みなさんの学校では「朝の読書」を始められていますか?
「朝の読書」とは、学校のカリキュラムの中に10分程度の読書の時間を設ることで読書の習慣をつけていこうという取り組みです。
1988年に林公(はやしひろし)先生の提唱で、大塚笑子先生が船橋学園女子高校(現・東葉高校)で実践されて始まりました。
1993年 『朝の読書が奇跡を生んだ』(船橋学園読書教育研究会編著/高文研)出版で世の中に知られるようになりました。
林先生と大塚先生、そしてトーハンの佐川さんの全国を股に掛けた幅広く、地道な活動で世の中に少しずつ広がるようになった実践です。
「朝の読書」を実践している学校は、現在、全国ではかなりの数になるのではないかと思います。
聞くところによると、
楽しく「朝の読書」を続けられている学校がある一方で、
始めてはみたもののなかなかうまくいっていない
という学校もあるそうです。
本来、読書の時間というのは楽しいはずなのに、
その楽しさが子どもたちに伝えられないのは、
なんだかもったいないぁなと思います。
そこで、「朝の読書」を楽しく続けていくために情報交換をしていけたらと思い、このコミュニティーを立ち上げました。
「朝の読書」の面白さについて語りたい方も、
「朝の読書」で悩んでいらっしゃる方も、
「朝の読書」を始めたいという方も、
みなさんで、自由にトピックスを立ち上げて、情報交換をし、「朝の読書」の時間を楽しく過ごしましょう。
◆ ◇ ◆ 管理人の自己紹介 ◆ ◇ ◆
熊本市内にある県立高校に勤務。教科は国語
1994年(平成4年)
初任の学校で『朝の読書が奇跡を生んだ』の本を読み、感銘を受け、クラスで「朝の読書」を実施。
1995年(平成7年)
前任校で図書部長となり、全校一斉で「朝の読書」を実施。その後、毎年実施していく。
1996年(平成8年)
第2回本の学校大山緑陰シンポジウムで開催された「第1回朝の読書全国交流会 米子大会」に参加。
そこで提唱者の林先生をはじめ、多くの「朝の読書」の実践者に出会う。
1998年(平成10年)
第4回朝の読書全国交流会熊本大会(熊本市・熊本工業大学)において、実践発表
2001年(平成13年)
熊本県高等学校文化連盟図書館部会で「朝の読書」について実践発表
2002年(平成14年)
現在の勤務校に転勤。ここでは既に「朝の読書」が行われており、現在も継続中。
「朝の読書」熊本交流会を実施。
以降、毎年、交流会を開催している。
2003年(平成15年)
全国学校図書館連絡協議会九州大会(熊本大会)において
「朝の読書」の講座を担当。
2006年(平成18年)
司書教諭兼、校内カウンセラーとなり、
カウンセラー室にプチ図書館を開設。
自分好みの選書で本を揃え、生徒に本を紹介している。
2008年(平成20年)
異動となり、熊本県立図書館・参事、近代文学館担当となる。
困ったときには