mixiユーザー(id:11119457)

2017年12月04日22:34

104 view

ロードムービー/ホワイトラビット/ヤキトリ1/行き先は特異点

辻村深月「ロードムービー」講談社文庫

------------
物語が終わっても、彼らの道は続いていく。
「あの頃の僕に伝えたい。『大丈夫、いつかきっと平気になるときが来るから』って」
『冷たい校舎の時は止まる』の原点。
「街灯」/「ロードムービー」/「道の先」/「トーキョー語り」/「雪の降る道」
------------

という事で辻村作品を以下の順番で読んでいます。
http://www.kirikuchi.net/entry/2016/02/21/203247
「ロードムービー」は短編集ですが、全てが『冷たい校舎の時は止まる』に関連している作品でした。


伊坂幸太郎「ホワイトラビット」新潮社

------------
仙台で人質立てこもり事件が発生。SITが交渉を始めるが―。
伊坂作品初心者から上級者まで、没頭度MAX!書き下ろしミステリー。
------------

伊坂幸太郎さんの長編小説です。
仙台で人質立てこもり事件が発生しますが、、
伊坂さんらしく凝りに凝った構成で読ませますね。
おなじみのキャラクター、泥棒の黒沢が大活躍します。


カルロ・ゼン「ヤキトリ1」ハヤカワ文庫JA

------------
地球人類が国籍の区別なく全員、商連と呼ばれる異星の民の隷属階級に落とされた未来世界。
閉塞した日本社会から抜け出すため、アキラは募兵官の調理師の誘いで商連の惑星軌道歩兵―通称ヤキトリに志願する。
米国人、北欧人、英国人、中国人の4人との実験ユニットK‐321に配属されたアキラが直面したのは、作戦遂行時の死亡率が平均70%というヤキトリの現実だった。
ウェブ小説の異才による、戦争SF新シリーズ開始!
------------

「幼女戦記」のカルロ・ゼンさんの新作SFシリーズです。
地球人類が異星人に隷属している未来、惑星軌道歩兵に志願した主人公が死亡率70%という現実に直面します。
カルロ・ゼンさんらしく読ませました。続巻楽しみです。


大森望/日下三蔵編「行き先は特異点」創元SF文庫

------------
2016年の日本SF短編の精華を収録。
今年度版には秋永真琴、上田早夕里、円城塔、北野勇作、倉田タカシ、小林泰三、諏訪哲史、高山羽根子、谷甲州、飛浩隆、酉島伝法、藤井太洋、牧野修、眉村卓、宮内悠介、山本弘らの小説16編をはじめ、石黒正数、弐瓶勉、山田胡瓜のコミック3編を収録。
巻末には第8回創元SF短編賞の受賞作と選評を掲載。
編者二人による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2016年の日本SFが一望できる年刊ベスト・アンソロジー。
------------

大森/日下さんの2016年版日本SF傑作選。相変わらず読み応えあります。
マンガ3編も含めて面白い短編、が盛りだくさんです。
このアンソロジーの常で読者を選ぶ話もいくつかありますが、分かり易い話も多かった気がします。
創元SF短編賞受賞作も面白かったです。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る