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2018年11月22日22:45

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「ヴェノム」

「マーベル史上もっとも残虐なダークヒーロー」と言うキャッチコピーだったが、少なくともこの映画ではそれほど残虐ではなく、むしろちょっといいヤツであった。

サンフランシスコのエディ・ブロックは鋭い切込みで取材し、テレビ番組でも名物コーナーを持つ人気のフリージャーナリストだった。
だがあまりにも諸悪を暴くことに執着して、テレビ局から依頼された提灯持ちインタビューでも相手の悪を暴くための質問をしてしまい、お払い箱になってしまう。
しかもエディの婚約者はそのテレビ局の弁護士だったが、彼女も煽りを受けクビになってしまう。
もちろん婚約は破棄され、エディは仕事も彼女も失う事になってしまった。

その頃、東南アジアに地球に帰還中だった宇宙探査船が墜落する。
その探査船は極秘でシンビオートと呼ばれる宇宙生物のサンプルを採取していた。
探査船を作ったのはサンフランシスコに本社があるライフ財団、エディはこのライフ財団の取材で、財団が人体実験をしているのではないかと切り込み、お払い箱になっていた。
だが実際には、やはり財団は人体実験を行っていた。
ライフ財団のトップであるドレイクはマッドサイエンティストで、宇宙から持ち帰ったシンビオートと人間を融合させ、宇宙空間でも耐えうる新人類を作り上げようとしていたのだ。
だが探査船が墜落したとき、シンビオートの一部が逃げ延び現地の人間と融合してしまった。
そしてその融合体は、サンフランシスコを目指していた。

半年後、落ちぶれたエディはある研究員からの調査の依頼を受ける。
依頼をしたのはライフ財団の研究員ドーラだった。
ドーラはシンビオートの研究チームの中核であったが、ドレイクのあまりにも過激な考え方に不安を感じ、この事を世間に知らせるためにエディに連絡したのだ。
エディはドーラの話を受けライフ財団の研究所に忍び込むが、彼自身がシンビオートと融合してしまう。
通常、シンビオートと融合した人間は拒否反応を起こすのだが、なぜかエディはすんなりシンビオートと融合してしまう。
そして桁違いの身体能力を身に着けることになった。

元々はスパイダーマンのヴィランで、旧スパイダーマンシリーズでは「3」で登場していたようだが、正直あまりよく覚えていない。
スパイダーマンのヴィランでまず思い出すのはドクター・オクトパスで、次はゴブリン、最後にエレクトロと言った感じだ。
正直ヴェノムの印象は薄い。
しかもこの映画では主役のため、そこそこいいヤツになっていた。
ハッキリ言って憎むことができないキャラである。

映画としては、いい意味でも悪い意味でも典型的なマーベルヒーロー作品で、期待以上でも以下でもなかった。
ただ、たぶんこの後新スパイダーマンシリーズに登場して、さらにはアベンジャーズシリーズにも登場するかもしれない。
そう言う意味では押さえておきたい作品だ。


136.ヴェノム
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