北村薫「太宰治の辞書」新潮社
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時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。
芥川の「舞踏会」の花火、太宰の「女生徒」の�爛蹈灰確鼠�〞、朔太郎の詩のおだまきの花…その世界に胸震わす喜び。
自分を賭けて読み解いていく醍醐味。作家は何を伝えているのか――。
編集者として時を重ねた《私》は、太宰の創作の謎に出会う。
《円紫さん》の言葉に導かれ、本を巡る旅は、作家の秘密の探索に――。《私》シリーズ、最新作!
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北村薫さんの《私》シリーズ最新作です。
小説新潮で1篇だけ読んでいましたが、本にまとまったのでさっそく。
今回も作家の謎をめぐる話です。題材は、芥川、太宰、朔太郎、などなど。
大学生だった《私》も編集者となり母親になっています。
円紫師匠も登場します。円紫師匠は60代、鈴本演芸場の夜の部のトリを務めているという描写があります。
今の落語家さんだとどのあたりの人になるのかな。
加藤実秋「風が吹けば」文春文庫
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EXILEとPerfumeが好きな今どきの高校生・健太は、ひょんなことからタイムスリップ。
行き先は、ボンタン・ロンタイ、「金八先生」「ハイティーン・ブギ」、松田聖子にチェッカーズ―ちょっと懐かしい、あの時代だった。
少年たちのトラブルに巻き込まれ、恋にケンカにフル回転。
『インディゴの夜』の著者が放つ傑作長編。
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2009年の高校生が25年前の84年にタイムスリップするという話です。
松田聖子とか岡田有希子とかといった80年代のアイテムが懐かしいです。
過去の親世代の高校生たちと友人になり色々と事件がおきます。
加藤さんは66年生まれだそうなので、自分自身の高校時代を描きたかったんでしょうね。
なかなか面白かったです。
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