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チェルノブイリコミュの『チェルノブイリ再生の歴史』の全字幕?

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『チェルノブイリ 再生の歴史』
    が日本賞を受賞し
暮れの26日、BSで放映され、ほぼ全編を録画しました。

http://www.nhk.or.jp/jp-prize/2011/prize_audio_continuing.html

以前に放映されたときは同時通訳だったようですが
今回は字幕付きです

1時間半の内容で、
気になるところが幾多あるのですが、次々画面転換して
ゆっくり検討する余裕がない
立ち止まって、ゆっくり考えてみたい。

そのあと、知人友人が来て再度視聴しましたが、
内容が盛りだくさん過ぎ、重要過ぎ
早すぎてそれをひとつひとつ検討をする余裕がない、
同じ印象でした

正月が過ぎ、ヒマをみて
ゆっくり視聴してみようとしているうち
画面の字幕をワープロに打ち込んでいました
途中、ネット上に
すでに字幕を公表しているサイトがあるかも知れないと
検索しましたが
まだそうしたことがなされていないようです
もし発見したら、当方の字幕起こしはやめ、
サイトを紹介することで終了としたい

やっていなければ、当方がするしかないと、再び
場面ごとに、字幕起こししながら、検討を重ねています
最近は、これを公表すると、
著作権のあるNHKからクレームがくるかもしれない
それはその時点で対応することにして、字幕起こしを継続し
公表し、学びたい人に提供いたしたい


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは私自身の選り好みはせず、
映像に現れる字幕はそのまま起こす。

注意書きは理解上の必要最小限を記すつもりです

【最初の数分、録画開始が遅れ、録画漏れがあります、
※漏れた部分の字幕起こし可能な方、ここに追加いただけるとありがたい】
 
 『チェルノブイリ 再生の歴史』の字幕です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放射性原子の攻撃により顕微鏡レベルの戦いが始まりました。 1
動物も植物も細胞の奥深くで分子や染色体レベル戦っているのです。

(男が現れ、氏名肩書きが示される
カール・ラーソン (スウェーデン放射線防護機関)の発言)

放射線はそもそも地球上に存在するものです。
自然には放射線に被ばくしても治療できるメカニズムが備わっています。
しかしこれほどの放射線の急増は想定されていません

【ナレーション】

大規模な汚染に自然はどう反応したのでしょうか?

自然という屋外の実験室で  
科学者たちは異常な現象を見つけます

驚いたことに
自然は放射能を恐れていないようです。

(男(セルゲイという、後述)が野原を歩いている)

発電所から2キロの場所です
放射能レベルは通常の千倍高くなっています

(ガイガーカウンターが鳴っている。
ネズミ捕り器からネズミを取り出し、話す)

「オスの野ネズミがいました
多量の放射線で      20
汚染されているはずですが元気です
身を守ろうと
必死で抵抗しています

【ナレーション】

事故から20年以上経ち
自然は元の状態に戻ったように見えます
立ち入り禁止区域には
事故以前にはいなかった動物もいます
熊が数頭、そして野生のイノシシやシカも
よく見かけます

鳥は4号炉を覆う石棺に巣を作っています。
ここの放射線レベルは通常の100万倍です

しかし 動物はすべて
野ネズミと同じく健康そうです

(車に乗った男が話す)

探し始めて2日ですよ
雨が降ったから見つけにくい

絶滅寸前の珍しい哺乳動物もいます
モウコウマという野生馬です

(同乗の女が話す)40

きっといるわ

【ナレーション、女性を映す】

カテリーナはキエフ動物学研究所で
1998年からモウコウマを研究していました

(モウコウマが映り、カテリーナが話す)

「この馬は世界で千頭しか残っていません
ここにはウクライナから運ばれてきました」

(カテリーナ・スリヴィンスカ 
ウクライナ国立科学アカデミー 動物学者の字幕がでる)

「モウコウマを約100頭保護していて
手狭なので一部を移すことになりました

1988年の秋に21頭が
チェルノブイリに連れてこられました

禁止区域には年老いた健康状態の悪い馬を
選んで移動させました

ここに来れば死ぬと思ったからです

ところが うまく適応していました。

モウコウマは何頭いるの?  」

(同乗の傍らの男に質問し、男が答える)

「50頭です 今年うまれた子馬を除いてね」  60

(アレクサンドル・ボロスキー 字幕にでる)

(馬がゆったりと移動している、草を食べている

カテリーナが話す)

「ここは馬にとって天国なのでしょう」

【ナレーション】

チェルノブイイリは動物の天国なのでしょうか?

植物はどうでしょうか?

いたるところにあります
建物の中にも木が生えています。

かっての旧ソ連の理想の町が
じわじわと森に飲み込まれています

町はジャングルの様相を呈し
被ばくの影響を受けていないように見えます。

自然は被ばくに影響されないのでしょうか?

