捨てて家出同然で出家。二人の師に就くも速やかに師を越えてその元を離れ、五人の仲間とともに苦行に励んだ。自らの糞尿を食べる苦行、呼吸を止める苦行もした。少食が度を過ぎてお腹に触れると背中に触れ、背中に触れるとお腹に触れた。排便しようと立ち上がったら前のめりに倒れ、身体に触れたら毛根から腐って毛が抜け落ちた。それでも超常の知覚と力を得ることはなかった。それから苦行を捨てて瞑想に入った。正しい瞑想によって神通力を得て、前世を無限に思い出し、天界と地獄と転生を見て、四諦と縁起を知り尽くして完全無執着の解脱を果たして不死を得た。ここにゴータマは正覚者ブッダとなった。35歳だった。

3.布教時代
順調に信者と出家者を増やし1250人の修行を完成した阿羅漢(あらかん)たちが生まれた。莫大な財産が寄付され、名声はうなぎ上りに上がり、そこかしこに修行場が出来た。デーヴァダッタは離反したが、色々な場所に遊行して在家出家の弟子たちは一応の完成を見た。しかしゴータマによって後継者に指名されていたサーリプッタと彼に次ぐ弟子モッガーラナは無情にもゴータマよりも先に死んでしまった。そのときゴータマにはサンガが虚ろなものに見えた。

4.晩年
ゴータマは欲すれば神通によって無限に寿命を伸ばせたが誰にも長生きして欲しいとは頼まれず、また悪魔が「そろそろ死んでください」と言うので死ぬことにした。寿命の元を神通で断ち切ってからアーナンダが「先生、長生きしてください」と頼んだが手遅れだった。ゴータマは食事でお腹を壊して下痢になりつつ死んだ。遺体は火葬されて骨だけが残った。

5.没後
マハーカッサパをはじめとする長老たちがゴータマの教えと戒律を確認する大集会を開いたが、次第に阿羅漢は減っていってサンガ(出家者の集団)は分裂。没後500年で阿羅漢はゼロになり正法(しょうぼう)は滅して像法(ぞうぼう)時代に突入した。ゴータマは在世時から「女性が出家しなかったら正法は1000年持つ。しかし女性が出家したので500年しか正法は持たない」と予言していた。メッテーヤ・ブッダ(弥勒)の出現も予言されているが、彼は人間の寿命が8万歳になったときにしか現れない。こうして聖者たちは消え、原始仏教は消滅した。






[歴史]
1.原始仏教
 ゴータマ・シッダッタ在世から最後の阿羅漢が死ぬまで。正法の推定寿命は500年。
2.部派仏教
 上座部と大衆部に別れた根本分裂。さらに別れた枝末分裂。正法から像法時代へ。
3.中世
 色々な国に広まり、経典も増え、有名人も多数輩出。像法時代。
4.現代
 原始仏教派・上座仏教派・大乗仏教派・チベット仏教派・学術仏教派・他。




[現代の仏教諸派]
1.原始仏教派  〔経典:パーリ語の経蔵・律蔵〕
 原始仏典に記述されている教えと修行方法を最優先で信じる人々。
2.上座仏教派  〔経典:パーリ語の経蔵・律蔵・論蔵・蔵外経典〕
 上座仏教の伝統と教えと修行方法を最優先で信じる人々。
3.大乗仏教派  〔経典:サンスクリット語・漢語・日本語の大蔵経〕
 大乗仏教の伝統と教えと修行方法を最優先で信じる人々。
4.チベット仏教派〔経典:チベット語の大蔵経〕
 チベット仏教の伝統と教えと修行方法を最優先で信じる人々。
5.学術仏教派  〔経典:全て研究対象〕
 仏教を学術的な観点で据える方向性を最優先で信じる人々。
6.その他  
 特に立場を決めずに仏教に触れる人々。




[原始仏教の教えの要約]
1.「さらに幸せになること」を勧める。 そのために色々と教えが説かれた。
2.「一切執着を放棄すること」を勧める。それが最高の幸せと説かれる。




[原始仏教の勧め]
1.現世を楽しみたい人
 現世の人生を謳歌するための教えと方法が数多くある。
2.来世に賭けたい人
 死後の世界や再度人間に転生したときに楽しむための教えと方法も数多くある。
3.超常の力が欲しい人
 瞑想の快楽や六神通などの超常の力を得るための教えと方法も数多くある。
4.人に認められたい人
 全能力を底上げして、人に認められるようになる教えと方法も数多くある。
5.人に愛されたい人
 全魅力を底上げして、人に愛されるようになる教えと方法も数多くある。
6.苦を滅したい人
 苦滅・輪廻超越・不死・涅槃・無執着を得るための教えと方法も数多くある。





