mixiユーザー(id:8516077)

2021年11月20日22:20

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ケア不足

呆れるほど全身が硬い!

男性  70代半ば
主訴  背部痛・腰痛・耳鳴り・頻尿(夜中に2時間に1度トイレに立つ)
職業  現在は定年退職して家庭菜園(過去に科学の教諭)
    過去に、私の母校(中学)の教諭を務められた事がある(昭和54年〜)
    私は、昭和39年に卒業しているのでお会いした事は無い

側方からの視診で肩関節中心から耳孔が前方に大きく離れており、Oーリングテストで適切なマクラの指導を行う。何処の家庭にもある中判のタオルを使い後頭骨と頸椎を支える事を勧める。
仰臥位の触診で項靱帯の上部に痛みがあり、これを取り除く。
頸椎左右の動きは全く無く、この施療は次回行う事にする。

人体の特性はご存じ無いようで頸椎から腰椎まで可動性は無い。
触診で腹部の硬直が認められ頻尿は致し方ないが、腹部の痛みを取り除き内臓のフイルターとしての機能回復を目指す事にする。

全身の触診後、腹臥位で肩甲骨から胸椎・腰椎までの最長筋の弛緩を行い、仙腸関節の動くも悪く仙腸関節・臀部筋の硬直を解除。
     (患者参加型ではなく患者主導型の施療になる)

腹臥位の姿勢から左足首に捻挫が認められ、患部に消炎鎮痛剤を使っても無駄に終わる事の理由を話し、捻挫部位の緊張が上部に伝わっている事を説明して施療する。
古い捻挫の跡であろうから足部骨格の変形も考えられ、暫く安静と左足部への負荷が加わらないように注意する事をお願いする。

この年代は健康は授かりものと思っている節があり、今の教職課程に進んでいる学生も同じであろうと考えられる。
子供達を指導する立場の者が、健康に対する考え方を持ち合わせていなくては将来を危惧し、学びそのものを見直す必要がある。
職はリタイアしており、時間にゆとりが有るので4日に1度お出でいただく事にする。
次回は23日(火)、骨格の動きを出すようにすれば、背部痛も腰痛も無くなるし、不眠も解消する。


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