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2020年04月12日14:28

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桜花賞

かなりの好メンバーが揃った今年の桜花賞。
阪神JFの1〜3着馬がそのままチューリップ賞で1〜3着、有力馬が崩れず勝ち負けを競う年は世代のレベルが高い年だ。
秋以降もこの世代は注目となる。

中でも群を抜いて能力があるのが、レシステンシア。
阪神JFは前半の3Fを33.7で駆け抜けて、さらに上り3Fを35.2でまとめている。
阪神JFは昨年末まで20回開催されているが、前半3Fが34.0を切ったのは昨年だけ。
当然レコードタイムなのだが、自分でレースを作ってのレコードなので価値がまったく違う。
おそらく1200m戦であれば、斤量にもよるが現在の能力でも古馬とも十分闘えるだけの能力がある。

しかも前走のチューリップ賞は、陣営が馬に競馬を覚えさせるために、スローペースでどういう競馬になるかを試していた。
結果、溜め逃げすると末脚勝負で分が悪いことがわかったのだが、トライアルで試走するだけの余裕があるということは陣営がそれだけ自信を持っているという証拠でもある。
昨日の阪神牝馬特別のタイムが1.32.9で、人気薄のディメンシオンが先行して粘ったように、今の阪神は先行有利の馬場。
それらを考えても、レシステンシアの優位は動かしようがない。

そうなると、狙うのは有力馬の中でも切れ味勝負の馬だ。
思い出すのは、もう30年近く前になるがミホノブルボンである。
ミホノブルボンもとんでもない快速馬だったが、まだ力関係がはっきりしない段階では、有力馬はこの馬を負かそうと好位追走していた。
しかしミホノブルボンを追いかけた馬は、道中なし崩し的に脚を使わされてゴール前で沈没。
直線勝負に掛けた馬が後ろから飛んできて、上位に入るケースが多かった。
そのミホノブルボンに唯一正攻法で土を付けたのは、3000m以上のG1を3勝したライスシャワーのみである。
今回も、後ろからの切れ味勝負の馬をレシステンシアの対抗にするつもりだった。

だが、阪神は雨が降り続いており、14時の段階で馬場は稍重発表。
馬場がどこまで渋るかで展開もガラっと変わりそうだが、どうものめる馬場にはならないようだ。
となると、表面が滑る馬場という事か。

先週の大阪杯のように、3連単上位50までが万馬券カツカツまでにはならないと思うが、今回も2番手以下の実力は拮抗している。
上位馬全部に印を打てば予想は当たるだろうが、かなり慎重に相手を絞らないとトリガミ食らってアジャパーになることは間違いない。


まず、本命はレシステンシアでいいだろう。
ダイワメジャー産駒だけに、この馬自身は重牡馬はそれほど不得手にしないと思う。
週中の追切でも4H49.5と言う破格の一番時計を叩き出しており、体調も万全と見た。

対抗はPOG指名馬のミヤビザクラにする。
全兄のマウントロブソンはフジTV賞スプリングS勝利、同じ全兄のポポカテペトルは不良馬場の菊花賞を3着だ。
POGはオークス狙いで指名したのだが、2走目の未勝利戦は2000mを2.02.1の2歳レコードで勝利した。
続く京都2歳Sは、来週の皐月賞でも人気が予想されるマイラプソディの2着。
前走クイーンCは、大逃げするインザムービーを早めにかわして先頭に立ち、後続の追撃を振り切って勝利した。
好位追走ができる脚質と血統的なスタミナは、ミホノブルボンと好勝負したライスシャワーを彷彿させる。
鞍上福永は操縦性がいいとコメントしており、滑る馬場も巧くこなしてくれるだろう。

3番手は、クイーンCでミヤマザクラの2着になったマジックキャッスルだ。
まだ1勝馬だが1.3.0.0で連対率は100%。
しかも負けた相手がマルターズディオサ、レシステンシア、ミヤマザクラと一線級の馬ばかりだ。
コースも展開も異なるレースですべて連に絡んでいるという事は、センスの良い証拠でもある。
週中の動きも絶好調、前走からの上がり目も見込める。

