小説家とyou tuber

昔は人への意思を伝えるのは文字が大きな役割を果たしていた。通勤電車に乗っても文庫本を読む人、新聞を読む人、中づりを見る人、しかし、今はスマホを見る人がほとんどだ、スマホで小説を読んでいる人がいるかもしれないが、ほとんど画像や動画を見ている。若い人の成りたい職業にyou tuberが一位になった。文字文化から画像文化への変換点を超えた感がある。小説は人生を語れるが短い映像は人生を語るのには無理がある。物事を時間をかけて考える時代から、瞬間の感覚が物事を決める時代になってきた。どちらが良いかわからないが、今の私には小説家の重さが心地よいように、これからの時代は見た目の一瞬の感動に重きを置く時代に代わっていくのだろうか、もうしばらくすると価値観の違いが歴然と現れる時代が今そこにある。