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2008年12月29日16:09

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旅行記(73:鈍行北上ツアー<5>: 小樽天狗山YH)

[行程]
池田園→森→長万部→小樽→小樽築港→小樽 (2回乗り換え,小樽築港から戻る)

全員集合の朝食スタイルを終え、自分以外の人達は早々と宿を後にしていった。
(バイクや函館方面の列車)
自分だけ唯一札幌方面の列車だったため、宿内でのんびりとくつろいでいた。
その内、朝食の時から流れていた環境音楽が止まり、
いきなりブリーフ&トランクスの曲(「青のり」)が流れ始めた。
ペアレントさんのお気に入りなようで、この曲に合わせて館内清掃を始めていた。
明らかに残っているのが場違いになってきたので、早めに駅へ向かうことにした。
(追い出されたわけではないが…)
 
駅へ20分も早く来てしまったのだが、駅前に何かあるわけではないので、ひたすら待つことにした。
砂原周りの列車に乗り、森駅まで進むことになった。
森駅といえば「いかめし」なのだが、
列車の接続の関係で駅弁を買う時間すらなく、無情にもすぐに長万部行きの列車が発車した。
一応2両編成なのだが、乗っている人達は18きっぷ関連の人または、通院しているお年寄りくらいであった。
普段ならばガラガラであろう。
一時間程で長万部駅に到着した。
 
特急ならば室蘭経由なのだが、鈍行経由のため山線経由となる。
今まで特急で通過する際に何度も長万部の駅を見てきたのだが、付近にこれといったものが全く無い駅である。
駅弁の「かにめし」を買おうと思ったのだが、駅弁すら売っていない状態である。
鈍行発車直前に、ようやく駅弁を売り始めた。
この駅の近辺には気軽に食事を取れる場所がないため、必然的に昼食は駅弁の「かにめし」となった。
50分程乗り継ぎのため長万部駅に留まり、ようやく小樽行きの鈍行が出発した。
 
この時点で乗っている人は、18きっぷ以外の人はほとんどいない状態となった。
普段列車に乗る人など皆無なのだろう。
動き出した列車に合わせて、駅弁を食べ始めた。
食べ終わった後は、羊蹄山近辺では眼を覚ましていたのだが、然別くらいまではほとんど眠ってしまっていた。
ようやく目覚めた頃、近くに座っていた人が話し掛けてきた。
明らかに自分自身がバックパッカースタイル丸出しの旅行者な事もあり、気になっていたのだろう。
その方は「小樽に来たのならマイカル小樽に行った方が良い」との事。
小樽からそのまま宿へ直行しようと思ったのだが、その人の助言により予定を変えてマイカル小樽(※1)まで足を延ばした。
 
小樽の町に相応しくないとても大きなショッピングセンターである。
テナントで目立ったのは西部警察関連の石原プロと吉本のお店だけで、他はこれといったものが特に無かった。
 
再び小樽に戻り、明日の行程に必要なきっぷを手配(※2)し、今日の宿へ向かうことにした。
道に迷うのも嫌なので、バスで向かうことにした。
天狗山とは聞いていたが、本当に坂道を延々と登っていった。
小樽天狗山YH(※3)は名前の通り、天狗山ロープウェイの真下にあった。
チェックイン前に、
明日の朝は早く出なければいけないためバスの時刻をチェックすると、バスでは間に合わないことが判明した。
「悪夢である。」
7時までには小樽の駅に着かなければ行けないので、
6時前には宿を出て、この坂道を延々と下っていかなければならなくなった。
 
…と言っても仕方ないため、宿へチェックインすることにした。
バス停から宿までもさらに急な坂道が続いていた。
小樽という地の利から、バイクの人がたくさん集まっていた。
その人たちに挨拶をした後に、チェックインすることにした。
 
チェックインしてベッドに行って見ると、大広間のタコ部屋である。
まあ、眠れればいいので気にはしないし、朝も早く出てしまうので気にもならない。
運良く壁際のベッドが余っていたので、占領することにした。
朝早く出なければいけない事もあり、バックから出す荷物は最小限にした。
 
山の上で、下っていく足も無いので早々と風呂に浸かることにした。
そうすると、先程挨拶をしたバイク乗りの人と再会した。
よくある旅先での初対面の挨拶をしたあと、何となくノリで「天狗山の展望台」へ行こうという事になった。
夕食を取った後、天狗山展望台へ一緒に出かけることなった。
一緒に来たバイク乗りの人は、明日の朝便のフェリーで北海道を出るらしく、想い出を残しに来たとの事。
 
函館山から見る夜景とも異なり、
小樽の町並み+日本海の黒い海辺が見える、変わった夜景であった。
また遠くに札幌町並みがぼんやりと見えるのも、結構変わっているところであった。
 
宿へ戻ると、明日の市場ツアー(自転車で市場に魚介類を買出しに出かけ、YHへ戻ってきて食べるツアー)の募集をしていた。
哀しくも、明日は朝早くに宿を出なければいけないため、泣く泣く断念した。
(当初の計画よりも、きっぷを先に手配してし終えてしまったため)
明日の朝は早いため、早々と就寝した。

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旅行記: 2000/8/17 Thu.
写真: 小樽天狗山からの夜景
   YH前からの小樽港(夜景と同アングル)
   小樽天狗山
夜景以外は、翌日早朝に撮影
 
※1
この旅行から帰ってきてすぐに営業不振で閉鎖された。
現在はウイングベイ小樽
 
※2
8時間コースを歩く日を8/19と決めていたため、明日の8/18には礼文島まで着かなければいけなかった。(理由は旅行記69参照)
そのため必然的にスーパー宗谷1号に乗らなければならなかった。
また移動旅費を節約するために、
当時、JR北海道が発行していた"YOUNG GO GO CLUB"に加盟し、普通運賃を45%割引にした。
現在同じ割引制度は「悠遊旅倶楽部」に引き継がれている。
若者向けは「Railmate」に引き継がれたが、片道運賃割引制度は無い
 
※3
後年、ペンションスタイルの「小樽ヴィラ・マウンテングYH」をすぐ近所に開設した。
数年ほど併設状態だったが、小樽天狗山YHを廃止して、現在に至る
ただし建物自体は現存しており、合宿向けの「小樽天狗山本館」として機能している
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