4番手以降は細かく検討したい。

まずハナを叩いて逃げ宣言をしているスマイルカナ。
逃げて3勝しているが、この馬は勝った時も負けた時も、5戦すべてスローペースしか経験していない。
近親に快速馬エイシンヒカリがいるが、速い競馬に対応できるかは疑問だ。

次にウーマンズハート。
阪神JFは4着で、前走のチューリップ賞は6着だった。
しかしチューリップ賞でも上り33.8の脚を使っており、スローペースが合わなかっただけ。
ハーツクライ産駒だけにスタミナもあり渋った馬場も得意ではないかと思って注目したのだが、陣営のコメントはパンパンの良馬場希望だった。
オークスでは面白いかもしれないが、今回は無印とする。

そしてリアアメリアだ。
この馬は本当に取捨選択に迷った。
阪神JFは6着だったがその前のアルテミスSは、今回も人気になっているサンクテュエールを楽に差し切り圧勝だった。
世代の中でも実力上位であることは間違いなく、ぶっつけ本番になるが仕上がりも悪くないようだ。
同じ中内田厩舎のクラヴァシュドールより人気になっている。
ただ気になるのは鞍上の川田だ。
一昨年の夏にイギリスに武者修行に行ってから一皮むけた感があったが、今年に入ってからの成績が振るわない。
小倉大賞典のヴェロックスが9着、高松宮記念のダノンプレミアムが10着、そして先週の大阪杯はブラストワンピースで7着だった。
特に先週のブラストワンピースは、「昨年と同じ競馬になってしまった」と調教師から苦言を呈されている。
迷いがあるのか、ちょっと精彩を欠いているような感じがする。
今回は思い切って無印だ。

同厩舎のクラヴァシュドールも、やはりかなり迷った。
この馬は一貫して1600mを使われ続け、負けたのはサリオス、レシステンシア、マルターズディオサの3頭だけ。
ハーツクライ産駒なので今回のレースにもあっていると思われる。
しかしながら、この馬が今回レステンシア、マルターズディオサに先着するイメージがどうしても沸かない。
であれば、他の馬を狙ってみたい。

4番手はデアリングタクトにする。
前走エルフィンSは、直線だけでウオッカを上回る1.33.6で勝利した。
負かした相手が、その後チューリップ賞で5着のスマートリアン、フィリーズレビューを勝ったエーポスであり、フロックではなくレース自体のレベルが高かった事を証明している。
今回が3戦目で重賞初挑戦という部分で若干評価を落としたが、この馬があっさり勝利しても不思議ではない。

5番手はマルターズディオサだ。
新馬戦で負けたウーマンズハートには阪神JFで先着し、阪神JFで負けたレシステンシアにはスローと言う展開の利もあったがチューリップ賞で勝利した。
キズナ産駒はこの世代がファーストクロップだが、すでに異なる4頭で重賞を4勝しており、クラシック戦線に有力馬を送り込んでいる。
底力がありそうな血統で、ディープ亡き後はキズナ産駒が主役になるかもしれない。

最後はサンクテュエール。
前走シンザン記念は、その後きさらぎ賞を勝つコルテジアや朝日杯FS5着のプリンスリターンなどの牡馬に完勝。
タイムは特筆するべきものではないが、好位抜け出しから上りは必ずいい脚で伸びてくる。
今回も馬場をこなせば、最後にいい脚で上位争いをする可能性はある。


◎レシステンシア
〇ミヤマザクラ
▲マジックキャッスル
△デアリングタクト
×マルターズディオサ
×サンクテュエール


馬券は三連単フォーメーションでいつも通り、1着◎○、2着◎○▲△、3着◎○▲△×の24点勝負。
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