[原始仏教の教えの傾向]
1.善行を勧める  寄付など。善行すると後で善い報いが返って来るから。
2.戒律を勧める  悪行全般。悪行すると後で悪い報いが返って来るから。
3.禁欲を勧める  五感の快楽全般。後で苦しむから。瞑想の快楽は許される。
4.修行を勧める  八正道他の修行全般。後で楽しくなるから。
5.解脱を勧める  一切執着の放棄・ゼロ執着の境地。涅槃は最高の快楽だから。




[原始仏教の修行の特徴]
1.自室にこもる
2.座って念じる・立って念じる・歩いて念じる・寝て念じる
3.これを毎日毎日ひたすら繰り返す(念じる内容の違いが修行の違い)
4.それだけ




[修行の流れ]  在家出家共通・男女共通
1.戒学  悪行をやめることと禁欲を念じる。雑念なく集中できるようになるため。
2.心学  雑念を捨てることと心の静寂を念じる。集中して自ら知れるようになるため。
3.慧学  四諦を知ることを念じる。二度と執着を作らないようになるため。
4.解脱  四諦を念じて知り尽くして無執着になったら修行完成。好きに生きる。




[修行の成果]  在家出家共通・男女共通
Level 1 預流  よる。最低でも七回人と神の転生を往復する間に修行を完成させる。
Level 2 一来  いちらい。一度神から人間に転生してきて修行完成。性欲有り。
Level 3 不還  ふげん。死んだら二度とこの世界に還らず修行完成。性欲無し。
Level 4 阿羅漢 あらかん。無執着を達成し二度と執着を作らない境地。不死・涅槃。

   心の執着の多寡(心学)と智慧の深浅(慧学)によってこれらのレベルが決まる。





[よく聞く言葉]

「不死」・・・二度と生まれることがない境地。生まれないから死ぬこともない。
       執着が残る者は転生し、執着が残らない者は転生しない不死者となる。
「悟り」・・・原始仏教では「私はもはや二度と転生しない」と自覚することを指す。
       従って原始仏教においては再び転生した者は悟っていなかったとする。
「解脱」・・・原始仏教では特に「無執着の境地に達すること」を解脱と言う。 
       しかし原始仏教では他にも多くの解脱がある。基本は無執着の解脱。
「涅槃」・・・原始仏教では涅槃を「貪瞋癡(とんじんち)を尽くすこと」とする。
       一方で癡を尽くしていなくても離貪や無執着を涅槃とすることもある。
       涅槃した者は二度と転生しない。従って転生した者は涅槃していない。
       有余依涅槃(うよえねはん)と無余依涅槃(むよえねはん)がある。
       有余依涅槃は無執着に達したがまだ生きている状態。
       無余依涅槃は無執着で死んだ状態。五蘊無量不可測。
「無記」・・・むき。ゴータマは事実でも知って不利益になることは説かなかった。
「中道」・・・最終的に利益を結果する道を中道と説く。八正道のこと。
       五感の快楽追求は後に苦になる。五感の苦痛追求は今が苦になる。
       正しい瞑想の快楽追求は楽から楽が生じて苦にならず利益となると説く。
       また八正道は苦しんで修行しても後に楽となるからこの苦行は是とされる。
「無」・・・・原始仏教では多くの無の境地を説き、一様ではない。普通「滅」と言う。
       最上の無の境地は「貪瞋癡が無になっていること」。
       瞑想中に達する様々な無の境地は貪瞋癡の無よりも劣るが大切。
       多くの「無の境地」がある。
「空」・・・・原始仏教における空は修行方法の一つとして説かれる。
       原始仏教は「色は空である」などの空にまつわる存在論を説かない。
       存在論ではなく空三昧や空心解脱、空住などの具体的修行方法を説く。

コメント(30)

今のところ原始仏教派は存在するのですかね。
上座部なら勢いがありますけど(出版界で)
>Clefさん
助けになれて嬉しいです。

>レーズンさん
原始仏教派としては誰も出版してないかも知れません。僕も出版予定はありません。

>つよぽんさん
「それでも超人法を実証することはなかった」という記述があったと記憶しています。働きながら修行をするのは立派なことだと思います。
上座仏教と原始仏教には、違いがないと思いますが、初期仏教とも根本仏教もちがいがないと
思いますよ。
はじめまして、最近仏教を学んでいる者です。
何点か気になる点があるのですが、

>不死を得た
>欲すれば神通によって無限に寿命を伸ばせた

これはどこから引用されたものなのでしょうか。
仏陀は悟った人であり、超能力を持つ人ではないと認識していたので・・・。

>涅槃した者は二度と転生しない。従って転生した者は涅槃していない。

仏陀の言葉は「涅槃した者は輪廻転生(という妄想)を終わらせることができる」と言っているのであって、輪廻を認めているわけではないのではないでしょうか。ブラフマン・アートマンについても同様(妄想)です。
>>[11]

