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2022年05月21日09:06

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旅行記(485:九州旅行<5>-霧島・韓国岳-)

(三日目)
今回の旅行の中で一番天気が悪いと予想されていたのが、この日だった。
出発直前まで雨予報だったのだが、当日が近づくにつれて好天していき、曇りのち晴れまで予報が良くなった。
雨ならば鹿児島市内と近場の温泉三昧の予定だったが、元々の計画通りに霧島(韓国岳)登山を決行することにした。
今回は山で晴れることは全く期待していないが、元々火山で木々か少ない場所なので、薄曇りくらいの方が登山としては快適だと思えた。
 
JR国分駅から霧島温泉の丸尾(旧・霧島いわさきホテル)方面に向けてバスで移動した。
GWの日曜日という事で、もう少し乗ってくる人がいるのかと思ったのだが、7時台という朝早い時刻ということもあり国分駅では私を含めても3人だけ。
途中の霧島神宮から数人増えただけで、丸尾に到着した。
ここで登山周遊バスに乗り換えるのだが、こちらの丸尾バス停では人がどっと増えた。
温泉街に泊まっていた人、あるいは近辺にある駐車場に車を止めた人だろう。
先程よりも少し小さめのバスで、今回の登山口である"えびの高原"へ向かった。
 
えびの高原へ着くまでの車道では既に車がたくさん止まっていた。
えびの高原でも駐車場にはたくさんの車が止まっている(この時点で9時ちょうど)
2週間前から新燃岳の警戒レベルが1から2へ引き上げられ、このえびの高原付近では群発地震が頻発しているという情報だった。
来てみると、近くの硫黄山の噴気が非常に激しいことを除けば平穏そのものであった。

トイレ休憩後に登山を開始した。
登山地図通りに硫黄山の登山道は完全に閉鎖されており、韓国岳へ向かう一直線に伸びるだけが使える状態であった。
この登山道は硫黄山からの登山道と合流した地点が3合目。3合目から9合目まで律儀に合目毎に碑が設けられていた。
9号目で韓国岳の噴火口がくっきりと下まで見え、遠くに黒いマグマが流れたことが明らかに見える新燃岳、その裏手には高千穂岳がくっきり見えていた。
しかし、頂上に着くまでにガスにまかれて、展望が全く効かなくなってしまった。
20分ほど粘ったが、運悪くガスが晴れることはなかった。
 
麓の大浪池登山口での帰りのバスの出発時刻は13時06分。登山地図では2時間半。既に時刻は10時50分とコースタイム通りに歩くとバスに間に合わない。
帰路はペースを上げて下山する事となったのだが、大浪池までの道は木道が整備されてはいるが、滑りやすい急斜面。
ペースなど上がるわけがないと思っていたのだが、予想外に早く歩けて避難小屋まで20分早着。
この先はコースタイム通りに歩けば、難なくバス停まで着ける事となった。
大浪池の外輪山まで少し登った後は、反時計回りで半周して大浪池口まで移動した。
(時計回りで周っても時間は同じ)
ここまで降りてきて韓国岳を見てみると、ガスが晴れてくっきりとした山体を見せている。
1時間粘っていれば晴れたのかもしれないが、山頂はかなり強めの風が吹いていたので、寒さで耐えられなかったのは間違いない。

大浪池まで来ると、ハイカーではない一般の人も登ってくるようになってきていた。
大浪池登山口から登り、大浪池を一周して帰るのだろう。
大浪池口からは再び急坂の下りとなるが、こちらには石畳が整備されていた。
これならば一般の人も軽々と登れるだろう。
私にとっては珍しく苦手な下りで予想外にペースアップでき、登山口のバス停に12時半に着いてしまった。

コースタイムを50分巻いてしまったこととなる。
今度はバス待ち時間が長すぎて暇なので、大浪池古道登山道というほとんど歩かれていない旧道を使ってさらに下山した。
(3週間前の奥多摩・馬頭刈尾根と比べてると、全然歩き足りないため)
さすがに歩く人が少ないため道はやや荒れていたが、10m毎にピンクテープの目印があり、道の両側は大きな石で縁石が築かれていた事もあって、道から外れることはまず起こらない安全な道だった。
(増水により道がえぐられている箇所のみ迂回する必要がある)
こちらもコースタイム55分のところを35分で入口の霧島いわさきホテル跡(バス停)まで歩いてしまった。
この入口から丸尾まではやや距離があり40分程かかったが、結局帰りのバスを使わずに、麓まで降りてしまった。
 
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写真: 霧島・韓国岳(頂上碑、噴火口)、大波池&韓国岳
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