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2017年09月21日01:55
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『サブマリン』by 東京ハートブレイカーズ
9/19(火)初日 ＠ STAR PINE'S CAFE(吉祥寺)
18:30開場／19：30開演 芝居120分 ﾐﾆﾐﾆﾗｲｳﾞ15分
一見強面に見えるけれど､案外(笑)シャイで小心者のナイスガイ､
｢首藤健祐さん｣が立ちあげたユニット｢東京ハートブレイカーズ(THB)｣で
2014年2〜3月の『チルドレン』に続き、
続編『サブマリン』を演るという。
原作は、やたら複雑な伏線を張り巡らし
ラストでバタバタッ！と収束させる名人､伊坂幸太郎。
伊坂作品、初めに『フィッシュストーリー』を演ると聞いた時、
あれをどう舞台に載せるのだろう？と想像もつかなかったけれど、
実に巧く、原作読んだ時よりスッキリわかるという舞台に仕上げてくれて以来、
THBによる伊坂作品はずっと期待し､それが裏切られたことは無い。
ということで、今公演、初めて原作未読ながら、
きっとまた巧く作ってくれている､と期待して出掛けた。
会場はTHBのホームグラウンド STAR PINE'S CAFE 。
吉祥寺の小さなライヴハウスである。
ここの椅子、なんだかとても座り心地わるいのよねぇ〜
会場としては､舞台が至近で、通路も通り抜けてくれたりして
私のように芝居以上に役者を観たい人間にはサイコーなのだけれど…
今公演､
今､大人気のお若いイケメン俳優3人(私は知らない)が出演とあって
珍しく、指定席。
思いのほか良い席でニンマリ。
物語の舞台は、罪を犯した少年の更生を目的とする家庭裁判所。
『チルドレン』で登場した､
ヤル気が全く見えない家裁調査官｢陣内｣(首藤健祐)と
陣内の部下｢武藤｣(岡田達也)は､今､大きな2つの案件を抱えていた。
1件は、無免許で車を運転し人をひき殺した少年｢棚岡佑真｣(白又 敦)。
1件は、天才ハッカー少年｢小山田俊｣(岩 義人)。
棚岡は
交通事故で両親を亡くし、また、親友を亡くした過去がある。
そんな彼がなぜ無免許で車の運転などしたのか？
なぜ、死傷事故など起こしてしまったのか？
小山田の協力を受け、
過去に深く潜り探っていくと…
正にサブマリン！
潜らなければ解からなかった事件の真実。
陣内は、何がどこまで解ってソーしたのか？
何も考えていないのにソーなったのか？
東奔西走した武藤には結局わからないのだが…
13人の俳優(登場人物は26人)で2時間の舞台。
多数の人物が複雑に絡んだであろう原作をここまで凝縮するのは
どれほど大変な事だっただろう？
原作を削りに削り、幾度も、脚本に伊坂さんのダメ出しを受け、
そしてできた舞台『サブマリン』
丸2時間､岡田さんは出ずっぱりで物語を流していく。
で、反則技の秘密兵器が､ナマ盲導犬とナマフレブル
お稽古から参加していたとのこと。
本当にかわいいぃ〜〜〜っ！
彼らは、芝居､なんてわからないから、健気に一生懸命
自分の役目を務める。
ラスト、ライヴで盛り上がる舞台は本当に楽しいのだけれど、
あの大音量の場に、犬を居させるのはどうだろう？
それでなくともヒトの何倍も精緻な犬の耳。
実は私でも大きいなぁ〜〜と思う音。
犬にはツライんじゃないだろうか？
まぁ、アイメイト協会さんが付いているから大丈夫なんだろうけれど…
それでも素敵なライヴ。
岡田さんの歌が、
旅の後､達也ロスになっていた心を潤してくれた。
＜初日の打ち上げ＞
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