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社会人ディベートCafe☆コミュの【8/1活動報告】モデルディベート編ver1.3

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お世話になっています、木村なおきです。
8/1の参加してくれた方、本当にありがとうございました。

今回は集まった人数は6人(私を含めて)でした
小規模ながらも、モデルディベートでは初参加者の方がジャッジに参加してくれました。

自分達の活動内容を皆さんに理解してもらう為にも、その内容を、私なりに以下にまとめます。

今回、このような形で試合内容を活動報告として書くのは初めてなので、「です・ます/だ・である調」に一貫性がない事はご了承ください。
活動報告は参加されていない方に試合の内容を伝える意味でも重要だと考えているので、日々改善していきます(詳しくはタイトルのverで確認してください)。


____________________________________________________________________


論題
「日本はたばこ税を導入してたばこひと箱1000円まで引き上げるべきである」

肯定側:木村なおき
否定側:のび太氏


<肯定側立論:3分>
枠組みとメリットを提示

・議論全体の枠組み

たばこを1000円にする理由
→減煙を目指しながらもたばこの存在は認める(=喫煙を完全禁止にしない)

理由は2つ
1、たばこは社会悪:世論&国際情勢の観点
2、しかしながら、たばこの違法化は不可能(以下、A、B 2点)
A たばこ=ドラッグと同等の扱い
B 憲法13条で定められている個人の幸福追求権の剥奪の問題

よって、たばこを完全に禁止する事はあまりにも問題がありすぎる。

・メリット:「未成年喫煙の減少」

1、現状分析(A、B 2点)

A 未成年喫煙者は多い
300円というお手頃な値段で吸いやすいから
B 悪質な行動が目立つ
公共の場で堂々と吸えないが故、公園などで隠れて喫煙の可能性
更に、たばこ仲間を作る

2、重要性(A,B,C 3点)

A 人体に悪影響
→肺ガンのリスクがあると言われている
B 国家や企業は国民の命を守る必要がある
→放置していてOKな問題ではない
C ボヤや火事のリスクもある
→現状分析1−Bの論点より

3、解決性

300円→1000円にすると、未成年はたばこを購入する気をなくすから
未成年喫煙は減少するだろう。
※これ以降の議論で“インセンティブ”という概念を使用



<否定側立論:3分>

・議論全体の枠組み
国家の経済活動や人命が最優先
一部の人の利益より国家や業界全体的な視点で物事を考えるべきである

・デメリット1

何でも課税化の流れ
A 発生過程(1、2、3で)
1 たばこの課税を認めると、政府は趣向品にことごとく課税する意識が高まる
2 お酒→ギャンブル→ブランド品等
3 課税が負担となり企業や産業衰退が考えられる

B 深刻性

打撃を受けた業界は縮小させざるを得なく、最終的には失業が発生
→ウツ・自殺の増加(筋立てた説明はなかった…)

・デメリット2

コンビニの経営不振
A 発生過程(1、2、3で)
1 たばこがなくなると客足が途絶える
2 お酒やつまみなど、たばこと一緒に買う商品の売り上げも減少する
3 結果、経営不振で倒産・リストラ・失業

B 深刻性

失業→ウツ・自殺の増加



<否定側反論:2分>

→憲法13条の議論
たばこ1000円にしたら、裕福層しか吸えないから逆に人権の問題があるのでは…
裕福層だけ優遇するような政策はするべきではない


→メリット全体に反論
1 未成年だけの問題ではないし(ボヤや火事のリスクに対しては)
2 喫煙による弊害は原則自己責任(肺がんがイヤなら吸わなければいい)
3 未成年喫煙禁止は、法で明記しているし、そもそもタスポ等で買いにくい状況は作っている

→解決性
ニコチン中毒になったら1000円でも買うだろ


<肯定側反論:2分>
※上記5分の議論を2分で反駁する為、ひたすら早口で話しました。

・否定側反論に対しての反駁

⇒憲法13条の議論
1000円だろうと購入できる状態を残しておくことが重要
(肯定側立論参照)

⇒タスポや未成年法の議論
現状のルールでは不十分だし、一緒にやればいい。
1000円にしたら、たばこの購入インセンティブがなくなる
これが重要(解決性参照)

・否定側立論への反論

VS DM1 課税社会
そこまでエスカレートしないだろ
理由:売上が下がったら、結果的に税収も下がるから、その均衡曲線は考える
(市場を生かさず殺さずの議論)

VS DM2 産業衰退

たばこの売り上げは下がるが、産業構造は変化するだけ
コンビニなんて3年3割進出倒産を繰り返している

企業は市場の動きに連動して動いているだけ
誰が具体的に困るのかは不明確



<否定側終論:2分>


未成年保護より、業界全体の保護が重要。
失業や自殺のリスクがある以上

たばこ関連商品(お酒&おつまみ)等の売上の低下は考えらる。
なんだかんだいって、小売店はたばこによる売上寄与度は高い。
たばこ購入を目的でコンビニに足を運ぶ顧客は多いから、彼らの足が遠のく可能性は大いに考えられる。

未成年の禁煙撲滅運動に関しては、現状で十分にやっているから、
一部の産業や企業を苦しめてまで実施する必要はあるのかが不明確です。

※全体的に立論の内容をクリ変えてしているイメージがあった。

<肯定側終論:2分>

・肯定側立論のまとめ

1000円にする事で未成年喫煙減少は更に期待できる。
未成年の保護は国家の役割。
その為には、たばこ購入インセンティブをとことん減らす事が重要。
その為の1000円。
青年の方は1000円払って買ってください

