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2016年03月16日12:25

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山本周五郎人情時代劇

「山本周五郎人情時代劇」
最終回「めおと蝶」最終回で泣かされたなと。無愛想な夫と子供のいる妻の元に初恋の男が逃げ込んでくる。藩の悪を正すという男を妻は匿い心が揺れるが。夫の不器用さを理解する些細な出来事もあり。意外な展開と結末。初恋の男に「あなたと違い欲しいものを欲しいと言えない人」と追放される夫に寄り添う。初恋の男は男前で夫は違うところもいい。普通なら、特に女性作家なら男前の初恋の男に靡く話になりそう。
冒頭からの予想とは思ってなかった展開になり、でも納得のできる結末に着地する。善悪で判断しない人によりそれぞれな人情の複雑さが面白かった。ある意味やはり謎解きでもあるし話の先の読めなさがミステリー。
囲った娘の神になりたい男の話、素性を隠し実子の乳母になる遊女の話、盗賊と侍の同居の話、色々印象深かった。
次回のシリーズは「男と女のミステリー時代劇」多岐川恭原作。

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