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「朝の読書」コミュのみんな読みたくなるなる この一冊

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「朝の読書」をしていて、悩みの種になるのが本を読まない生徒の存在ですね。どこのクラスにもそんな子はいると思います。

本を読まない理由はいろいろとあるけれども、
もしかしたら、その生徒は楽しい本とまだ出会ったことがないのかもしれません。
そこで、どんな生徒も読みたくなるようなオススメの一冊をみなさんで紹介しあえたらと思います。

この本を渡したら楽しそうに読んでいた。
この本はクラスのみんなが楽しく読んだ。
または、自分はこの本を読んでから本が好きになった。

そんな本をみんなで情報交換できたらと思います。
あなたのオススメの一冊をご紹介下さい。

コメント(69)

>kigさん
本の紹介ありがとうございます。
『青春デンデケデケデケ』いいですね。ベンチャーズに見せられた少年の思いが今の子供達につながります。
すっかり忘れていました。この本はまた色んな場面で復活させたいです。

『夏の庭』もいいですね。作者は自分も『スタンド・バイ・ミー』を書きたいという思いで、この作品を作ったそうです。
死を見つめる子供達の姿が心にしみますね。

他のものは読んでいませんが、機会を見つけて読みたいと思います。
上の二冊については、今度、以前に書いた書評をアップしたいと思います。
『夏の庭 The friends』湯本香樹実/著、新潮社

「人が死ぬところを見たい」

そんな思いから毎日老人を観察する3人の少年。

老人は他人であり、その人の死は好奇心による観察の対象でしかなかった。
しかし、老人と言葉を交わし、ふれあっていくことから始まる心の交流。
人の生とは、死とは。人は何のために生きているのか。そんなことを考えさせられます。
世代を越えて人と人はこんなふうに分かり合い、つながっていくんだ。
人とかかわることに臆病になっている時、この本を読んでみて下さい。
大切なことがここに書かれてあります。
『夏の庭 The friends』湯本香樹実/著、新潮社

 私の「読書へのアニマシオン」で使用する本です。スペインのセミナーでもこの本をつかって遊びました。
スペインでは、読書へのアニマシオンの作戦6「本と私」で遊んだのですが、私がセミナーでするのは、違う作戦です。

 スペイン語で訳された題名が「死を求める3人のアミーゴ」です。やっぱり、『夏の庭』って、いい題名ですよね。
>ピグマリオンさん
『夏の庭』をアニマシオンでも使われているんですね。作戦6「本と私」ですか。面白そうですね。調べてみたいと思います。
ピグマリオンさんはどんな作戦をされたのでしょうか?

スペインでは「死を求める3人のアミーゴ」なんですね。
直接的な題名ですね。文化の違いを感じました。
>kigさん
またまた本の紹介、ありがとうございました。
ケストナーは「飛ぶ教室」ぐらいしか知りませんでした。
「どきん」谷川俊太郎は興味ありますね。
私も読んでみたいと思います。
対象年齢もそうやって入れていただくとありがたいですね。
これからも紹介、よろしくお願いします。
こんにちは。

書庫の片隅に、昔読んだ星新一の文庫本が数冊あり、読み直しています。私が今読んでいるのは『どんぐり民話館』というショートショートです。

シニカルな視点が多いですが、高校生ならそれも良しではないかと思います。

何十冊もあるので、ハマればどんどん読めるし、一冊の値段はマクドナルドでご飯を食べるのと変わらない安さ。

学生向きではないかと思います。そのうえ、忘れた頃に読むとまた楽しめる・・・(^O^)/。
>不思議さん
星新一のショートショートはいいですよね。
一つの話が短いし、展開の変化に惹きつけられて、読書が苦手な生徒にも読みやすく、読書が好きになるきっかけになりますよね。私も好きで読んでいた時期がありました。
『どんぐり民話館』は読んでいませんでしたね。
どんなお話でしょうか? 教えて下さるとありがたいです。
つるりん堂さん、しょーとしょーとのお話を説明するのは難しいのですが(~o~)、都会暮らしに飽き飽きした男とか、不思議な能力を一時与えられた男とかがいきなり出てきて、どんどん展開していきますよね。それはいつものショートショートと同じですが、どれも仕掛けが少しづつ違うので楽しめます。皮肉な結末になることが多いのは、ショートショートの特性なのかもしれません。

