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病気腎移植を冷静に語るコミュの透析の現実について

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病気腎移植積極推進派の方にかかると「透析」というのは“地獄の苦しみ”にされてしまいがちですが、「ブックマーク」トピの 8 番のコメントでリンクしている下記のサイトの記述によれば「かなり満足」が40.5%、「どちらかといえば満足」が49.6%と、9割以上の方はとりあえず満足しているという、「本当にそんなに大変なのか?」と思わせる、非常に異なったアンケート結果が出ています。

腎不全と透析 6. 移植と透析
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/dtx/006.html

他にも、

・透析を受けている人の7割は移植を希望している?
・透析はとっても儲かる? 透析利権のようなものがある?
・透析センターで移植の希望を述べるとサービスが悪くなる?
・実は透析を受けている人の間では肝炎が蔓延している?
・施設による機材やスタッフのレベルの差が結構大きい?
・某病院の透析はとても下手、なので患者は病気の腎臓でも欲しいと言う?

などなど、現場を知らない人間には真偽がよく分からないことが色々と語られています。

週に三〜四回その都度数時間ずつ機械に繋がれる生活が不便でない筈はありませんけれども、主観的なところを含めて本当のところどうなのか、出来れば透析経験者の方のお話など伺えれば幸いです。

コメント(5)

>実は透析を受けている人の間では肝炎が蔓延している?

蔓延というと語弊がありますが、透析患者にウイルス性肝炎が多いのは事実です。観血的な処置を繰り返し行うので、気をつけていても感染してしまうリスクがあるのでしょう。ちょいとググったら、

「1999年度末の日本透析医学会による調査報告では、全国平均でHBsAg陽性率は2.0%、HCVAb陽性率は5.6%である」

という文章を発見しました。一般集団では、年齢によって異なるので一概に言えませんが、HBsAg陽性率もHCVAb陽性率も1%強といったところです。

さすがに、「透析の管を替えないで使いまわししている施設」があるとは思えませんが、HBs抗原陽性ドナーから「感染性はほとんどない」として腎移植をした施設もあるくらいなので、実際のところはわかりません。
>1 なとろむ さん

なるほど、ウィルス性肝炎に感染する危険は確かに高い(一般人の2〜3倍)、と。

私も、

>「透析の管を替えないで使いまわししている施設」があるとは

信じたくありませんが、確かに観血的な処置(さりげなく専門用語的ですね、辞書引いちゃいました :-)が必要な現場だから、肝炎に限らずウィルスには(HIVとかも)注意しないといけないということですね。

患者さん同士もそうだし、スタッフの人も気を付けないと危ないのかも知れませんね。まあ仕事だから、その辺は織り込み済みで十二分に注意しているんでしょうけど。
透析患者に肝炎ウイルス陽性者が多い理由は、確かに週3回血液暴露の機会があるという条件もありますが、その他にも
1)1990年のrHuEPO製剤発売まで腎性貧血の治療の主体は輸血であった
2)同時期までHCVスクリーニングが開発されておらず、輸血による感染のリスクが高かった(透析歴20年以上の患者は7.3% http://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2009/p009.pdf)
3)透析患者には陽性率の低い若年層がほぼ含まれない
(http://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2009/p013.pdf)
などの要因があります。

透析施設での感染については、集団感染事例が数年に1回ほどニュースになります。これ自体は恥ずべきことなのですが、頻度としてはそのぐらいです。
また、感染ルートについてもたいていの施設では感染対策に気を配っているため目立つ穴がなくて、逆に推定が困難なことがあるぐらいです。

>「透析の管を替えないで使いまわししている施設」があるとは

私も信じたくありませんし、現実的にも賠償リスクや信用リスクを考えれば普通の経営者は標準の感染対策はクリアしようとするでしょう。
>1990年のrHuEPO製剤発売まで腎性貧血の治療の主体は輸血であった

なるほど、これは気付きませんでした。言われてみたらそうですね。


>透析の管を替えないで使いまわししている施設

賠償リスクや信用リスクのほか、使いまわしだと医療従事者にも感染リスクがありますしね。
今日はMRさんから興味深い話を聞きました。

血液透析患者の難治性掻痒(かゆみ)に特化したレミッチという薬が今年の3月から発売されています。
http://www.remitch.jp/top.html

透析掻痒症というのは命には差し障らないがQOLを著しく低下させる合併症として有名で、かつ透析患者の約半数が持続的なかゆみを感じているという統計もあるほど、数の多い合併症です。

通常は抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤、外用ステロイド剤等の既存治療を行うわけですが、このレミッチは既存治療で効果不十分な場合に適応となる薬です。

それで興味深いというのは、このレミッチの処方量には非常に地域差があると言うことなんですね。
大まかな傾向としては東高西低、北海道・東北に多く、九州に少ない。そして東京など大都市圏で際立って多いと言うことでした(九州のMRは成績が悪いと突っつかれて大変らしいです)。

これが事実とすれば大まかに二つの可能性が考えられますよね。
1)患者数に差はないが、進取の気風に富んだ地域で処方量が多かった
2)実際にそこには難治性掻痒の患者が多い

しかし1)の要素が強ければ、レミッチに限らず他の新薬でも同様の傾向が出るはずで、レミッチのみが際立つ理由がない。
なので2)の要素が強いのだろうと思うわけです。

特定の地域で難治性掻痒例が多いとすれば、それは何を意味しているのか?
透析掻痒症の原因は一つではなく、増悪因子も多数知られています。
http://202.216.128.227/透析百科/16.1.htm

ですからこれが原因だと何かを断定することは避けますが、このレミッチの処方量はもしかすると透析のクオリティを現す一つの指標と成り得るのかもしれないな、と今日の話を通じて考えたのでした。

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