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2023年10月15日15:00

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週報(23/10/09〜) J-PARC(大強度陽子加速器施設)

10/1(日)

もともとは9/23(土)に行われるKEKの一般公開へ行こうと思っていたのだが、夏バテが激しかったことで躊躇していた。
X(旧Twitter)を見ていると、東海村にあるJ-PARCの一般公開が10/1にある事が判明した。
以前KEKに行った際に、ニュートリノ実験施設がJ-PARCにあり、飛騨市神岡にあるスーパーカミオカンデに向けてニュートリノを発射している事を聞いていた。
こちらも久しぶりの一般公開らしいので、予定を変更して東海村へ行く事にした。
10/1ということで、JRときわ路パスが使えるようになり予定より格安で移動できる事も後押しした。
 
「ときわ路パス」を買わなければならないため、取手駅で一旦下車しなければならない。
そのため、鈍行を乗り続けて東海駅まで移動した。
東海駅から徒歩5分程の所にあるJAEA(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)本部に一旦集合する必要がある。
この場で身分証明書のチェックを行い、無料バス(チャーターしている茨城交通バス)に乗りJ-PARCへ移動する必要がある。
物々しいガードが為された原子力施設の規制エリアの中に入り、施設に到着した。
今回「施設の外観撮影」が禁止されている。(売店エリアの着ぐるみ程度は良いらしい)
逆に施設内はいくらでも撮影可能である。
 
今回はJ-PARC施設の元になった「リニアック」の見学ツアーも運良く参加できたので、一石二鳥となった。
加速器のビーム上流部分、直接330mの加速器も見学できた。
他の施設でも行ってほしいのだが、説明をワイヤレスイヤホンで聞くことが出来るというのが非常に便利だった。
施設内は音の反響が激しく、説明員の人から少しでも遠くなると全く聞こえない。
この事が無かったことで、少しよそ見して他のものを見ていても問題なかった。
施設の方からは「禁止エリアに入ると放射線が高い場所があり危険」との事。
地味なところで、壁に触る事が意外と危険らしい。
 
地下にある加速器のリングエリアも少しだけ入る事が可能だった。
こちらではガイドツアーに参加しており、詳細な説明を聞くことが出来た。
話の際にさらっと出ていたのは、東日本大震災の際に建物が一部壊れてしまったらしい。
コンクリートの継ぎ目に段差ができているのは、地震の影響との事。
加速器はミリ単位で補正が必要なため、全て高さを調整し直したとの事。

他の施設も見て回っているが省略する。
ハドロン実験施設で、ニュートリノの詳しい説明を聞いておいたのが、後々役立った。
 
今回の最終目的である、ニュートリノモーター棟へ行ったのは、施設めぐりの最後になってしまった。
(他の施設で施設見学の時間を入れてしまい、タイミングが合わなかったため)
目的である「ニュートリノ発射施設」も見る事が可能だった。
施設建屋に垂直な穴が掘られており、地下数10mに発射施設がある。
こちらまで行く事はできず、地上から写真を撮影するだけに留まった。
地球が球体である事が理由で、地下にないと神岡まで真っすぐな直線を向けられないことかららしい。
http://j-parc.jp/c/OPEN_HOUSE/2020/neutrino.html
 
ここまで食事を取らず、見続けていたのでかなり疲れてしまった。
さらに日曜日ということもあり、長居し続けると翌日からの仕事からに響くため、帰り電車の乗継が良い15時に出発した。
 
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写真: リニアック加速器ビーム、加速器公開エリア、ニュートリノ発射施設
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