ちょっとネタバレあり
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平日の朝1番なので、観客は俺を含めて中高年男性6名だけ。
戦前から戦中戦後へのお話。場所は広島隣の軍港=呉。
話は、うーん、わかり難かった。
場所と時間が固定されているのか動いているのか、しばらく見続けないと理解できなかったのが大きいかな。
原作を忠実に映像にしたためか、主人公すずの表情から気持ちをわかることができず、セリフとのギャップに違和感を感じまくり。驚いても絶望しても喜んでも、同じ顔なんだもの。
そのすずがどうやって、どうしてその感情にたどり着いたのかは、これは複雑だ。
原作には描かれているけど、映画では過程をはしょった?
何度か見ないと理解できないだろうなぁ。
当時の生活や風俗はよく描かれていました。食べ物がなくなってゆく様も。
それを知っている(俺以上の高齢者)のと知らない(若者)のでは、感じ方も違うのだろうね。
そして今のアニメーション技術には驚いた!
すずがスケッチをするのだけれど、キャンパスにだんだんと線画が出来上がってゆく過程で、鉛筆の線が延びて行く様が、それが着色されてゆく様が描かれていて、びっくりしました。どうやってアニメが作られているかを知らないと不思議にも感じないところなんでしょうけどね。
暗いし絶望的だし明るい未来はないけれど、忘れてはならない70年前の話。
で、あの籠を背負った大男はなんだったんだい?
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