で、例えば「王さま」というお話では、水車小屋で粉引き仕事をする父が「わしは、一生同じことのくりかえしの人生だった。おまえは、新しい仕事を見つけろ」と言って亡くなります。残った青年は旅に出て、幽霊を助けたことにより、お礼に植物を喜ばせ実りをもららすという笛を授かります。この笛によって、王さまにお目通りを願い、国を助け、姫と結婚して・・・。

と、童話風に書かれていますが、ほのぼのとシニカルな視点で描かれていて、ほほう、にやり、でした。

お寺の伝説、小さなお堂、ふしぎな犬、影絵、さもないと、領主の館、青年とお城、どんぐり民話館・・・など、童話風のタイトルが多い一冊です。
>不思議さん
『どんぐり民話館』のご紹介、ありがとうございます。
確かにショートショートの説明って難しいですよね。
あらすじがそのまんま内容になってしまうし、あんまり詳しく書くとネタバレになるし。そんな難しい物をうまくご紹介下さいまして、ありがとうございます。
この本、面白そうですね、うちの図書館にあるか探してみたいと思います。
私は「神々」って題名がついた本の「貧乏神」の話のどんでんがえしに驚かされた覚えがあります。
話が短いから、カウンセラー室においとくといい本のように思います。また、星新一を読みたくなってきました。
不思議さん
どんぐり民話館はまだ、手にとっていませんでした。ぜひ、次回入れたいと思います。

つるりん堂さん、
猫の本棚に並んでいる本で、今子どもたちが変わり万古に及んでいる本は、森絵都さんの「人気者のひみつ」「バッテリー」「カラフル」宗田修「ぼくらの七日間戦争」からはじまるシリーズ、世界文学全集に良く取り上げられる、赤毛のアン、その続編、あしながおじさん、ながくつしたのピッピ、小公女、ひみつの花園、若草物語など少女が主人公の本が人気です。男子には星新一、オシムの言葉、「先生何か紹介してー」といってきた子には、モンテクリスト伯を紹介しました。
また読みたくなってきました。自分も。
>CHIBEさん
「猫の本棚」ってとても充実してますね。
一度、見てみたいですね。

世界文学全集を生徒が手にとっているというのはいいですね。
自分が子どもの時に持った感動と変わらぬ感動を生徒が
共有したりすると嬉しいものですね。

赤木かん子さんが、世界文学全集的な本は、
装丁で子どもが手にとるかどうかが変わると話していました。
たしかに表紙や、フォントが古くさい感じのするものは
見た目のイメージだけで敬遠するところも生徒にはあるようです。
「猫の本棚」にはどこの出版社の、どんなシリーズを置いていらっしゃるのでしょうか?
よかったら教えて下さい。
あいくんさんの本棚に刺激されて、自分の学級文庫を作りました。この私の本棚を「猫の本棚」と子どもが名前をつけました。子どもに紹介したい本を並べているうちにリピーターがどんどん増えてきました。図書室から持ってきた本や自分の家からの本がごちゃ混ぜです。
高学年の子どもは文庫タイプを好みます。で、図書室には文庫を充実させました。カバーも撮ってしまうと何の変哲もない同じ顔の本になってしまうので、カバーをつけたまま、バーコードをつけ装丁してます。子どもたちが、カバーの絵が今風であるだけで、世界文学的な昔から読みつがれている本を手に取るようになるのが、ホント笑えますね。
つるりん堂さんから紹介していただいた本もとても参考にしてます。
参考にミクで話題になった部分を引用させていただきました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=14291481
8&owner_id=2626686で「ねこの本棚」「あい
くん文庫」参照ください。
CHIBEさん、こんにちは。お声をかけていただいていたんですね。これからも宜しくお願いします。

星新一は男の子に人気があるんですね。

女の子には、私のワンパターンですが、安房直子さんの本は全てと言いたいです。言葉の豊かさ、想像力の豊かさを自然に身につけていくのではないかと思います。特に静かに読書をするのが好きな女の子にお奨めです。元気な子には角野栄子さんの『魔女の宅急便』なんかも楽しいですよね。
あいくん文庫、猫の本棚、懐かしい話です。
クリックしましたが出てきませんでした。
アドレスは多分ここです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=142914818&owner_id=2626686
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=154310870&owner_id=2626686
昨年5月6月の話です。
ミクシィを初めてしばらくの頃です。

