『がっこうぐらし!6』
<ストーリー>
居住できなくなった“高校”を捨てた4人は墜落したヘリコプターに示されていた“大学”に進路をとる。途中で自宅から放送を行う電波を受信したり、小学校の近辺を通った
4人は・・・
<コメント>
アニメの第一話を見てびっくりしてすぐに翌日にそれまで出ていた5巻までを購入したが、すごいタイミングで6巻が発売された。6巻では5巻で居住できなくなった高校を“卒業”という言葉で捨てて“卒業旅行”と称して次の避難地に向かう4人のロドストーリーが今回のメインプロット。
こういう道行はゾンビもののパターンではあるけれども、海外のゾンビものというととにかく仲間割れと人間同士の殺戮が主体となる。『ウォーキング・デッド』などではシーズンを重ねるとゾンビに殺されるよりも同じ人間に殺される割合の方が高くなっていくような気がする。実際に日本人としてはわずかに生き残った人間どうしだとやはり肩を寄せ合ってサバイバルしていくような気がするのだが、この作品が切ないのはそういう絶望的な情況に少女たちを放り込んでその絶望をより効果的に描いていることだろうか。
さらに、5巻までで描かれた皆のキャラクターが徐々に変化していくところが凄い。やはり狂ってはいるものの皆の役に立ちはめるゆきや、徐々に精神のバランスを失っていくリーダー役のりーさん。
やっと大学にたどり着いた一行だが突然に襲ってくる波乱というとんでもないクリフハンガーで終了。うわあ、これはこれでものすごく次が気にかかる。
がっこうぐらし! (6) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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