ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

認知症と高齢化社会コミュの父の場合 その3

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ひどい床ずれの手術後の皮膚は、
糖尿病も同時に患っていた父の場合、
なかなか元に戻りませんでした。

でも、見るたびに
人間のそれらしい皮膚に再生していくのは感じました。
どんなに年を取っても、生きているという事は
こういう事だと感じました。

このころの父は、
元気だった頃とはうってかわって子供のようでした。
私が現れて手を握ると、
そのまま手を離さずに、
時には私の手に頬を寄せてじっとしていました。
時々、上目遣いに私を見る目は
子供が甘えたいときに
母親や父親を見上げる目に似ていました。

思えばその時はとても穏やかでした。

そして、驚いたことがありました。
父が指の付け根をペロペロなめて空飛ぶ船に送っていた信号。
その事は私にしか教えていない秘密だったのです。
時々、私は父に聞きました。
「ね、船はちゃんと信号送ってくるの?」
近くに人がいると父は指を口に当て「しっ」と言いました。
それは、奥さんさえも知らない事でした。
看護士さんが、
「●●さん、なんでそこ舐めるの?」
と聞いたとき、
奥さんは
「なんでかしら・・かゆいんでしょ」って。
その時も父は、私を見て指を口に当てて「シッ」と。

長いこと離れていた家族だけど、
私と父の秘密があることはちょっと楽しい出来事でした。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

認知症と高齢化社会 更新情報

認知症と高齢化社会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。