3年生が自宅学習期間に入り、教室が入試会場に使用されています。
今日は推薦入試でした。
それで、あいくん文庫は片づけました。
本はダンボール6箱に収められて4月を待っています。
なお、あいくん文庫というのは私が勝手に言っています。
生徒は○○文庫と呼んでいます。
○○は私の本名が入ります。
>CHIBEさん
カバーの見た目だけで生徒の本に対する興味が大きく変わってしまうというのが面白いですよね。
でも、中身がよいからリピーターになるわけで、
子どもが読みたくなる本というは昔から変わらないのでしょうね。
そういう系統の本をあまり置いていないので、検討していきたいと思います。
>不思議さん
安房直子さんの本というのは読んだことがなかったですね。
手にとってみたいと思いました。
魔女の宅急便は宮崎映画からも入りやすそうですね。
うちの部屋は女の子の来室が多いので、いいかもなあと思いました。
ご紹介ありがとうございます。
>あいくんさん
あいくん文庫の話題、読ませていただきました。
アドレスを出していただきまして、ありがとうございます。
写真を見て、いいなあと思いました。
生徒がすぐに手に取れる場所に本があるというのは
大事なことだと思います。
私も学級文庫を置いていました。
自分の本も置きましたが、生徒が選んだ本も置きました。

LHRの時間の企画の一つとして、
クラスの生徒全員と一緒に学校の近くの古本屋さんに、本を買いに行ったりしました。
ブックオフで、一人200円分の本を選ばせました。
生徒には人気の企画でした。
その時の写真とかあるので、今度探してみたいと思います。

あいくんさんが上記アドレスの日記に書かれていたことですが、
公的資金の投入は管理の問題から難しいですね。
学級費ならいいかなあと思って、生徒の了解をとってから
使いました。
で、クラスが終わったところで、みんなに配ったり、
寄附してくれる本は私がもらって次の年の学級文庫に置きました。
そんな本が結構たまって、今もカウンセラーのプチ図書館に
置いています。
熊本県では『BOOK MAP』という高校生の読書の手引きを
熊本県高等学校教育研究会図書館部会が作っています。
私はその編集委員で、今年度で4年目になります。
先日、2007年度版の編集を終えました。
『BOOKMAP』で紹介されている本をここでも紹介していきたいと思います。

「初心者のあなたへ」という項目で6冊挙げています。
その一冊目です。

「元気になりたいときに」

『深呼吸の必要』長田弘(晶文社)

 ちょっと立ち止まって深呼吸をしよう。ただの深呼吸じゃない。言葉の深呼吸をするんだ。きみが子どもでなくなったのは、いつなんだろう。きみがおとなになるのはいつなんだろう。
 ゆっくりおとなになっていこう、深呼吸を忘れずに。

(『BOOKMAP』2006年度版より)
初心者(ビギナー)のあなたへ!

〜コナンに挑戦したいときに〜

『世界は密室でできている。』舞城王太郎(講談社文庫)

 15歳の僕とルンババは家本内の親友同士。姉の自殺は殺人だったのか? 修学旅行で出会った風変わりな姉妹、次々と巻き起こる密室殺人事件、そして高校入試→大学入試・・・。十代のめくるめく日常を描く新感覚エンターテイメントの傑作。

(『BOOKMAP』2006年度版より)
初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜ピュアな心に浸りたいときに〜

『絵本 千の風になって』新井満(理論社)

この詩は、全ての人に贈られた心温まる内容の詩です。
読む人が千人いたなら、「千の風」の向こうには千の物語があるのです。
この絵本はそんな千の物語の一つですが、佐竹美保さんのイラストと相まって、感動的に仕上がっています

(『BOOKMAP』2006年度版より)
初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜恋をしたいときに〜

『I LOVE YOU アイ・ラブ・ユー』
井坂幸太郎ほか(祥伝社)

最近、人気上昇中の男性作家の恋愛短編小説集です。
初恋、別れ…いろいろな恋の形・場面が登場します。
人の数だけ恋の物語はありますが、あなたはどのストーリーが
好きですか?

(『BOOKMAP』2006年度版より)
初心者(ビギナー)のあなたへ! 

