「青天を衝く」
慶喜に使えることになり、篤大夫の名を平岡から貰った栄一。よく考えてくれた風の名前だが爺みたいと不満。出張先では優秀さを発揮、西郷隆盛と鍋を食う。目まぐるしく情勢がかわり、緊迫感ある政治側がとても面白い今作。幕末動乱の中心に主人公も入ることに。
「青天を衝け」池田屋エピソードが来たので娘も呼んだけど娘そのまま視聴。堤真一演じる平岡さんが予告どおりに。いいエピソードの連続で着々とフラグを立てていた。草��くん演じる慶喜は高貴な雰囲気で、飄々とした平岡と慶喜コンビがとても良かった。彼との最後の会話が実に趣深い。
『半径5メートル』
週刊誌のゴシップ記事班から生活情報班に移動になった主人公。飄々とした先輩の下で、表層の事件から目線を変えて掘り下げる大切さを知る。ゴシップ記事がエースというのは週刊誌ならではか。脚本橋部敦子さん、演出は映画監督の三島有紀子さん他。
「今ここにある危機とぼくの好感度について」
主人公含め謎の虫刺されで熱が出る症状が続出。研究室から逃げた虫が原因らしいが大学は黙認しようとする。これは風刺じゃないかと娘と同意見。果たしてドラマの中では大学主導の次世代科学技術博覧会は開かれるのか。
最終回。次世代博に固執する大学理事達の考えを変えられない。しかし主人公は総長に訴える。現代社会どころか今現在のいい風刺だった。今を風刺するのはオリジナルドラマならでは。解決法も提示してたかな。主催者から降りても別のとこが主催するという道もある。喜劇を纏った明らかな暗喩。最近風刺物はとんと少なく珍しいくらい。でもそれを自由に描ける国であるべきで、暗喩だからこそ客観的に考えられることもある。可能な方法の提示や見えないから恐れがちな未来の提示もできる。手塚治虫は漫画の本質は風刺と。
『ミステリと言う勿れ』
実写ドラマ化！月9で2022年1月放送。主演菅田将暉は地毛でアフロに。演出は松山博昭さん。「信長協奏曲』『鍵のかかった部屋』『LIAR GAME』の演出。「トレース科捜研の男」「失恋ショコラティエ」「ビブリア古書堂の事件手帖」と月9の変化球路線のエースみたいね。脚本は相沢友子さん『鍵のかかった部屋』など多くの作品でタッグ組んでる。
原作はほぼ会話劇なので、会話を面白くて見せる作風と合ってる。男性は徒党を組むが女性がいるとできないとか、殺人の是非への答えや、虐めで排除するすべき側など、原作の余談が楽しみ。
古畑任三郎フジで再放送めでたい。全部録画持ってるけどテレビでやると気になるね。桃井かおりさんの走る第一シーズンの「さよなら、DJ」やらないかしら。
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