セルゲイがつかまえた野ネズミを分析すると
そうはいかないようです

野ネズミはつかまえやすく
すでに40回も世代交代をしているので
被ばくが子孫に与える影響を知る
手がかりになります   80

セルゲイが家(車か?)のなかで野ネズミを手にして話す

「若くて繁殖可能な野ネズミです
見た目は問題ありません

放射能で汚染された地域で
生まれたものだと思われます」

(セルゲイ・ガシュチャク 放射生態学者、の字幕がでる)

放射線量を測ってみます
ラボにある測定器で放射線量を測ります

(ネズミを容器にいれ、パソコンの画面を映す)

「見てください 大量の放射性セシウムが
あることを示しています

森で見つけたエサを何でも食べるので
放射性物質を大量に吸収してしまうのです

それでも繁殖しているんですよ
見かけは健康ですが 汚染されているのです」

【ナレーション】

汚染された動物が
どうして無事に生きていけるのでしょう?

この矛盾した状況を理解するため
4号炉が爆発した瞬間に戻る必要があります 100

(爆発の瞬間のCG映像を映し出す)

原子炉は燃料を補充したばかりで
200トンのウラン酸化物を含んでいました

(DENISE STAMOSE デニス・スタモーズ
放射線防護原子力安全研究所 地球科学者 女性 
が画面に現れ、話す)

「最初は熱爆発でした セメントのふたが浮いて
燃料の粒子が外にボールのように落ちました」

デニスはその粒子が土壌に
染み込んでどうなったかを調べています

一度目の爆発だけなら
大惨事にならなかったかもしれません

重い粒子は4号炉の周辺に
落ちるだけだったはずです

しかし その後10日間火災が続きました

発電所にあった
あらゆる放射性物質が燃えました

重い物質は発電所近くに落ちました
軽い物質は遠くまでまき散らされました。

放射性物質が空に舞い上がり   120
とても長い移動をはじめました

これが有名な“チェルノブイリの雲”で
国境を越えて広がりました。

(地図の上に広がていく画像がある)

これは大量のデータをもとに 4月26日から
5月9日までの雲の道筋を再現したものです

10日間で数十億の放射性粒子が
風の吹くままに広がりました

世界で毎年発生する
核廃棄物の3万倍に相当します

現在でも わたしたちがさらされる放射能の
3%はチェルノブイイリの雲によるものです

その雲が雨を降らすと
水滴が落ちた先だけが汚染されます

雨が降らなかったころは汚染されません
汚染がまばらだと徐染がやっかいです

政府が作る汚染地図は
何度も変更されました

各地の放射線レベルは
まったく不規則でした  140

住民が一度も避難しなかった場所が
新たに禁止区域に指定されたりしました

(セルゲイが歩きながら話す)

たとえばここは 汚染地域の境界線です

道路の近くは汚染されていません

今はカバの木が育っています

森に入るにつれて数字が上がってきました

道路では約3マイクロシーベルト毎時
たった数メートルで9倍以上になります

これはウクライナの
通常の放射能レベルの千倍です

【ナレーション】

現実の自然は科学者の仮設どおりに
なってくれるとは限りません

デニスのチームは放射性物質の動きを
長期間追跡しています

管を異なる深さまで埋め
土壌にしみこんだ雨水を採取しているのです

(現場映像が流れる)   160

その水をフィルターにかけてビンにつめ
パリの研究所で放射性粒子を検出します

(実験室内の映像)

予想外の結果がでました

(デニス・スタモーズが話す)

プルトニウムは動かないと予想していたのに
移動していることがわかったのです

核分裂したプルトニウムは
微量でも毒性の強いものです

それが将来的に川によって運ばれていく
可能性のあることがわかってきました

プルトニウムの放射能がなくなるまでに
24万年かかります

プルトニウムの動きを理解するため
わたしたちはより高度な分析をしています

ここでは事故の結果をじかに観察できます
ラボでの実験とまったく違うものです

【ナレーション】

1986年の春
放射性物質が自然界に降り注ぎ   180
巨大な戦いが始まりました

科学者はこれを
急性被ばくの段階と呼びます

灰に覆われた植物や動物は
細胞に大量の放射線被ばくをしました

細胞は放射ると木線で
攻撃されることとなりました

放射性原子の核は非常に不安定で
分裂して光子を放出します

光子とは
光の速さで動く純粋なエネルギーです

光子はほとんどの物質を通過します
肉眼では見えません

光子が物質にあたるとき
衝突が起きて分子を壊してしまいます

バラバラになった分子は「遊離基」といい
漂いながら
ほかの分子を壊してしまうので危険です

それが大量に起こると
細胞や組織が壊されてしまいます   200

こうした攻撃を一度にたくさん受けることを
生物は想定していません

事故の直後には 動物や昆虫がたくさん死に
植物が枯れたはずです。
微生物やバクテリアは もっと死んだでしょう

発電所の近くでは 何千本もの松が数週間のうちに赤くなって枯れました
科学者はこの現象を「赤い森」と呼びました

(周囲の森と違う赤色になった映像が流れる)

