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NPO法人森の蘇りコミュの富士山のヒノキのふるさと(富士山ヒノキ天然林)2

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大変遅くなりました、、、
富士山の二合目にある天然ヒノキ林の様子をお伝えする続編です。

天然林といえども
台風などの大風によって時には倒れることもあります
写真の1つは倒れたヒノキの根っこです。
(下見もかねて同行して頂いた大西さんには、人間スケールになってもらいました)
人工林で倒れているヒノキの根っこと比べると、どんな様子でしょうか。

根が絡み合って、木と木が互いに支え合っていた様にも見えます。
一方長い時間人の入っていない人工林の根は
倒れても他の木と絡み合っている場面は少ない様に感じます。
根まわりの大きさも天然林は、ずいぶん大きい様に感じます。
みなさまの目にはどのように感じられるでしょうか?

木は動かずに生きることを選びました。
生への執着は生半可ではありません
倒れても、根っこが半分くらい地面とつながっていると、
木は枯れずに生き続けます
倒れたところからまた起き上がって空をめざします
木が途中で曲がっているようすなどから
過去の苦労がしのばれます。

ヒノキは萌芽(ほうが)再生ができません
コナラやクヌギなどドングリをつける木々の若木には、
木を伐られても根元から新しい枝をだして幹を作って行く力があります。
これが萌芽する力です。
ヒノキには萌芽の力がないため
折れたら最後!という危機感があります。
かわりに木が粘り強く、折れずによく耐えています。
だからこそ、簡単には枯れずとても強いのでしょう。

空を覆っていたヒノキの大きな木が倒れると
その木が覆っていた分だけ
空がぽっかり空きます。
その空は、
「子供たちよ、若者よ、さあ伸び伸びと育っていくんだよ」と
次世代に託した部分です。
森は、外から見るといつも同じ森の様子をしていますが
一部ずつ、若い部分に入れ替わって行くのです。
台風は森の入れ替わりをうがなす役目をもっているようです
天然ヒノキの森、
でもよく見ると、パッチワークの様にさまざまな部分でできている
のです。

続編の次回では、
ぽっかり空いた空のもとで、
天然ヒノキの森が、
どのように再生していくのか、そのスタートの様子を
お伝えしたいと思います。

なんばさやか

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