mixiユーザー(id:13786875)

2007年11月03日22:40

3 view

週報(07/10/28〜07/11/03)

平日の某日、大人の社会科見学シリーズとして東京地方裁判所・高等裁判所へ「裁判の傍聴」へ行ってきた。
(内容は被告人プライバシーが関わる内容が多いため一部歪曲および伏せてして書きます)
再来年には陪審員制度が始まることもあり、一度覗いて見ようと思ったのである。
 
裁判は誰でも傍聴できることもあるが、もしもの事を考えて入口にはボディーチェックがある。
ボディチェックといっても、飛行機の搭乗ゲートレベルである。
入口には今日の裁判一覧が書かれた紙が、地裁・高裁,民事,刑事等別れておいてあるため内容をチェックする。
 
[午前]
初めて行く場合には、刑事事件の新規物が良いと某WEBサイトに書かれていたので、その通りにしてみる。
地裁+刑事事件+新規としての裁判は数々あったが、本日の地裁の裁判一覧表で一番最初に書いてあったものに決めた。
事件内容は「麻薬取締法違反容疑」である。
容疑者は保釈されていたようで、私と一緒に入ってきて被告人席の方へ行ったので驚いた。
麻薬所持容疑については全面的に認めたこともあり、
30分程度で「冒頭手続」→「証拠調べ手続」→「弁論手続」まで順調に進んだ。
10分程度裁判長が内容確認のため退席した。
その後、判決の宣告があり、「懲役8ヶ月,執行猶予3年」となった。
理由としては初犯ということもあり、今後の更生に期待するということである。
 
最後に裁判長から、
「今回の裁判に関する費用は被告人負担で支払ってください」との一言。
裁判費用は全額負担しなければいけないのか? という疑問が残った。
 
 
[午後]
高裁の事件も見ておこうと考え、傍聴券の抽選がある事件に決めた。
傍聴券の当たる確率はだいたい半々であったが、抽選に当たった。
並んでいる人は、雑誌新聞記者,被告関係者は当然だが、
霞ヶ関に用があったけれども暇つぶしのような人、大学生、
傍聴マニア(阿曽山大噴火も発見)とバラバラである。
 
裁判開始前にTVカメラ(TBS)の撮影があった。
2分間撮影時間が割り当てられており、その時間撮影されるのだが、
カメラに映りたくない人は、その間退席していることも可能である。
 
詳細は控えておくが、地裁での判決での控訴審であり、判決前の最終弁論である。
被告側の弁護士は4人で大弁護団体制を敷いている。それに対し原告側の弁護士は1人である。
 
裁判自体は証人である原告側(警察側へ通報した人物)の内容が正しいかどうかの検証である。
被告側よりも、証人である原告側への取調べが厳しい状態となった。
よくあるTVドラマのような光景と化したのである。ただし被告ではなく、原告に対してである。
証人退席後、再現DVD(裁判でもこの表現)による検証も行われた。
この再現DVDは50〜60人程度動員されており、かなり大掛かりなものである。
 
裁判自体はものすごく後味が悪いものであった。
傍聴している人から、被告人に対して労う言葉が多数寄せられたくらいである。
結審は12月半ばである。その時にはこの事件の内容についてもう少し書く予定である。
 
 

今週は元光GENJIの赤坂容疑者が逮捕される事件が起きている。
同世代であるので、やはり事件自体はショックである。
裁判は[午前]の部の裁判で書いたように、
初犯であるので、同じように「懲役8ヶ月,執行猶予3年」となるのであろう。
執行猶予となっても有罪は有罪である。失う物が大きすぎる。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2007年11月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930