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キリストの証人たちコミュの第6章 信仰の試みと祈りの補助者 その4

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1840年2月再び健康が勝れないことと、
伝道のためとを兼ねてドイツへ行く必要を感じ5週間大陸にいた。
そしてハイメルスレーベンに行ったとき、
彼の父が甚だしい咳を煩っているのを見出した。

その室は彼がまだ罪人であり、主と和らがず、
嘘偽りのうちに送っていた時の住居であり、
のち負債の時悩んで、再び帰らない考えをもって逃げ出した室であるが、
今ここに入って祈りを瞑想とに時を費やした。

彼は再び健康な父の姿を見る事が出来ないと思って、
丁重な看護と熱心な祈りとを父の為に捧げた。
その予期の如く父は3月30日にこの世を去ったのである。

ドイツへ旅行した主なる目的は、東方に伝道者を送るためであったが、
サンダースレーベンにおいてスタールシュミッドという友達に会い、
僅かの団体の人々が警官の圧迫を忍びながら、
全く当時の形式的な有様から離れて、キリストにある麗しい礼拝を続けてるのを見た。

彼等が集まっている室はごく質素なものであって、いすが真ん中に一つしかない。
ハルベルスタットでは、もっと大きい新教の教会が、
真に回心した人々によって純粋な礼拝を続けているのをみた。

種々の見学の後、彼がブリストルに帰るや、
財政上の非常な困難の時に一通の手紙が一人の信者から彼に送られた。
その内容は、あなたのご事業の現在の状態はいかがですか、
あなたは神の事業においてただ神の他には誰にも求めないということを私は知っております。しかし乞われた時に答えるのはまた別の問題です。

私があなたの働くところの問題に向かって、
いまの状態を知ろうと思う事は他に目的があるからです。
もしお差し控えがなかったならば、現在いかほどの額を所有し
どれ位を要するかを知らせてもらいたいという意味を記してあった。

この要求にも彼は応じなかった。その理由は、
1、彼の眼を神から人に向けさせるからであって、
2、信者の心を純粋に神のみに依頼させることから他に向かわせるからである。

その時彼の手には僅かに17ペンスしかなく、
何百の孤児のために必要なものは眼前に迫っていた。
しかるに彼の返事は
「私は貴方の愛に向かって心から感謝致します。
また、金の為に願う事と、問われたのに答えるのと
相違することはご意見と同じであります。しかし、
財政状態を打ち明けるところの自由を持っていないことを私どもは感じています。
なぜなら、神のみがこれらの業の経営における実際の補助者である事を見て、
信仰の弱い者を導くのが最初からの目的であったからです。」

このようにその立場を固執するに関わらず、彼はすぐに活ける神の前にでて、
「主よ、あなたの御為に私は私どもの必要についてこの兄弟に語らなかったことを
貴方は知ってい給う。されば主よ、私どもの必要な時において、
ただあなたのみ申し上げるところの真実を知り給うて、そのことをあなたより 
かの兄弟に直接に告げ、それによって私どもを助け給え」と。

この祈りに答えて神は質問した兄弟の心を動かし、百ポンドを贈らせた。
まさにそれは彼等の手に1ペニーさえ残っていないときであった。

信仰の試みを通じてますます強くされて行ったが、1845年5月7日、
悩みの数年間を回顧してこのようにいっている。

「7年の間、私どもの費用は極めて欠乏の危機に達することが多かった。
孤児の必要を満たす為に3日間以上を所有することは稀であって、
ことに大きな試みは1838年9月18日、
主が私どもの祈りを顧み給わないのではないかと思う程の事であったが、
丁度その費用が迫って一刻も延ばせない時にあたって助けを与えたもうた。

これは真に私どもの信仰の試みであって、
もし与えられなければ、主の御業が棄てられなければならないと思った程遅かった。
しかしその助けの的確なることによって、それ以来不信仰に負ける事が無く、
また大きな貧困のうちに陥る事がなかった」と。

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