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2015年09月14日22:18

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「アイデアは仲間である」『アイデアを10倍生む考える力』齋藤孝

 文章を理解している状態とは何だろうか。それは、誰もが分かる言葉に置き換え、具体性を持って説明できる状態である。具体的に説明できるかチェックしよう。思ったよりも難しいはずだ。文章を理解することは、簡単ではないのである。

 とくに抽象的な文章を理解するとき、具体性のチェックは威力を発揮する。具体と抽象を行き来できるようになれば、考える力を大きく増すであろう。

 「○○は××である」という命題を立てよう。考える推進力になる。このような命題を立てれば、それを証明するために、必死に頭を使うことになる。

 とくに、普通は結びつかないような二つのキーワードををタイトルとして結びつけると、独創性のある文章を書くことができる。この一見無茶な命題でも、案外直観的な判定を論証できるものだ。こじつけから新しいアイデアは生まれるのである。

 アイデアは全く無から創造できるものではない。アイデアとは、あるものをどのように活用するかというアレンジ力からうまれている。もとになる材料が必要なのだ。

 たとえば、あるテーマについて、それに関する具体例を3つ挙げるとしよう。つねに具体例をあげるとレーニングをしていると、考える力がかなりつく。考えるときは、抽象的になりがちだからである。

 こじつけや具体例によって、似たアイデアが結びついていく。その過程で、新しいアイデアはうまれ、考える力がつくのだ。
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