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2016年06月22日16:52

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2016/05/20(金)ガルム・ウォーズ@TOHOシネマズ六本木、其の三

上映後の舞台挨拶についてです。


日本語吹き替え版のキャッチコピーを手掛けられた虚淵玄 氏は、終始礼儀正しく親切な物腰。

主役カラの声を担当された朴王路美さんの「乾いた作風」と言う感想と、中間の恋愛的なシーンへの言及が印象に残りました。

主役を演じたメラニィさんからの手紙の読み上げの時に、押井監督が涙ぐむのを誤魔化す所が予想外で、監督にとっても役者とのつながりも含めて大事な作品だった事を伺わせました。


日本語の吹き替えと、オリジナルの字幕版の違いについて、押井監督が「やさしくなっている」と言う感想を話されていて、その際に「easy じゃなくて tender の方」と言う補足をされていた所に、人に考えを伝える時の姿勢が垣間見えました。


ラストは、不在の鈴木敏夫 氏の画像をスクリーンに映しての写真撮影と言う、微笑ましい終わり方でした。




「人はどこから来てどこへ行くのか」と言う古典的な問いに真っ向から取り組み、物語の始まりと終わりを表現すると言う目的で作られた本作。

もっと速く、もっと深く、真っ直ぐに探究、追及したものに触れたい、と言う情熱。
ストイックで純粋な美しさを目指すその姿勢に、喜びと感謝を覚えました。



…終わる。

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