蘇る青春・１９７３年銀幕放蕩記コミュのわたく史再訪?１９８１年・２７歳のベスト・テン

１９８１年ベスト・テン

【　邦画　】

１）炎のごとく
２）野菊の墓
３）スローなブギにしてくれ
４）近頃なぜかチャールストン
５）駅　ＳＴＡＴＩＯＮ
６）遠雷
７）幸福
８）の・ようなもの
９）ガキ帝国
１０）泥の河
次点北斎漫画
　　日本の熱い日々謀殺・下山事件

　　
【　洋画　】

１）針の眼
２）ある日どこかで
３）レイダース失われた聖櫃（アーク）
４）郵便配達は二度ベルを鳴らす
５）ブリキの太鼓
６）スターダスト・メモリー
７）９時から５時まで
８）チャンス
９）レイジング・ブル
１０）ワイルド・ブラック少年の黒い馬
次点　ナイト・ホークス
　　　サンフランシスコ物語
　　　スキャナーズ
　　　ウルフェン
　　　ザ・クラッカー　真夜中のアウトロー

主演男優賞
山崎努（「スローなブギにしてくれ」）
ドナルド・サザーランド（「針の眼」）

主演女優賞
倍賞美津子（「炎のごとく」）
ジェーン・シーモア（「ある日どこかで」）

助演男優賞
古尾谷雅人（「スローなブギにしてくれ」）
マイケル・アイアンサイド（「スキャナーズ」）

助演女優賞
加藤治子（「野菊の墓」）
リリー・トムリン（「９時から５時まで」）

■この年も実は泣いてばかりいた記憶がある。
加藤泰の『炎のごとく』は特に前半で体が干からびるかと思うほど泣いたです。
『野菊の墓』しかり、『ある日どこかで』にも『サンフランシスコ物語』にもへろへろになった。
そんな情報誌もなかったのかもしれないが、映画には娯楽を求めていたのだろう。
『針の眼』のドナルド・サザーランドのかっこよさ！
いまとなっては『ジェダイの復讐』のリチャード・マーカンド監督の演出の上手さに参った一本であった。
とにかく、娯楽映画ばかりを観ていた１年であり、これはこれで相当に充実した１年ではあった。

■２１世紀の目で選んだベスト・スリー

　　『泥の河』
　　『遠雷』
　　『炎のごとく』

　　『ブリキの太鼓』
　　『普通の人々』
　　『レイダース失われたアーク』