「熱くなりたいときに」
『トップアスリートの声』
アフロスポーツ・写真 中川和彦(二見書房)

室伏広治、谷亮子、野村忠宏、福原愛、浜口京子、山本博、北島康介、立花美哉、武田美保・・・スポーツ界で活躍しているトップ・アスリートたちの魂のことばを豊富な写真とともに収録。あなたは誰のことばに心ゆさぶられますか?
初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜ココロが洗われたいときに〜

『届かなかったラヴレター2』
届かなかったラヴレター発刊委員会・編(文芸社)

「きっと私は、何度でもあなたに恋をする。今だってこんなにも、あなたが愛しいのだから。」
 胸にしまっていた片思い。この世にいないあの人への感謝。
期限のない再開の約束。
 溢れる思いが、あなたには届きますか?
初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜リラックス&リフレッシュしたいときに〜

『リラックマ生活4クマごよみ』
コンドウ アキ(主婦と生活社)

リラックマ生活シリーズ第4弾です。
名前の通り超自然体マイペースのリラックマとその同居トリ? で辛口のキイロイトリさんたちのおかしな日常生活を覗いてみてね。好きな時に好きページを開こう。ほら、すっかり強ばった心にダラリと…いや、スッキリすること間違いありません。

(『BOOKMAP』2007年度版より)

初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜コナンに挑戦したいときに〜

『春期限定いちごタルト事件』米澤穂信(創元推理文庫)
 小鳩君と小山内さんは恋愛関係にはないが、互恵関係にある不思議なカップル。この二人が次々に巻き込まれる奇妙な謎の数々。「解きたくもない謎を解いてしまう」高校生は、小市民の星をつかむことができるのか? コメディミステリの傑作(ぜひ読んでもらいたい続編もあり)
初心者(ビギナー)のあなたへ!
〜ピュアな心に浸りたいときに〜

『絵本 千の風になって』新井満・文 佐竹美保・絵(理論社)
 原作者不明の英語の詩のイメージから書かれたナバホ族の美しいファンタジー。

 私のお墓の前で 泣かないで下さい
 そこに私はいません 眠ってなんかいません
 千の風に 千の風になって
 あの大きな空を 吹き渡っています
お久しぶりです。最近は、重松清の文庫本を読んでいます。心の揺れがちゃんとストーリーと絡まっていて、文章を読む力が鍛えられるのではないかと思うのですが。

千の風になって・・・とても哀しいとき、心に触れてくる詩ですね。この絵本は知りませんが、私は佐竹美保さんも好きです。いろんな子どもの本の挿絵を印象的に描いていますよね。

「千の風になって」の作者、新井満さんの講演会が
高等学校国語研究大会の九州大会でありまして、話を聞いたことがあります。
とっても面白い方でした。
「千の風になって」の詩は、知り合いの奥様の弔辞用に贈った言葉だったそうです。それが一部で広がり、天声人語で取りあげられて、絵本の作成につながったという話(だったと思います)でした。
で、それが紅白で取り上げられ、またヒットになったわけですから、すごい運の持ち主だなあと思いました。
久しぶりのコメントとなります。
『BOOK MAP』から、本の紹介をしていきます。

ミステリーコーナー 〜コナンに挑戦したいときに〜

『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎(創元推理文庫) (546円)

「邪馬台国はどこにあったのか?」「イエス復活の真相は?」など
歴史上の謎を次々と解き明かす短編集。
舞台は、とあるダイニングバー。
4人の登場人物はカウンターから一歩も離れないが、
議論の幅は日本全国はもとより、世界各地、いや時間の壁をも飛び回るほど。
主人公の出す結論にあなたは感動するか、あきれるか?
ミステリーコーナー 〜コナンに挑戦したいときに〜

『ゼロ時間へ』(714円)アガサ・クリスティ (早川書房・クリスティ文庫)

犯人(名は伏せてある)が殺人を計画するシーンから、
犯行が実施される「ゼロ時間」に向かってストーリー
は展開していく。伏線の張り方、ミスディレクションの
上手さは、さすがの一言。ポワロ物でもマープル物でもな
いが、こんな面白いミステリが半世紀以上前にイギリスには
存在したことにも感動します。
(『BOOKMAP』2007年度版より)
お久しぶりです。昨日ニュースを見ていたら、子供向け漫画雑誌の休刊が告げられていました。なんでも、最近の子どもは漫画も読まないとかで、むしろ、30代から40代向けのサラリーマンが読む漫画週刊誌が好調だそうです。

主な原因は二つ。子どもたちがWIIなどのゲームをやって漫画はめんどうくさいそうです。ゲームの場合、自分が行動したことで変化があるので、面白いとか。漫画はただ読むだけ、でつまらないそうです。また、塾や習い事で精一杯で、漫画を読む暇がないという子どももいました。息抜きはゲームのようです。

もう一つは、新しい世代の関心を引く漫画家が育っていないことだそうです。売れなければ、漫画家が育たないし、漫画家が育たなければ雑誌も売れない、そんな状況のようです。

