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2019年03月28日22:31

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ストレッチの重要性・2

この地を去るまでに30日を切り、訪れる患者は慌てたように一つでも多く
自らの努力で身体が楽になる方法を知ろうとし始めています。
これまでは、「任せておけば何とかしてくれる」の他力本願でしたが、、
ようやく自らのケアの大事さに気が付き始めたようです。
どのように伝えれば解っていただけるのか、毎日伝える内容、伝え方を試行錯誤しています。

これまでは、口腔内のケアを例にとって自らのケアの大事さを伝えようとしましたが
説明の設定を間違えていたのか伝えようとする内容は「どこ吹く風」程度の届き方でしたが
汗ばんだ体を1週間、1か月、1年、それぞれシャワーを浴びることなく、或いは入浴することなく
放置していたなら本人や周囲の人達は、本人の身体から発する臭気や本人の皮膚上に現れる掻痒感を伴った皮膚トラブルを、どのように感じるかです。
あるいは、身に付けている下着やシャツ・パンツ類を洗濯することなく1週間、半年、1年間と
身にまとい続けていたなら、本人や周囲の人達はどのような反応をするのでしょう。

汗ばむ季節は、日に数回でもシャワーを浴びたいでしょうし、毎日下着を取り換えないと
臭気や汚れが気になるでしょう。
それと同じ事が「身体内部の放置」することによって、歪み・痛み・痺れといった症状の現われを
起こしているに過ぎないのです。
身体表面や身体内部に出来る限り負荷を生じさせない事が大事で、薬剤も湿布剤も
それぞれ皮膚表面や内臓に負荷をかけてしまい、新たな疾患を引き起こすもとになります。
できるだけ負荷の無い処置を選ぶべきです。

1994年、ボデーソープで全身火傷(科学火傷)を起こしましたが薬を塗ったからといって
瞬時に改善する訳ではありません。
当時、発想の転換をして「全身に皮膚トラブルという1万個の豆電球が点いているから、1個づつ明かりを消していこう」と考え、健康被害者救済を目的とした天然系100%のボデーソープを
使い続け、ほぼ正常と思われる皮膚を取り戻しました。
期間は1年6か月になります。

身体内部に起きた筋肉・靱帯等の硬直による歪みや痛みを解除するには、1回の施療で
どうにかなるわけでもなく、歪みや痛みを回避するには日頃のセルフケアが大事になります。
もちろん適切な休養や栄養分摂取も細胞修復には必要な事です。
全身の筋肉は約600、靱帯が1200です。その他に腱や内臓の機能低下もあります。
内臓と上下肢の関連性もあり、一昨日の患者さんで右腸骨筋の押圧痛の消えなかった方は
右腓腹筋・後脛骨筋の痛み解除と共に解決しました。
「腕や脚の硬直が内臓硬直に結びつく」という新潟大学院教授であった故・阿保徹氏の
「免疫革命」に書かれた1行の実証がなされています。

洗濯物に例えるならば、私の行っている施療は汚れ落とし・すすぎ・乾燥になります。
しわ伸ばしのアイロン掛けは、本人の行う「ストレッチング」に相当します。
消痛後、関係しているであろう筋肉のストレッチングを本人に行っていただき
再度、本人の身体内部の変化を確認していただきます。
慢性期医療が広がるには、認知・臨床・施療者育成に時間を要します。
医師会・医療機器メーカー・薬剤メーカーそれぞれの抵抗があるでしょうが
認知症・要介護予防のためにも避けて通れない道になりそうです。
慢性期医療によって免疫力アップに繋がれば悪性新生物にも対応できそうです。
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