この戦いの傷跡は今も残っています

「赤い森」は謎と矛盾を秘めた
驚くべき実験室になったのです

事故のあと 400頭を越える家畜の
先天異常が見つかったと言われます

しかし 放射性物質がまだらに降り注いだため
動物が絶滅した場所のとなりに
まったく被害のない場所があったりします

核爆弾は短時間の爆発で
光と放射線を放ちます

放射性物質は「赤い森」に不規則に落ち
一定期間 放射線を放ち続けます    220

(デニス・スタモーズの話)

放射性物質には 半減期というものがあります
放射線の量が半分になる時間です

半減期を10回迎えると
放射性は無視できるようになります
半減期が数秒や数日と短いものは
現在では放射性がなく 毒性もありません

しかしプルトニウム アメリシウム ウラニウムは
半減期が数万年もあります
20年たった今 禁止区域の放射性物質は
3%以下に減りました。

しかし この残り続けている物質が
自然界にどう影響するかわかっていません
チェルノブイリは新たな段階に入りまし

これからは低線量被ばくが長期に続きます
事故直後より低いものの 通常の何千倍です

放射性物質は 植物が腐敗すると
土壌に沈んで植物の根まで届きます

植物や動物は 呼吸やエサを通じて
放射性物質を吸収します       240

入ってきた敵と戦い 内部被ばくすることで
自らも放射性物質となるのです

禁止区域の食物連鎖は危険にさらされています

放射生態学者で植物学者のボリスは
植物とミクロの敵との戦いを調べています

彼は17年前から 放射性物質に対する
植物の微妙な反応を研究してきました

現在 チェルノブイリで放出される
放射性物質のほとんどは
セシウム137とストロンチウム90の
2種類です

どちらも半減期は約30年なので
放射性がなくなるのは
2286年ごろということになります

この2つのせいで 自然界の放射性物質に
変化が生じています

(ボリス・ソロチンスキーBORIS SOROCHINSKY
ウクライナ国立科学アカデミー 植物学者 が話す)

土壌と植物の
興味深い現象をお見せします   260

放射性物質が植物の根にとどき
植物が吸収しはじめました

放射線が土の中と植物の両方から
出ることになったのです

植物は常に内部被ばくしているわけで
これにだんだん慣れてきます

このような反応は
ほとんど知られていませんでした

放射線量を測ってみましょう

レベルはまちまちです 土と植物の関係や
根の深さによって変わってきます

驚いたことに 土に直接置くと
植物にかざしたときより低い数値です

(映像では、土の上は0.04前後
葉にかざすと0.08前後)

茎の中の放射性物質を検出しているため
植物の方が数値が高くなっているのです

【ナレーション】

植物は 内部被ばくに
どう反応しているのでしょうか?   280

スウェーデン放射線防護機関のラーソンは
このテーマに取り組んできました


放射線は 直接または「遊離基」を通じて
DNAを傷つけます

しかし 自然はDNAの傷を治療する
メカニズムを作り上げました

治療が可能なのは 染色体が2重らせん構造に
なっているおかげです

傷のない染色体が 傷のあるものの見本になり
ひとつひとつ欠けている要素を置き換えます

染色体のどの部分が欠けていても
そうなります

これに失敗すると突然変異が起こります

死ぬこともありますが  生き残れば
突然変異が受け継がれます

突然変異は奇形のもととなります
遺伝子は思いがけない形であらわれます

【ナレーション】

20年後の今 突然変異は見られるでしょうか?
ボリスはそれを調べています   300

(ボリスが森を歩いている)

異常な形をした葉を見つけました
内部被ばくしたためと考えられます

この葉は形とサイズが変わっています

ここには巨大な葉が多く 形態学的に異常です

同じ場所で見つけた 同じ種類の2枚の葉です

この巨大な葉と こっちの普通サイズの葉を
比べてください

これもいい例です 針の大きさが違う

このマツは上に伸びていません
光に向かって成長することを知らないのです

枝がいろいろな方向に伸びて ボール状になりました
こういうマツの木は多いです

植物と放射線の戦いでは
負けるものがいれば 勝つものもいます

カバの森に来ています
先ほどのマツと放射線レベルは同じです

(ボリスが線量計を見ている)

しかしこの木には マツと違って
形態学的異常は見つかりません   320

カバは染色体がマツと違うため
放射線に対する反応が違うのです

【ナレーション】

カバの木は特別です

カバの木はゲノムが小さいので
放射線が当たる確率が低くなります

しかし マツはゲノムが巨大なため
放射線が当たりやすいのです

植物の抵抗力の違いが 生態系を二分しました

マツの木は枯れ果て
1986年の悲劇の証人として残がいがあるのみです

空いた場所に入り込んだカバの木は
放射線量が1万倍以上でも普通と変わりません

(ボリスが森で話す)

放射線の影響は植物によって違うと
この森は教えてくれます

自然の多様性を示しているのです

【ナレーション】

ほかの植物は 放射線に
同様の反応をするのでしょうか?   340

この庭はチェルノブイリの中心部
発電所から18キロメートル地点にあります

(男が畑を耕している)

【※続く】

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