・否定側立論への反駁

VS課税社会:調整はしてくれる…はず(否定終論で反論はなかったので…)

VS産業:本当に潰れるかどうかは具体性がいまいち

・全体的な比較

今後どうなるかわからない産業より、
確実に減りそうな未成年(喫煙に手を出す事)の保護が大事
これは国家の義務


<ジャッジの判定結果と講評>

ジャッジ:キズナさん(主審)、パタリロさん、ベビーフェースさん
結果:  3−0で肯定側が勝ちました。


論点整理と理由は以下の通りです(確か)。

1 肯定側の枠組み
たばこを1000円にして残しておくことは筋が通っている
1000円でも吸う人は吸えばいいし、後は自己責任(青年に限る)

2 メリット
未成年喫煙は問題である…特にボヤや火事のリスク
(しかしながら、ボヤの原因の大半は公園たばこでなく寝たばこだろ!という突っ込み付笑)
未成年に関して言えば、購入意欲(インセンティブ)低下は十分に考えられる

3 デメリット
産業の悪化と税金について
たばことその関連商品一部の産業は悪化する事は考えらるが、
全体的な悪化は現状と論題導入後にどう変化するのかが不明確
コンビニ関しても、潰れるまでには至らないだろうという判断もあり

______________________________________________________________________

モデルの試合内容と判定講評内容に関しては以上です。

※備考

上記のモデルディベートの内容は、自分のフローシート(試合中に書きとめたドラフト)その点をご了承ください。

肯定側の議論内容の書きこみの方がやや多めになっていますが、
私が肯定側を担当した故からです。

否定側担当者・見学者の方で意見の食い違いがあれば、何でもいいのでコメントください。

正確な内容が皆さんに伝え割る様に修正・更新をします。

あと、当日試合&ジャッジをした方には、是非とも自分が議論を聞いていて思った事、判定に立ったまでの経緯、細かい論点の整理した方法などを教えていただけると助かります。

参加されていない方も、上記のモデルディベートで質問があれば何なりとコメントしてください。

情報は共有しましょう。


以上、次回もまたよろしくお願い致します。





コメント(3)

きむらさん

こんばんは。
活動報告、ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)
読みながら当日の様子がリアルに蘇ってきましたあせあせ(飛び散る汗)
楽しいディベートでしたね〜るんるん
きずなさん

一部誤字脱字を変換や分かりにくい表現を修正しました。

当時のジャッジのコメントが少ないので、キズナさんなりの視点があればドンドンお願いします。

あと、今後ですが同じ論題でやってみたいと思います。
お世話になっています。

次の活動の内容の向上を目指し、今回の8/1の活動を経て全体的な感想を以下に述べます。

『たばこ論題』

◆肯定側(木村-自分-)の議論

議論全体を考察すると現状の未成年がたばこを購入抑止政策の問題点に十分にアプローチが出来ていない点が弱かったと思います。
正直な話、タスポやコンビニでの年齢確認・罰則の強化等、国内の未成年喫煙防止政策は徹底している中で、未成年喫煙が減らない理由の説明は十分に出来ていませんでした。
それが当たり前の如く、話を展開していましたが、本当にそうなのか?と聞かれたらこの論点は弱かったりします。
資料を使って論証をする従来のやり方に慣れてしまったのもその原因か思います。

試合をする上で、自分の議論のロジックのつながりの弱いところは、当然みたいな口調で説明をするのも戦略の一つですが、相手が自分より経験者だとこういう点は確実にアタックされる可能性は高いと考えています。

◆否定側(のび太氏)の議論

議論の大枠はしっかりと出来ていました。たばこ産業・それに付随する産業、小売店の業績は間違いなく下がります。
立論上の議論は筋立てられて説明がされていました。

しかし、細かい論点の説明があればよかったと思います。
具体的には2点です。

1点目は、業界が低迷するプロセスです。この場合の説明は実は非常に簡単です。
なぜなら、肯定側は未成年・青年に限らずたばこを買いにくい状態にすると自ら説明しているからです。
相手の議論は対立しているかのように見えますが、考察すると結構同じ事を言っています。

2点目は、失業⇒鬱&自殺の議論です。
これは、初めて聞いた人はおそらく分からないと思います。
ディベート経験者であれば通説ですが、失業が発生して鬱⇒自殺と言われても…という感じでしょう。

因みに、コンビニの業績が悪化しても失業の対象となるのは、アルバイトだけだと思いました。
アルバイトの場合、「次のバイト先が見つかるでしょ」という反論をされれば、後半の議論が苦しくなると思います。

◆全体的な感想(たばこ論題・消費税論題 両方)

限られた時間の中でどこの議論に視点を置き、自分の論点を集中させる作業が十分にできていなかったと思います。
立論の3分は非常に短いです。反論も2分しかない為、本当に時間との戦いになります。

つまり、広い視点で多くの議論を盛り込むのは時間的に厳しいです。
『国民全体が困る』、『経済が混乱する』、『産業が衰退する』等抽象論で纏めるより、誰がどのように得をする/困るかを立論上で意識して議論を固める戦略を組み立てる作業が勝敗に多いく影響するのかな、と思いました。


最後に結論ですね、結構難しかったです 笑

次回はお決まりの国会スピーチにならないように気をつけます。


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