口腔内だけで

20年くらい歯医者さんに行かなかった結果……顎の骨も溶ける大惨事に
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=6396878

医療の進歩は目覚ましいものがあり、
口腔内の事だけで、将来の疾患を予想する事ができます。
過去には、同僚の身内に虫歯放置でガンを患い次の世界へ逝ってしまった人がいます。
「たかが〇〇、されど〇〇」を示してくれた人です。
虫歯の放置で命を亡くしたのですから、身体全体の放置ではどうなるのでしょう？
歯科医は医師に比べれば下に見られがちですが、こういう事実を知らされると
「たかが・・・」とは言えないものがあります。

これまでは痛みや痺れを消す事に躍起になっていましたが、もっと身近に考えるべき事が
あり、簡単に伝えられるようにすべきなのでしょう。
三大都市圏では、保険診療と自由診療の比率は異なってきますが、北日本は保険診療が
主になってきます。
家を買う、車を買う、服を買うにしても身の丈に合った買い方はしていません。
「自己の満足感を満たす」が先に立つようです。
自らの健康に関しても気にする事は無く、「なんか変」で初めて医療機関に出向き
慌てることになり、自らの意志と異なる結果になれば、「あそこはヤブ」
「質問すれば怒り出す」「金儲けしか考えていない」等を言い出します。

前住地の東海地区では、多くの疾患を診せていただきました。
自らの健康に気を付ける方が多かったと言えます。
医療の質が異なるのではなく住民の”医療の限界を知っていた”のでしょう。

地方人を揶揄する言葉に、「田舎もん」があります。
物事に動じない”おおらかさ”に心洗われる思いもありますが、裏を返せば”無頓着”で
片付けられてしまいます。
モータリゼーションの波は、地方格差を埋めました。
IT技術の普及は、更に中央と地方の時間差を瞬時に消していますが、中に住まう人々の
気質そのものまでは解消してはいません。

先進国と後進国の違いは何処に有るのでしょう。
日本は先進国の仲間入りをしているようですが、格付けの内容によっては
大きく外れているモノもあります。

口腔内のケアから考えられる事は幾らでも有ります。
口臭を気にしてケアする事に終始するのが良いのか、ごく普通にケアして
定期的にメンテナンスするのが良いのか、それは本人次第です。
車に例えれば、５０数年前は当たり前であった毎日の始業点検さえ、今はしません。
一時は過剰点検を指摘されていましたが、ボンネットを開ければ地面を見る事も無い
各種装置で埋め尽くされ、業者任せの１２か月点検でOKなのでしょう。
点検整備するには、それなりの道具や技術が要ります。
物は壊しても取り換えれば済みますが、人の身体はそうもいきません。