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2011年07月02日14:55

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【東日本大震災】南三陸町ボランティア活動2011年6月(3)

 この日も大雨警報が発令された雨の降り続く日であった。宿舎からベイサイドアリーナへの道の途中に北上川があるのだが、増水して川面が周辺の田んぼよりも高くなっていて洪水警報も出ていた。

 そんな雨の中でも屋外作業は行われる。27日はカフェに使われているテントの移設作業に従事した。

 ここで、南三陸町の位置と様子が『Google MAP』にあるので、その移設元と移設先とを合わせて紹介する。この航空写真は震災後である。

 南三陸町の拠点であり『災害ボランティアセンター』がある『ベイサイドアリーナ地区』

 この航空写真はどうやら4月の私が最初に南三陸に入った頃の様だ。拡大すると中央のベイサイドアリーナの左側に森に近いところで青いテントが4つ田の字に並んでいる場所があるが、そこが『災害ボランティアセンター』の場所である。その田の字に並んでLにテントの一つで「受付」をしていた。この写真もいずれ差し替えられるのだろう。
 移設するテントはベイサイドアリーナの南にあったが、4月にはなかったので、この写真にもまだない。

 移設先は『歌津老人福祉センター』の前である。このセンターに4月に滞在していたので、お馴染みの場所であった。
 
 この二か所を結ぶ道を4月には毎日往復していたのだが、写真の様にすべてが津波で破壊されているのだ。

 話を戻して、カフェのテントについて。このテントは『国境なき医師団』が被災者等の安らぎの場として運営していたカフェ『あずま〜れ』(あつまーれの訛)で使用していた物である。
 それを南三陸町社会福祉協議会がテントと用具一式を譲り受けて、場所を変えてカフェを続けるので、移転作業を行った。
 
 机や椅子を運び、テントを畳み、また設置するのだがレインコートを着ていても濡れてしまう雨であった。
 それでも、作業参加者は初対面にも係らず、手分けして作業を行っていた。また、設置では元のテントとは張り方を変えた。これは新しい場所にはあずま屋風の藤棚とベンチがあるので、それを活かしたオープンカフェ風にするのを作業者が思い付いたからである。
 このカフェは『南三陸町災害ボランティアセンターかわら版』にも紹介されている。また、『JHP・学校をつくる会』の『南三陸町活動レポート』(6月27日)には私が報告を書いた。
 『南三陸町災害ボランティアセンター ブログ』のカフェレポート

 テント移設のボランティアの中に仙台市の職員がいた。仙台海岸部の彼の家もやはり津波被害を受けているのだが、家の片付けに目途がついてボランティア活動をしている。しかし、家周辺の作業ではボランティアにはならないので、南三陸に来ているのだ。市職員ならではの事情が想像出来る。

 この日はこの一件でボランティア活動を終えた。
 ボランティア活動は原則9時〜16時となっている。夏になって時間が伸びるかと思ったら同じだったのは、いろいろ制約があるそうだった。
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