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先生のストーリーテリングコミュの ★心の壺の話 その3★

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My Storytelling ★心の壺の話 その3★
「心の壺を大きく、深くしよう
−悲しみや喜びを共にすること−」

今回は、人の喜びや悲しみであっても、同じように喜び、悲しみを分かち合おうとすることです。

例えば、あなたが人の子の親だった、とします。
我が子が、病気で苦しんでいたら、おそらく苦しんでいる子ども以上に、苦しむと思います。また、そんな大切な人が、病気から回復したら、一緒になって喜ぶのは、自然のことです。

私は、幼い頃、自転車から落ちて、足を骨折し、入院したことがありました。幼い私は痛くて喉がかれるほど泣きました。母は、私の手を握り、一緒に泣いてくれました。
治った時には、私を抱きしめてくれました。私が退院するとき、母は何度も何度も医師や看護の方に頭を下げて礼を言っていました。

その時、私は幼心にも、怪我が治ったのは、先生や、母達のお陰だと、実感しました。自力で治ったなど、微塵も思いませんでした。

母に背負われた帰り道、私は、
「お母さん、ありがとう」
といいました。
母は、少しの間無言でした。母の背が、わずかに震えたのを感じました。
「ううん、ありがとうは、私だよ。」
母は、そう言って、鼻をすすりながら歌を口ずさみ、私を背負い歩きつづけました。

私と母は、このようにして喜びと悲しみを共にすることで、互いに「感謝」という絆を増やすことができました。

感謝とは
「ありがとう」
何かをしてもらったときに発する言葉です。

両者が、互いに「ありがとう」を言い合う様子は、心の世界に置き換えれば、
互いの心の壺の様子を思いやり、想像し(これを察するというのです)、
心の水を与え合うことでもあるのです。

互いに心の水を与え合う様な関係を、

絆(きづな)

といいます。

いとへんに半分と書きます。
お互いに半分ずつ、つながりを持つことになるからです。

心の世界とは、信じて行う想像の世界ですから、普段の算数のようにはなりません。

あなたが人を思いやり、あなたの心の水をあげるなら、心の水は決して減ったりはしません。

子どもは、
「お母さん、見守ってくれてありがとう。僕はもう、大丈夫!心配かけてごめんね」
であり、
母親は、
「坊やが私の子でいてくれて、ありがとう。痛かったでしょう?元気な顔を見せてくれて、私も幸せ」
というふうに、、、。

「ありがとう」という絆を通して、相手の心を思いやり、想像することができるのです。互いに心の水を分かち合った訳です。

このようにして、あなたの壺は大きくなり、深さも増すことになります。
大きく深い壺は、悲しみや苦しみに負けない、丈夫な壺でもあるのです。

さて、私たちは、互いに「ありがとう」と言い合える人が何人いるでしょうか?

今日は、ここまで。
次回は、今までの話から、君たちの質問を聞き、そこから話しを進めましょう。


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