漫画ですら、面倒くさいし、受動的と感じるのならば、物語を読むのがまどろっこしい、受動的過ぎる、と感じる子も多いのでしょうね。物語の魅力にたどり着く前に、古臭いとか面倒とか、感動するまでに時間がかかり過ぎるとか、感動的な話をたとえ読んでも「だから何?」としらける場合もあるのかな・・・なんて、色々考えてしまいました。

読書の魅力を伝えるのは大変だと改めて感じました。物言わぬ姿でじっと読まれるのを待つのが書物だから。賑やかな効果音もなければ、猛スピードで滑り落ちる体感もない。それらがあったとしても、文字を媒介にしているから。書物は五感に働きかけるとしても、脳を経由するから。まどろっこしいと言われても、それは書物の宿命ですものね。

すみません、色々考えてしまいまして、駄文を寄せてしまいました。読み捨ててくださいませ。
ミステリーコーナー 〜コナンに挑戦したいときに〜

『しあわせの書』 (420円)泡坂 妻夫 (新潮文庫)

名探偵役としてヨギ・ガンジーと いう怪人物が登場するが、
この本のおすすめはストーリーの中身にあるのではない。
「しあわせの書」という何の 変哲もない小冊子が示す奇跡に
あなたもおどろいて下さい。
冒頭にある作者のことば=「未読の人には秘密を明かさないで」
だけはしっかり守ってね。
(『BOOKMAP』2007年度版より)
こんにちは。私自身は、若者にどんな本を薦めたらいいのか分からないのですが、読書推進運動協議会というところがリーフレットを出していたので、ご紹介します。大型書店のパンフレットコーナーに置いてあったものです。

映画篇    金城一紀著、集英社(不朽の名作をモチーフに温まるお話を)
14才の君へ   池田晶子著、毎日新聞社(哲学者の提案)
博士の本棚    小川洋子著、新潮社(本と共にある生活エッセイ)
ひとり日和    青山七恵著、河出書房新社(20歳の女の子の暮らし)
日本の美風    木村尚三郎著、潮出版社(日本人の伝統や美徳を説く)

16才 親と子のあいだには 平田オリザ編著、岩波書店(色々な青春記)
世界を信じるためのメソッド 森達也著、理論社(メディアを考える)
獣の奏者1・2  上橋菜穂子著、講談社(獣と生きる少女の物語)
女ですもの    内田春菊 よしもとばなな著、ポプラ社(女の人生を語る)
国際協力師になるために 山本敏晴著、白水社(意味のある国際協力を)

夜回り先生の「子どもたちよ!大人たちへ」 水谷修著、朝日新聞社(励まし)
<新訳>走れメロス他四篇 森見登美彦著、祥伝社(名作を現代に移した短編)
神田川デイズ   豊島ミホ著、角川書店(大学生の青春グラフィティ)
青春の読書案内  小川義男編著、小学館(悩んだら本を! 紹介本)
民主主義という不思議な仕組み 佐々木毅著、筑摩書房(政治入門)

学生諸君!    夏目漱石(ほか)著、光文社(学ぶとは、生きるとは)
すべては脳からはじまる 茂木健一郎著、中央公論社(脳から見つめ、真相を)
世界一やさしい問題解決の授業 渡辺健介著、ダイヤモンド社(考え方を学ぶ)
なによりも大切なこと あさのあつこ著、PHP研究所(作品からの名文名せりふ)
犬と私の10の約束 川口晴著、文藝春秋(犬と人との触れ合いを描く感動作)

2020年の日本人 松谷明彦著、日本経済新聞社(これからの日本、生き方)
がばいばあちゃんの勇気がわく50の言葉 島田洋七著、徳間書店(励まし)
大人になるための社会科入門 乙武洋 著、幻冬舎(社会問題について考える)
不都合な真実 ECO入門編 アル・ゴア著、ランダムハウス講談社(地球の現実)



見づらいので、五冊づつにくくってみました。カッコ内は内容をコンパクトに書いてみました。参考になるかな。私も読んでみたい本がありました。
下から二冊目『大人になるための社会科入門』の著者は乙武弘匡さんです。最後の文字が抜けています〜もうやだ〜(悲しい顔)
世界の名作と言われる物語があります。
だけど、それって時代が違うためもあり、
なかなか読みにくくて読まずじまいになって
しまうこともあったりしますね。