不死を得たというのは、不生不死の境にしっかりと浸ることができるようになることではないかなあ。
無限に寿命を延ばせたというのは、この不生不死をこの世的に解釈した表現のように思います。したがってあくまでも譬喩としての意味しか持たないように思います。
輪廻転生については、そんなことはありえないと知ることが核心ではなく、この世の当たり前のとらわれ一切から超脱することこそが本旨だろうと思います。
ブッダ在世時はインドの人々にとって輪廻転生は常識的な考えであったから、転生も何も一切から超脱してしまうことこそが要であるとされたのだと思います。
「救世尊」とは何か
分かる方いますか目exclamation & question
カルト宗教光の輪などがのさばってますが
カルト対策はこのコミュニティはどうなっていますか
釈迦は、ソクラテスや孔子と同じく、自ら書を遺していないと言われますがそれは単に、時代が古いのと、あまりにも人々の手から手へと渡りすぎて紛失してしまったのでしょうか?
それとも、釈迦の場合は、諸行無常 に矛盾しないため、と同時に諸行無常を実践するために、
自らの手で書を遺していないのですか?
「原始仏教 vs.初期仏教」論争は、
結局折り合いがついたのでしょうか?
落とし所はどこ?だったのでしょうか?
あと、「釈迦仏教」という言い方をするときの
仏教理解は、原始仏教や初期仏教というときの
仏教とは、どういう違いがあるのでしょうか?
釈迦の「四苦八苦」は、人間の不幸の観念が含まれるのでしょうか?
解りやすい解説、ありがとうございます
ここのコミュでは、釈迦仏教 初期仏教 という用語は使わずに、「原始仏教」で統一しているのでしょう。コミュ概説の部分で、一度、原始仏教は “消滅した” ような記述もありましたが、
不要なコピペとして読み飛ばしておいていいですね。

他にも不要なコピペが多数ありそうなので、
気にせず行かせてもらいます。
分別智から無分別智へシフト変換することができるかどうか?
そこが、悟りを得られるか否かのひとつの瀬戸際。そこにあるものは、結局は、信じるか信じないかの差だとオイラは思う。

すなわち、信じるものは、宗教としての仏教の道を歩み、信じないものは、あくまでも形式論理的仏教哲学の道を行く。

なにを信じることかというと、
この現実というものに、あらゆる全てが均一的に領域枠の無い無限のカオスとして包含されていて、同時に、あらゆる全てが領域枠の無い無限のカオスの集合体として、この現実を作っている。

ということを背景として、認識や存在には、自他(主客)の相違区分が無いということへの信仰である。
原始仏教に<悪魔>なんて概念、ありましたっけ???

悪魔にシネと言われたからシンだ??

そんな話は初めて聞いた。

ブッダは、死の間際に説いた真理は、諸行無常と自灯明法灯明のはずだけど???

悪魔や神や霊などを説いてないですよ。
>>[22]

原始仏教の経典には、非常にたくさん悪魔が出てきます。
岩波文庫で出版されている経典にはそのものズバリ『悪魔との対話』というものもあります。
https://www.iwanami.co.jp/book/b246360.html

釈尊は悪魔や神々について、いくつもの経典で説いています。
>>[23]

ありがとうございます!勉強になりました!
四苦八苦の四苦は、生老病死 ですが、
ここでの「生」は “生まれること” でしょうか?
それとも “生きていること” でしょうか?
>>[25]

様々な文献では『生まれること』とされていることが多いです。
『生きていること』と説明されている文献は私は見たことがありません。

生まれたから老いるし、病気にもなるし、死ぬということもある。
逆に言うと、そもそも生まれなければ老いることも病気になることも死ぬこともない。
という理屈が仏教にはありますので、そこから考えても『生まれること』と考えるのが自然かと思います。
>>[22]
ブッダ神々との対話
ブッダ悪魔との対話
岩波文庫 - 中村元
1000円ちょっとで買えますよw
>>[27]

ありがとうございます!
勉強しないといけないですね。
スッタニパータと、まだ全部は読んでいません、、、
書いましたけど。。。(〃ω〃)
>>[11] 古典マルクスでマルクス理解が止まってるやつは知性ゼロのウイルス、ジョンローマ(ハーバード数学首席)置塩、森嶋が作った数理マルクスを学びなさい吉原や松尾、塩沢がいい仕事してるからまずそれを学び聖書仏典ガンジー孫子ロスチャルド、織田信長オールスター、マルクスエンゲルス、ウエーバー、ゾンバルト、デュルケム、ゴフマン、パーソンズ、ルーマン、小室、宮台、橋爪、副島、大澤、シケタイの伊藤真をまず読みなさい。これが幼稚園
古典マルクスでマルクス理解が止まってるやつは知性ゼロのウイルス、ジョンローマ(ハーバード数学首席)置塩、森嶋が作った数理マルクスを学びなさい吉原や松尾、塩沢がいい仕事してるからまずそれを学び聖書仏典ガンジー孫子ロスチャルド、織田信長オールスター、マルクスエンゲルス、ウエーバー、ゾンバルト、デュルケム、ゴフマン、パーソンズ、ルーマン、小室、宮台、橋爪、副島、大澤、シケタイの伊藤真をまず読みなさい。これが幼稚園

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