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2020年02月02日23:55

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運動不足解消採集 2

今日も運動不足解消採集に出かけてきました。今日は山ではなく河川敷が目的地です。昨夜ナガクチキの標本箱を整理していたら、ヒメクロホソナガクチキ(新属の未記載種)の標本がわずかしかないことに気が付いた。未記載種とはいえ、それほど珍しいものではなく、低地のちょっとした緑地や雑木林に生息し、5月連休頃に採集できる。初めてこいつを見つけたのは40年も前、名古屋市内の平和公園でした。仕事で出かけ、約束の時間に少し早かったので、公園の駐車場に車を止めたところ、目の前の枯れ枝の上を走る虫に目が留まる。車を降りてつまんでみると見慣れないナガクチキであった。幾つかをつまみ、たばこの包み紙に収納して持ち帰ったもの。その後も当時の住まいのすぐ近くだったので、連休中にはよくビーティング採集に出かけ、いくつか追加することができた。主に日陰になるヌルデの枝やツル植物などが巻き付いたような場所から落ちてくる。その後河川敷のちょっとした林にも生息することが分かり、個体数も多いように感じた。

今回は木曽川2か所の河畔林を目当てに出かけてきました。我が家から名古屋を通り越して木曽川までは意外と時間がかかり、木曽方面へ出向くのと大して差がない。風は無く穏やかな冬晴れに恵まれ、遠く御岳山や乗鞍岳までくっきり姿を見せている。


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目的地到着。最初は河口域に近いA市の河川敷。かつてはカワラハンミョウが無数に飛び交い、オオクワガタやオオヒョウタンゴミの生息する豊かな河川敷で、ヒメクロホソナガクチキもここのヌルデで多数を採集したことがある。いまではすっかり整備されて公園広場や野球場に変身してしまった。河畔林は一部が残されているが、林縁は刈られて目的のヌルデはほとんど見つからない。林縁や林内をくまなく歩きまわったが、とても採集できそうな環境ではない。なによりハイカーや水鳥ウオッチャーがそこら中にたむろしており、ナタを振りまわせるような雰囲気では無い。
いくらか離れた場所でなんとかひと叢のヌルデの林を見つけたのだが、風が抜けすぎる場所で、乾燥気味。それでもまぐれで出ないかと少しの枯れ枝を持ち帰ることにした。結局材採より成虫を叩いた方が効率良さそうとあきらめ、次のポイントへ移動することにした。


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小一時間ほど走り抜け、次は少し上流域にあたるK市の河川敷へ。ここもかつては豊かな河畔林があったのだが、巨大な公園へと開発され、見る影もない。車で適当な場所を探して移動する。ヌルデはあるにはあるが、河畔林側より堤防に沿ってコンクリートの裂け目から細い幹をかろうじて伸ばしているだけ。とてもナガクチキが生息するような環境ではない。
やむなくカミキリ狙いで桑の枯れ枝を持ち帰ることでお茶を濁してしまった。

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