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2018年09月29日17:52

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臨時子育て日記と「ヒトラーへの285枚の葉書」「灼熱の魂」「残像」映画「ドリーム」「光をくれた人」「大いなる遺産」

「ヒトラーへの285枚の葉書」
二次大戦中ドイツ。息子を亡くした老夫婦は政権批判のカードをこっそりばら撒く抗議活動を行う。ゲシュタポの刑事はプロファイリングして事件を追うが誤認逮捕で悲劇が。夫婦は逮捕処刑されたが彼らの悲しみを否定はできない。カードは警察にほぼ届けられた。自分だけが彼らのカードをすべて見たと刑事は命を絶つ。ラストも含め主人公は刑事だったのかも。原作小説は「ベルリンに一人死す」

「灼熱の魂」
双子の姉弟が母親の遺言の手紙を渡すために見知らぬ兄と父を探す。探索と母親の人生が交互に映される。母親は内戦の国で子供と引き離され、暗殺者となり投獄され獄中で看守の子供を産む。探索で兄と父は同じ人物であったと知る。看守は母親の子であり、知らずして母親と交わり姉弟は生まれた。姉弟は母の手紙を彼に渡す。暴力と許しの話。オイディプス王が下敷きかと思われる。神話的構造。監督脚本ドゥニ・ヴィルヌーヴ、原作はワジディ・ムアワッドの戯曲「焼け焦げるたましい」

「残像」
アンジェイ・ワイダ監督の遺作。前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの話。ソ連の影響下のポーランドで社会主義国に抵抗し、表現の自由を唱えるが、弾圧され大学の教職を追われ、配給もなく困窮する。娘や生徒達が彼を慕うのが救い。シビアなテーマを映画として面白く安定して見せる。アンジェイ・ワイダ監督の映画は人間をしっかり描いていて絵も綺麗で話の構成も見やすい。娯楽作品を作れる力があると思えるけど作風は権力への抵抗。枯れずに遺作までも戦い続ける人を描いていたんだなと。表現の自由への弾圧と戦いは今だある。

映画「ドリーム」
NASAで計算手として配属された黒人女性が、人種差別的な環境の中で、能力を買われ地位を上げて仲間も育てる奮戦記。実際はNASAは人種差別はなく彼女は既に工学学位取得済。おそらくNASAの前身であるNACAに彼女は配属されてたので、その頃の出来事も組み入れられているのかも。

「光をくれた人」
子供のいない灯台守夫婦。父子がボートで漂着、父は死亡しており赤ん坊を自分たちの子供として育てるが、母親の存在を知った夫は苦悩し、届け出て夫は罪を全て被る。娘が懐かず実の母親は悩み恨むが夫の言葉を思い出し、父親が投獄後娘を返すと約束。だが妻も夫を思い罪を告白し投獄される。成長した娘は妻の死後夫に会いに来る。罪と許しの話ステッドマン著『海を照らす光』原作、デレク・シアンフランス監督・脚本

「大いなる遺産」
匿名の人物から遺産を受け取り紳士になった青年。遺産の主や故郷の地の貴婦人と養女の関係など、ラストで遺産は幼いとき親切にした男で、好きな女性の実の父親と謎解き。訪問した義理の兄や遺産の主を主人公が持て余す残酷さと彼らの優しさ。懸命に働き主人公を紳士にしたと誇らしげな遺産の主。父性の話として長い話を凝縮してたかな。アルフォンソ・キュアロン監督

臨時子育て日記
娘の学校の文化祭。1日目は祖母も呼び、子供たちのチアダンスやダンスや合唱を見る。2日目には吹奏楽見たり。娘は科学部なので白衣を着て忙しげにスーパーボール作りの補助。先生と呼ぶと嫌がるので先生と呼ぶ。娘は2日とも忙しくなかなか他を見る時間がないと嘆いているので、2日目のダンスの整理券を並んで取ってあげた。ぎりぎりに駆け込んだ娘今回は見れて満足したよう。少ない空き時間にお菓子を買ったりしたよう。
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