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認知症と高齢化社会コミュの父の場合・・人を幸せにする嘘はあってもいいかも?

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本日、父の病院へ行きました。
毎年、この時期に年賀状を作成する為にする作業があるんです。
それは、絵が得意だった父の感性を刺激しそうな年賀状のデザイン集を、
一緒に見ながら発送するデザインを決める事。

目も悪くなっているし、
本人も面倒くさがったりもするのですが・・・
これだけは、気分を盛り上げるように考えながら、誘導し、
自分で選んでもらうようにしています。


さてさて・・
その時の余談が今日書こうと思った本題です。

父がまだ元気だった、20年以上前、
私の不注意で、自宅でぼやを出した事がありました。

揚げ物をしてたのを忘れ、
休日で疲れてゆっくり寝ている父を起こすのが可哀想で、
前日に父が弟に渡し忘れた小遣いを渡す為に
火をそのままで父の財布にあった大きなお札を両替に出てしまったのです。

弟に小遣いを渡して見送って戻ってくると、自宅の窓からもうもうと黒い煙が・・・
慌てて家に駆け込むと起きた父はパニック状態で、
家の外に出てくれと言っても聞かず、あろう事か鍋に水をかけたためますます燃え上がる事に...。

丁度、少し前に学校で受けた消防訓練で大きな布を濡らしてかけるとよいと習っていた私は、
とっさに父が使っていたタオルケットを風呂の水につけ,
なんとか火を消し止めました。

と、説明が長くなりましたが、

私は、自分の不注意で火を出したものの、
父の命を救えた事でホッとしたものでした。


さて・・時が経って、今。
父の頭の中では、自分が消火をやってのけたという風に記憶がすり替わっています。
少し前に本当の事を話したら、
「お前はうそつきだ!」とものすごい勢いで怒りだしました。

本日はそこには触れまいと考えていました。

しかし・・年賀状のデザインも決まり、色々楽しい話をしている最中に、
父が突然
「火は俺が消したんだぞ。」
とギロリとにらむのです。

私も義理の母も目を見合わせ・・

私「そうそう。そうだったね!」

父「(ちょっと意外そうに)ああ、そうだ。」

私「そうそう、お父さんはスーパーマンだもんね。」

とちょっと持ち上げてあげました。

すると・・・

父はちょっと誇らしげに胸を張り、

いつもしゃっくりのように揺らしている身体がしばらく静止し、

「そうだ。俺はスーパーマンだ。。俺はホントに自分でそう思うよ。」



帰りがけは、義理の母とその話で大爆笑しながら帰ったのですが、

その反面・・

父は、私からそう思われたかったんだなと、感じました。

娘から助けられた俺では嫌だったんですね。

あくまで俺が助けたと、強い父親でありたかったのですね。

今更どうでもいいような過去の事は、そう思わせてあげよう。

人を幸せにする嘘はあってもいいかもなと感じたのでした。


たしかに、

あの時、父が部屋にいなかったら、

私も危険なおもいをして、火を消し止めようとは思わず、

ぼやですまなかったというのも事実ですから。

コメント(1)

こんにちわ。
僕の両親はまだまだ元気ですが、いつ同じ状況になるかわからないなと
読ませて頂き感じました。

大学で少子高齢化社会学を学んでいるのですが、
両親の介護についても、これを気に考えてみたいと思います。

よかったら、僕のtwitterページもどうぞ。
高齢化問題を、これから掘り下げていこうと思ってます。
https://twitter.com/hajimeville

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