でも、名作と呼ばれる物語はやっぱり深くて、
そこで描かれている物語は時代を超えて、
場所を越えて、普遍的なテーマを抱えています。
今の私たちが生きていくための大きな指針と
なることがおおいのですね。

そんな悩みを解消してくれる漫画が登場しました。
「漫画で読破」シリーズです。

私は最初「カラマーゾフの兄弟」を読みました。
ドフエストフスキーの名作ですね。
彼の作品を読んだ人はわかりますが、
ロシアの文学は読みにくいです。
なんでかというと、日本人になじみのないカタカナの名前が
いっぱいでてくるからですね。
一人の人が呼び名を三つぐらい持っていますので、
混乱しちゃうんですね。
また、エピソードが豊富で、一つ一つに意味を持っていて、
最後にそれが重層的な面白さを生むのですが、
その分大筋が見えなくなってしまって、
面白さを感じられなくなってしまうのですね。

このマンガはその辺りを解消してくれます。
漫画ですので、登場人物はすぐに理解できます。
また、最初に人物の相関図もあるので、確認することもできます。

メインのストーリーと伏線になるところをきちんと
押さえているので、波瀾万丈のストーリーの
面白さを余すところなく描いています。

なので、推理小説風の謎解き的な楽しさと、
登場人物の悩みをバランスよく配合していて、
とっても楽しめる物語に仕上がっています。

この漫画は作者名が示されていません。
これまで、色んな漫画家が名作を漫画化していたりするのですが、
失敗も多かったです。
それは、やはり物語の消化の問題だと思います。
自分の好き勝手に物語を解釈して、原作の持ち味が失われて
しまっていたり、逆に物語に忠実であるがために、
単なる絵解きになってしまったり、
おもしろいと思えるものがやはり少なかったのではないかと
思います。

このシリーズは作者名がしめされていません。
たぶん、原作を読み込んだ人達がチームになって、
ネームに力を入れているのだと思います。
話の筋立てがきちんとできているので、漫画が面白く
描かれていると思います。
また、現代に結びつけようという意志が明確です。
古典の作品の持つ現代性をうまくすくいあげていると
思います。

漫画の書き手も数人います。
作品によって絵が変わるので、それもよくわかります。
作品に会う絵描きを用いていると思われます。

私の構想の中に、近代文学館にわかりやすく文学を楽しめるコーナーを
設置したいと考えています。
この作品群が私の中の目玉商品の一つになると思っています。

これまでたくさんの作品が出ていて、まだまだ続く予定です。
これまでに出された作品です。
『人間失格』太宰治、『こころ』夏目漱石、『破戒』島崎藤村
『罪と罰』ドストエフスキー、『蟹工船』小林多喜二、『羅生門』芥川龍之介
『戦争と平和』トルストイ、『銀河鉄道の夜』宮沢賢治、
『堕落論・白痴』坂口安吾、『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー、
『斜陽』太宰治、『武士道』新渡戸稲造、『学問のすすめ』福沢諭吉、
『赤と黒』スタンダール、『変身』カフカ、
5月には『リア王』、『明暗』夏目漱石が出る予定です。

勉強したくなる気持ちにさせるのは『学問のすすめ』です。
リフレッシュしたいときにどうぞ。

学級文庫なんかにもオススメです。
子供達が先を争って借りるようになると思います。
本屋さんの漫画の文庫のコーナーにおいているかと思います。
どうぞ、おためしあれ。
漫画で読破シリーズの最新刊
「リア王」シェークスピア
「明暗」夏目漱石がでました。
両方の作品とも、これを読むと、原作を読みたくなるような
気持ちを生みます。
特に明暗は漱石の絶筆で、この後、どんな展開になるのだろうと
ワクワクさせる最後のページが象徴的でした。
イースト・プレスからでています。

先日、TSUTAYA書店でこの本を見たら、平置きになっていて、
在庫が減っており、人気商品なのかなと思いました。
このシリーズが話題になることを祈っております。
こんばんは

私のおすすめは、
寮美智子さんの
小惑星美術館です!

読み進めるうちに、ニヤッとしてきます(笑)

宮沢賢治さんが好きなひとには、かなりおすすめです!


児童書バンザイぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


>はぐはぐさん
この本、知りませんでした。
ご紹介ありがとうございます。

これは児童書なんですね。
児童書は高校生ぐらいからは視野に入ってこなくなり、
でも、名作も多く、見過ごすにはもったいない部分だと思います。
中・高生からの読書ビギナーにはおススメですね。

またご紹介をお願いします。

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