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2020年03月03日14:07

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今、世界で起きつつある事

もちろん、新型コロナ・ウィルスの世界的流行である。それを巡り、世界の人々は恐れていると伝えられている。医者ではない僕が、医学的な事は書けないが、それでも毎日、様々な視点から見ているわけである。これだけ科学が発達し、このウィルスの遺伝子構造も把握されているから、やがては特効薬もできると思うが、仮にこのウィルスが撲滅されても、世界は2019年以前の状態には戻らないと僕は見ている。何故なら、世界の歴史を見ると、世界的な大事件の後は必ず「歴史の流れ」が変わっているからである。中世末のヨーロッパのペストはそれまでの封建領主や教会絶対体制を揺るがし、ペストが収まった後も中世社会には戻らなかった。18世紀末のフランス革命とその後のナポレオン戦争はヨーロッパ社会を変え、ナポレオン死後もそれ以前の状態には戻らなかった。1929年の金融大恐慌、1985年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故など、例はいくらでもある。ならば、すでに感染が全世界に広まり、更に広まりつつある今回の件も以上挙げた歴史的な事件と同じか、それ以上に世界を変える様子が強いだろうし、その前の段階として、各国の政治・経済・医療・人心などの矛盾がすでに明らかになっている。特に、貧富の差が激しく、医療体制も整わない国々で感染が拡大したら、どうなるか?という問題は誰でも判る事になった。気が付かされたわけである。そのような国々の貧しい人たちは、今までは単なる風邪でも医者にもかかれず、栄養や暖房状態も悪く、そのまま悲惨な死を遂げていたわけだし。医学以前に、政治経済の問題だったし、日本みたいに医療が行き届いた国々も、そのような国々の問題には無関心過ぎたと思う。それに多くの人たちが目を向ける。改善の一歩はそのような事だから。


  ただし、未来が見える訳でもなく、歴史が変わる事は判っていても、具体的にどのように変わるかは、僕にも判らない。変わるならば、世界中の人たちが「同じ人間」という広い心を持ち、助け合う世界になって欲しいと。貧富の差の原因が経済格差を生む社会構造ならば、その構造も変わってほしいし、変わらなければならないだろう。以上挙げた歴史的な変化の一つに「1929年の大恐慌」があるが、その後、世界は国家エゴ、民族エゴが蔓延し、国別の全体主義も出て、第二次世界大戦になった。その繰り返しだけは、御免である。

  最後に、本当に恐ろしいのは国家・民族エゴや戦争、経済格差であり、「贅沢さえすれば幸せ」という物質的な価値観であり、ウィルス自体ではない事を述べておく。今回のウィルスも、ご馳走を食べつくした人たちがより贅沢な食べ物を求めて、特殊なネズミの肉を求めてのものだったわけだし。そのような生き方は誰とも心つながないから、絶対孤立であり、実際は一番不幸な生き方でもあるわけだが。

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