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2021年06月03日13:00

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仲間関係の問題

全ての人間の遺伝子の99%以上は共通・同じものである事が科学的に証明されている。心・意識の事はまだ科学的に未解明だから、遺伝子がどこまで心に影響するかは判らないが、人間を仲間と仲間でくくることはできないはずなので、今のイスラエルとか、昔のナチスや十字軍戦争などはおかしいわけである。これからの医学が証明するかもしれないが、以上に限らず、遺伝子に反する事をすると誰でも身体や精神、脳が不調になり、病気にもかかりやすくなるのではないか。


  仲間意識とか構成員が仲良くすことをすると、国家、軍隊、会社、施設、療養所、福祉団体などは管理者にとって、管理がしやすくなるわけである。また、一時的に孤独感が感じられなくなるから、構成員のかなりも支持した場合、仲間関係はいったんは成立する。他の人たちと区別も生まれる。でも、以上のように科学的な根拠はないから、何かのきっかけですぐ消えるようだ。仲間意識は幻想に過ぎないわけである。また、管理者は権力者になりやすい。管理者が何かの命令を出せば、権力者になるわけだから。

  「隔離の文学・荒井裕樹著・書葎アルス」には、昔の元患者が療養所内で大家族、つまり、仲間意識を持つ事を強いられたとあるが、確かにそれは管理者が管理しやすいわけだから。個室もない昔の高齢者・障碍者施設も、強制はなかったかもしれないが、やはり、大部屋では同じだし、それでストレスが増えて、病気やウツ、精神病になる例も多かったと思われる。

  「統合教育から仲間意識を作り、障碍者福祉推進」を唱えた人たちは福祉会の役員で、会員を管理する事をしていた。管理意識からそのような発想が出てようだが、健全者が障碍を持つ人たちに仲間意識を持つ事はあり得ない。見掛けも違うから。あるいは、聴障の場合は手話で、言葉も違う。例えば、韓国語を話せない在日韓国人が韓国に行っても、言葉が通じないから日本人扱いされるとよく聞くが、それと同じで、言葉の問題は大きい。学校は逆に仲間関係を緩くして、学年が違う人たちとも交流させた方が障碍児も入りやすいものになるわけである。障碍児の能力も伸びると。

  YMCAの会報に「牧師は管理者になるな」という自戒の牧師の文があったのを思い出す。教会関係でも深刻な問題になっているようである。僕もキリスト教系のキャンプで、教派の違う人同士が互いに「あなたのやり方はインチキよ」と信仰の件で激しいケンカをしているのを見た。何かと。一人一人納得いく信仰ができれば、それでいいのに。同じやり方をして、仲間になろうとする必要はないのに。おかしかった。

  無論、仲間関係は広がりはない。幻想だから寂しいわけでもある。一番大切なのは、外向きの性質を持つ愛だが。それを人類の遺伝子も求めているようである。科学的に見ても愛は大切である。


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