金魚屋古書店16/「哀しみ」という感情

芳崎せいむ「金魚屋古書店16」

相変わらず面白かったです。
IKKIが休刊になって連載は終了してしまったので、17巻は描き下ろしで刊行予定だそうですが、このままフェイドアウトしてしまうかも。終わらせてほしいですが。

岸田秀「「哀しみ」という感情」新書館

------------
「9・11テロに遭ってアメリカが思い出したのは、原爆投下ではなく真珠湾奇襲であったということは、アメリカがどういう国であるかを如実に示している」―国際問題から日常生活まで、本能が壊れてしまった動物=人間の歓びと哀しみを浮き彫りにする岸田秀最新エッセイ集。
------------

心理学者の岸田秀さんのエッセイ集。2008年に刊行された本です。
最初の「ものぐさ精神分析」から読んでいますが、相変わらず岸田流唯幻論は面白いです。
この本では国際問題に関する文章が印象に残りました。
その後も本が出ている様なので読んでみるかな。