ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

キリストの証人たちコミュの第6章 信仰の試みと祈りの補助者 その1

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
神の恵みは分けることによって増し加えられ、
これを己のものとすることによって失うという不思議な法則がある。

5つのパンと2匹の魚とは、
イエスのご命令に従って分けられた時に
増し加わって多くのものの欠乏を満たした。

神は互いに助ける事を喜び給い、
祈りは心を合わせることによって力が加えられるという事は、
イエスの保証し給うところである。

初め彼等が事業を経営する時に、
ミューラー夫妻及びクレイクその他の2人の補助者によって
全ての財産を取り扱い、
その状態がどうであるかを人々に知らせなかった。

しかし1838年の秋から、
主の御業に携わる人々に共に同じ心をもって当たる事が出来る様に、
内容を示すべきである事を感じ、
その労力を分つ者は祈りをも分ち、
祈って答えられるその状態をも知らしめるべきではないかと考え、
共に主の御名を崇めんために、その仕事に携わる兄弟姉妹の全てに
事情を打ち明け、あるいは欠乏の時に祈るべき問題を示して
これを奨励し、共に集まって神は必ず備えたもうことを
説きながら待ち望んだ。

このようにしてかなり多くの人が祈りの仲間に加えられ、
夜も昼も神の御力の加わる様に祈った。

また彼とともに主の業を勧める者が、
決して動かしてはならない法則として繰り返し説いたところのものは、
いかに切迫した必要に遭っても現金以外には物を買わず、
それと同時に子供たちを決して必要なものに欠乏させない
という方針であり、彼等が少しでも飢え、
あるいは乏しかったりするくらいならば、
むしろそこに子供たちを留めておかない方がよいという主張であった。

しかしながら欠乏のことを決して外部の人に語らず、
ただ活ける神こそを唯一の力とするのが目的である。

故に補助者も心を合わせて、
ブリストルに孤児院の建てられたのは神の栄光のためであり、
主は己を信ずる者の祈りに答え、完全にまた忠実に
その約束を全うし給うことを証する為であると説き、
それと共に自らの力に頼る危険から避ける為に、
毎日毎時間神と合一した生活を続けようと祈りに励んだ。

また共に働く者の不一致は最も祈りの生活を妨げるものであるとして
それを警戒し、互いに省みて一つの体に属する肢体の如く、
一つになるよう努めた。

このように創立者と共同体とが心を合わせて進んでゆく場合に、
彼等は直接活ける神を度外視してはどうしても
生きる事のできなかったのは当然である。

基本金もなく、人に寄り頼まず、借財をせず、
しかも子供たちを欠乏させないようにする事は
全く見えざる神のみを当てにする生活であって、
彼等の生きている事、及び事業の継続それ自体が、
神の慈愛と、有形の世界にまで神の支配の御手の動く証拠である。

1840ねん8月より、祈りの団体をさらに拡げ、
ただ、孤児院のみでなく、昼間学校に働く兄弟姉妹をも加えた。

このようにして人々の信仰と祈り、
そして己を棄てて神に従う生活はますます深められて行った。

彼等の実際生活は歴史上に特筆すべきほど、無私なものであって、
神に大胆にすがる勇気は、
自ら自身の所有を与えて貧しい状態に生き、
直接必要を神から確信がなくては到底できるものでない。

丁度やもめの2枚のレプタのように、
彼等はその貧しい中から最後の1ペニーをも捧げ、
装飾、宝石、相続した動産までもこれを寄付した。

もとよりそれらは額の上において僅かなものであったとしても、
彼等が持っているもの全てを捧げてこれに当たったことは、
実に崇高な、涙に余る程の心がけと言わなければならない。

この生活を続けるうちに
人々は皆大いなる恵みと祈りの力とを増し加えられる様になった。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

キリストの証人たち 更新情報

キリストの証人たちのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング