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超自然芸術研究所コミュのサマンサ ケーリー スミス

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Samantha Keely Smith という芸術家は、数年前、私がたまたま本屋で立ち読みした海外の美術雑誌の広告に載っていたのだが、彼女のホームページを見つけて驚いてしまった。絵で驚くということはめったにない経験で、自分のやってきたことがナンセンスに感じられてしまうほどの、或る問題提起をそこから汲み取ったのである。

 その問題とは、基本的に私が学生時代に見つけたルドルフ シュタイナーの言葉から一貫して抱いていたものであり、同様な問題に立ち向かっている存在の発見として私としては極めて印象的な遭遇であった。2006年の初頭に私は彼女にメールを送ったのだが、彼女はその返信の中で色々なサイトへの参入をアドバイスしてくれ、それがきっかけとなってその後ヴィジョナリーアートを含めた海外の動きに巻き込まれていくようになった。

 
 抽象性の内容をどう把握していくかという彼女のリアリズムの姿勢に非常に見習うべきものがあった。二十世紀前半に開発された抽象絵画にフェルメールのような古典絵画の霊性をもたらそうとしている試みと言えるかもしれない。何気ない色の染みや筆のストロークが間違いなくリアルに現象化しており、それには精神と物質の間における文字通りの錬金術的触媒がなければ不可能ではないかと思わせる。

 物質と精神、人間と自然という二元性を跨ぐある実体を私はゴーストと呼ぶようになり、それはサマンサの絵がその確証の一つとなったのである。

 彼女の芸術は科学に向かって開かれているとも言え、無限の芸術的感性が目指す果てにあるものは何か宇宙科学のようなものではないかと思えてくる。





※ サマンサ ケーリー スミス コミュの冒頭コメントより。http://mixi.jp/view_community.pl?id=3332877


こんにちは。 

サマンサ ケーリー スミスのコミュニティをふと作る気になった理由は、日本や海外でもほとんどまったくその名を知られていないにも関わらず、彼女の絵画世界は驚くほど芳醇であり詩的で幻想的であり、戦い、磨きぬかれた洗練されたものであるからです。日本でもどこかの美術館が取り上げ展覧会を開いてもおかしくないと思うのですが、おそらく表層的な現代アートのトレンドに目を奪われ、彼女のような深い井戸の底からくみ上げてくるような仕事は無視されがちなのでしょう。
 
 私の考えでは彼女は残る仕事をしています。しかし、ニューヨークですらもいまだポピュラーではなく、アートシーンには馴染んでいないようです。彼女は自身のブログで書いたこともありますが、あるグループ展に参加した際、彼女の作品がエントランスに掲げられたのですが、しばらくして、主催者が、全体に合わないという理由で彼女の作品を撤去することになったそうです。それでもその会場でいずれは彼女の個展ができるという見通しもあったので、全くの悪意ではないのでしょうが、現代美術がいかに魂や美の問題から離れてしまっているかを改めて思い起こさせてくれます。 

 一見して分かるように彼女の作品はターナーやジョン マーチンのような茫漠としたパーステクティブをもったイギリスの画家達の流れと関係ありそうです。初期のスタイルにおいては、しばしばキャンバス上に言葉でメッセージが書き込まれ、彼女の霊感の源泉でもある詩や文学の影響が見られます。ブリティッシュでありアイリッシュでもある、いわばアトランティスのゴーストというか、そのような霊気を私は感じたものでした。 

 イギリスに生まれ、そしてニューヨークにそのようなゴーストを彼女は引き連れてきたのかもしれません。あの空を引き裂くような激しくも静かなイメージを何故彼女はどのようにして描くようになったのが、私は非常に興味をもちました。そしてプロフィールを見ると、彼女の芸術の原点の一つは二十歳前後に経験した母の死と自身の九死に一生を得た病の経験だったようです。 

 彼女は言葉の世界から影響をうけつつも絵画世界は全くの抽象であり、それはいわば、像を超える像を掘り起こす途方も無い写実主義であるともいえます。 
つまり、抽象でありながらも彼女の絵画は、真っ直ぐにある特定の領域を指し示しています。そこに到るまでにおそらく無数の試行錯誤を繰り返しているのだと思います。 

 そのことはタイトルを見ると何か伝わってくるものがあります。一つ一つの作品のタイトルは非常に入念に選択されていると思います。そこには英語世界独特の、抽象概念によって個々具体を暗示させる、という特質が生かされています。個々のタイトル、例えば、「WAKE」(目覚め、通夜、航跡など)や「GLIMMERING」(眼、かすかな光、灯火など)のように、一つの言葉の像が複数の含みをもち、それが効果的に作品と共鳴しています。彼女は文学作品を深く読み込むことで言葉が一体どこの領域からやってくるのか、言葉になる以前の魂というか心の輪郭とは何なのかを黙想し、イメージ以前の超像ともいうべきものを掴んでいるのではないでしょうか。 

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